シラバス
| 授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 生命科学Ⅰ | 2026 | 後期 | 木4 | 経済学部 | 小野 正人 | オノ マサト | 1年次配当 | 2 |
科目ナンバー
EC-IF1-341X
履修条件・関連科目等
特になし。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
<学位授与方針と当該授業科目の関連>
この科目は、現実把握力(経済学の専門知識及び社会・人文・自然科学の知識教養に裏付けられた広い視野に立った柔軟な知性に基づき、現実の経済現象を的確に把握することができる)の修得に関わる科目です。
<概要>
生物体は一つのシステムである。そのきわめて精巧なシステムを駆動する生体内外の諸要因(至近要因と究極要因)について講じる。個体と個体群レベルでの種内、種間の相互作用についても触れると同時に、様々な生命現象がもつ適応的意義を社会生物学の観点からも論考する。映像などを多用し、生物の示す行動の意味、第一線の研究者の学説に関して、具体的な例を挙げながら解説したい。
科目目的
サイエンスの方法論を理解し、それを学生生活に生かすことができるようになること。
到達目標
生命の特質を理解し、それを説明できるレベルになること。遺伝子から生命現象に至る一連の流れと、生命活動に使われるエネルギーの確保について関連づけて考える力を学修する。
授業計画と内容
1. 生命科学とは:歴史的展開と学問としての位置づけ、論理の一貫性、客観性、独創性
2. 生命の統一性と多様性:セントラルドグマとダーウィンの進化論
3. 同化作用と異化作用:太陽エネルギーの確保とそれを使える形(ATP)に転換
4. 生命の本体の探求(1):生命の本体(DNA)が究明されるまでの歴史的展開
5. 生命の本体の探求(2):ワトソンとクリック(1953)の机上の二重らせんモデル
6. 自己複製子としてのDNA:メセルソンとスタール(1958)の半保存的複製の意義
7. セントラルドグマと形質発現:遺伝情報としてのDNAからタンパク質へ
8. 鎌形赤血球貧血症と自然選択圧:進化はどう進む、遺伝物質の統一性と表現型の多様性
9. 真社会性進化のなぞ:血縁選択と包括適応度、利他行動が自然選択される条件とは
10.性選択:オスとメスの非対称性、精子競争、DNA指紋法
11.進化的に安定な戦略(ESS):動物社会にみられる協約的行動の進化
12.生命の相互作用:熱帯雨林の研究が示した「競争を越えた共生」
13.ドーキンス(1976)のThe Selfish Geneを考える
14.総括(生命科学という学問分野が人間社会に果たす役割)
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
少なくとも一冊の指定図書を通読してください。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
| 種別 | 割合(%) | 評価基準 |
|---|---|---|
| 平常点 | 100 | 授業内容の理解度を小テストなどで点数化し、評価する。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
実施しない
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
【教科書】
使用しない。資料はその都度配布します。
【指定図書】
R.ドーキンズ『利己的な遺伝子』紀伊国屋書店
長谷川真理子他『シリーズ進化学⑥行動・生態の進化』岩波書店
D.サダヴァ他『カラー図解 アメリカ版大学生物学の教科書 第1巻 細胞生物学』
(ブルーバックス)講談社
D.サダヴァ他『カラー図解 アメリカ版大学生物学の教科書 第2巻 分子遺伝学』
(ブルーバックス)講談社
D.サダヴァ他『カラー図解 アメリカ版 大学生物学の教科書 第4巻 進化生物学』
(ブルーバックス)講談社
C. ジンマー/ダグラス・J・エムレン『進化の教科書』(1,2,3 巻)講談社
C. ダーウィン (渡辺政隆 訳)『種の起源(上・下)』 光文社古典新訳文庫
その他特記事項
細胞内のミクロの遺伝子からマクロな生態系まで、レンズの倍率を変えて観るだけで、全ての生命現象はつながっています。授業の内容もテーマごとに理解しつつも分断せずに関連付けて俯瞰できるようにしましょう。