シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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演習1 | 2025 | 通年 | 金5 | 経済学部 | 鳥居 鉱太郎 | トリイ コウタロウ | 2年次のみ | 4 |
科目ナンバー
EC-OM2-01XS
履修条件・関連科目等
※選考方法は経済学部事務室が公開する情報をご確認ください。<履修条件>
★履修にあたって、前提となるICT関連の知識やスキルは必要ありません★
(1)4月に実施予定のゼミ合宿に参加すること。
(2)白門祭のゼミ企画に参加すること。
(3)遅刻・欠席や課題の未提出がないように気を付けること。
(4)サブゼミを中心に、各自のキャリアプランを構築していくこと。
(5)入門ICT演習(SI105)、情報科学(SL246)をあわせて履修することが望ましい。
(6)情報処理技術者試験、MOS試験、日本語検定を受検していることが望ましい。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
<学位授与方針と当該授業科目の関連>
この科目は、協調性及び自己管理力(専門知識を活かせるだけでなく、チームワークの経験から学んで、他人と協調し、自己を管理することができる)の修得に関わる科目です。また、創造的思考力(総合的な学習体験に基づいて、ものごとを創造的に思考することができる)の修得に関わる科目です。
テーマ:経済社会の基盤である情報技術を学ぶ
インターネット上で用いられるWebシステムについて、Webサイト構築で用いられるプログラミングやデータベースの基礎を学びます。同時に、サブゼミを中心に各自のキャリアプラン(IT系を目指すとは限らない)の構築準備を行います。
科目目的
Webサイト構築の技術的背景を通して、論理的な思考を身に付けます。コンピューターは論理的に作られ、いまのところ論理的に動作する道具です。この特徴を活かして、論理的な思考力を鍛錬することが可能です。したがって、ICTに関するスキルの上達はもとより、経済社会で活躍するために必要な、論理的な考え方を身に着けることが大きな狙いです。また同時に、各自でキャリアプラン構築を行います。
到達目標
情報社会の基盤となっているWebシステムは様々な分野で活用され、経済社会で必要不可欠のものとなっています。こうした背景から、Webシステムで用いられるサーバーソフトとしてApache、開発言語としてPHP、さらにデータベースソフトとしてMySQLを用いて基礎的な技術の習得を目指します。これにより、利用者側・開発者側双方の立場からWebシステムを把握できる力を養います(逆に、自分でスキル上達していける人には向いていない演習です)。特に将来利用者として社会で活躍する場合、こうした知識を得ておくことはレベルの高い仕事の達成に繋がります。なお履修にあたって専門の知識は必要ありません。サブゼミでは、2~4年次を中心としたキャリアプランを各自で構築していきます。
授業計画と内容
【演習1】(2年次)
第1回 イントロダクション
第2回 ソフトウェアとWebシステム
第3回 プログラミングとは
第4回 スクリプト言語
第5回 データベース
第6回 開発環境の構築方法
第7回 ソフトウェアのインストール
第8回 セキュリティ対策
第9回 Producing arrays
第10回 Sorting arrays
第11回 Describing dimensions
第12回 Switching branches
第13回 Performing loops
第14回 Creating functions
第15回 Checking set values
第16回 Sending hidden data
第17回 Appending link data
第18回 Creating tables
第19回 Defining data types
第20回 Altering tables
第21回 Updating columns
第22回 Selecting data
第23回 Retrieving columns & rows
第24回 Executing queries
第25回 Updating records
第26回 Creating a users database
第27回 Supplying login tools
第28回 Creating a shop database
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出/その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
授業時にmanabaで掲示される課題に取り組むこと。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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レポート | 60 | 課題内容についての論理的な理解、および適切な思考過程による成果物作成になっているかを重視します。 |
平常点 | 40 | 授業での活発な議論および科目目的達成のための積極的な姿勢を重視します。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
manabaへの提出資料からアクティブラーニングも用いて行います。
アクティブ・ラーニングの実施内容
PBL(課題解決型学習)/反転授業(教室の中で行う授業学習と課題などの授業外学習を入れ替えた学習形式)/ディスカッション、ディベート/グループワーク/プレゼンテーション/実習、フィールドワーク
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
クリッカー
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
ソフトウェアの多角的活用により実施します。
実務経験のある教員による授業
はい
【実務経験有の場合】実務経験の内容
システムエンジニアとして、主に事務処理系メインフレーム(大型汎用コンピューター)での設計・開発に従事。また小規模から大規模にいたるデータベースの処理系のほか、個人事業主としてはPCにおけるシステム設計・開発を行う。
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
教科書レベルのICT学習とは別に、実務での現状を把握するために必要な解説を行います。経済社会の基盤をささえる情報処理システムを適切に運用するには、システムの構築方法や設計にかかわる現場の知識が必須です。システムは生き物とも言われ、構築したその日から劣化・改良の必要性が高まります。開発者に限らず、一利用者としてもこのことをきちんと踏まえて社会活動につなげていくことが、より高度な社会人としての活躍につながると考えています。
テキスト・参考文献等
テキスト Mike McGrath,『PHP & MySQL: Covers MySQL 8.0 2nd Edition』, In Easy Steps Limited, 2018, ISBN-13: 978-1840788273
その他特記事項
① 全学メールおよびmanabaを毎日使用します。
② サブゼミは週一回、実施します。
参考URL
必要な際にmanabaへ掲載。