シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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国際取引法2(A) | 2025 | 後期 | 水4 | 法学研究科博士課程前期課程 | 金 彦叔 | キム オンスク | 1年次配当 | 2 |
科目ナンバー
JG-IR5-607L
履修条件・関連科目等
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
本授業では、企業のグローバルなビジネス展開の法的リスクを理解し、国際的な商事紛争の解決メカニズムや課題について研究する。グルーバルなビジネス展開を、モノ、サービス、情報(知的財産)、資本の類型別に分析し、それぞれの取引形態の特徴や契約上の留意点について理解を深める。企業の海外事業展開の法的リストを理解した上で、実際にどのような紛争が生じ、どのような解決方法がとられているのかを考察する。紛争解決法については、国際裁判、国際調停、国際仲裁を中心に理論と実務を研究する。
科目目的
国際取引の類型、特徴、法的リスクを理解し、国際商事紛争解決に関する法的知識を取得することで、国際企業法務におけるリーガル・リスク・マネジメントを理解する。
到達目標
①国際取引の類型、特徴、契約上の留意点について理解できる。②国際取引に関係する法について理解を深める。③国際的な商事紛争解決の仕組みを理解し、適切な紛争解決手段について、リーガル・リスク・マネジメントの観点から考えることができる。
授業計画と内容
国際取引法2(A)は、海外直接投資と紛争解決を中心に、以下のような内容で行う予定である。
1. イントロダクション
2. 海外直接投資①-海外拠点の設立
3. 海外直接投資②-合弁契約① JVのメリット・デメリット、種類
4. 海外直接投資③-合弁契約② 株主間契約
5. 海外直接投資④-国際M&A① スキーム
6. 海外直接投資⑤-国際M&A② 契約書
7. 海外直接投資⑥-国際的資金調達―プロジェクト・ファイナンス
8. 紛争解決①-紛争解決の全体像
9. 紛争解決②-準拠法
10. 紛争解決③-国際裁判管轄
11. 紛争解決④-外国判決の承認執行、国際訴訟競合
12. 紛争解決⑤-国際仲裁① 概観
13. 紛争解決⑥-国際仲裁② 仲裁合意、事例
14. 紛争解決⑦-国際調停、国際商事裁判所、授業のまとめ
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
授業スケージュルに沿って毎回予習・復習を行ってください。予習・復習の際には、授業で配布する資料をしっかり読むとともに、授業で紹介する資料や文献も自ら調べてまとめておく習慣を身につけてください。課題が出る場合があります。しっかり行ってください。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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レポート | 60 | レポートの提出 |
平常点 | 40 | 授業への参加度、課題の提出 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
ディスカッション、ディベート/グループワーク/プレゼンテーション
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
テキストは使用しません。参考書は,授業中に紹介します。