シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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健康・スポーツ実習Ⅲa | 2025 | 前期 | 火2 | 経済学部 | 高村 直成 | タカムラ ナオシゲ | 2年次配当 | 2 |
科目ナンバー
EC-PP2-03aS
履修条件・関連科目等
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
<学位授与方針と当該授業科目の関連>
この科目は、協調性及び自己管理力(専門知識を活かせるだけでなく、チームワークの経験から学んで、他人と協調し、自己を管理することができる)の修得に関わる科目です。
<概要>
この授業では、多摩地域に立地する中央大学の学生にとって比較的身近な川とも言える「多摩川」をテーマにし、河口付近の干潟での自然観察、中流域でのカヌー・イカダによる川下り、源流域での沢登りハイキングなどの野外活動を通して、方法や技術、安全管理といった実技的内容だけではなく、歴史、環境、地域おこし、社会における河川の存在について多摩川にまつわる事柄について複眼的な意図のもと体験を通して様々な学びにつなげていく。
実際に外に出ての活動と、それに向けての学内での準備、また、必要な知識や関連した情報についての学内授業を行う。4回の学外実習を予定しているが、集中的に行うのではなく季節に応じて流域ごとの活動を、週末または、夏季休暇中に行う。学外実習については、各回のまとめのレポートを提出してもらう。
リュックサック・雨具等の個人装備や交通費・保険代等に費用がかかるので、その費用計画も考えておくこと。
科目目的
1)沢登り、河川での水辺野外活動の方法と安全管理について学ぶ。
2)計画立案と準備の方法の習得。
3)活動を通しての人間関係の育成。
到達目標
身近な河川としての多摩川への関心をもち自然環境保全や活用について考える。
授業計画と内容
1.野外運動概論
2.服装・用具解説(フィールド・ノート)
3.干潟の自然観察について
〔実習〕 干潟の自然観察(小島新田周辺) 5月上旬(日曜日)
4.イカダレースについて
5.イカダ作り①構造の検討
6.イカダ作り②船体の組み立て
7.イカダ作り③パドル組み立て、試乗
〔実習〕 狛江市手作りいかだレース(和泉多摩川周辺)7月中旬(日曜日) http://komae-ikadarace.digiweb.jp/index.html
大会参加については、相談のうえ決定しますが、見送る場合は中流域でのカヤック体験とします。その際の、学内準備期間はプールでの水辺活動の安全管理・カヌー練習とします。
8.水辺活動の安全管理①川の流れの構造・特徴
9.水辺活動の安全管理②ディフェンシブスイミング・レスキュー手順
10.水辺活動の安全管理③カヌー練習・パドリングの基礎
11.水辺活動の安全管理④カヌー練習・転覆時の対応
〔実習〕 上流域でのダウンリバーツーリング(青梅周辺)7月下旬(日曜日)
12.源流探検ハイキングについて
13.マップアンドコンパス・登山準備
14.食糧計画・装備計画・テント設営
〔実習〕 源流探検ハイキング(笠取山周辺) 8月上旬(テント泊)
授業時間外の学修の内容
授業終了後の課題提出/その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
関心を持つことが第一歩です。普段見慣れた景色にも、必ず新しい発見は隠れています。センスオブワンダーを磨きましょう。
いかだの制作、学外実習の装備返却など、定時の授業時間外に個々の活動が必要になります。人任せにならないよう、日程調整をお願いいたします。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。担当教員の指示に従ってください。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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レポート | 40 | 学外実習ごとにレポートを提出します。活動の総括、複眼的学習の視点、今後の課題についての理解度から評価します。 |
平常点 | 60 | 授業への積極的な関わり、学習態度。実技内容の上達度。 |
成績評価の方法・基準(備考)
学内授業は授業回数の80%以上の出席、さらに学外実習への参加が必要条件です。
授業参画度、授業態度、レポート、などから評価します。
学外実習には、事前準備、事後の片づけを含めて、必ず参加してください。
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける/その他
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
各学外実習の振り返りを、マナバ上で共有します。学外実習は繰り返し実施されるので、反省を生かすよう心掛けてください。
アクティブ・ラーニングの実施内容
実習、フィールドワーク
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
特になし
その他特記事項
実技による技術習得やルールを学ぶといった身体活動そのものを主な目的にした授業のやり方と比較すると、印象の違うものになります。自然の中で身体を動かす活動を通して様々な事柄に気づく、センスオブワンダーを磨いてもらえたらと思います。