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シラバスデータベース|2025年度版

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ホーム > 講義詳細:日本中世史演習ⅡB

シラバス

授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科など 担当教員 教員カナ氏名 配当年次 単位数
日本中世史演習ⅡB 2025 後期 木3 文学研究科博士課程前期課程 榎原 雅治 エバラ マサハル 1年次配当 2

科目ナンバー

LG-JH5-108S

履修条件・関連科目等

室町期の史料の原典講読を中心とした授業であるので、日本中世の政治・社会に関する通史的な知識を習得したうえで参加してほしい。参考文献に掲げたものは通読しておくことが望ましい。また日本中世史に関する講義、演習は並行して履修してほしい。日本中世史演習ⅡAと継続して履修することが望ましい。

授業で使用する言語

日本語

授業で使用する言語(その他の言語)

授業の概要

室町前期の基本史料の一つ『看聞日記』の講読を中心とし、あわせて『満済准后日記』など同時期の日記の併読も進める。室町期は公家や僧侶の日記が多数残されている時代である。この時代の政治や社会を理解するうえで、これらの日記を活用することは不可欠であるが、日記の読解のためには、記主の社会的位置、日常生活、人間関係などをよく理解しておく必要がある。その時代の語法や記主の文体に慣れる必要もある。それぞれに日記記事を正確に読解するとともに、史料としての活用方法を考える。

科目目的

『看聞日記』は同時期の日記のうちでは比較的読みやすい文章であるが、背景となる時代状況についての知識を習得することや、記主の文体に慣れる必要はある。前期授業で得た知識をベースに、テキストに記述された内容をさらに正確に読解できるようになることを目的とする。『満済准后日記』の読解のためには宗教行事や朝廷儀礼についての知識が必要となるが、本授業では調査のための方法の修得を目標とする。

到達目標

一年間の記事を通読することによって、主要な登場人物や中世社会の歳時記を理解する。また人物、行事などについて調べる方法を修得する。

授業計画と内容

第1回 『看聞日記』オリエンテーション
第2回 『看聞日記』永享6年6月1日~9日条の講読
第3回 『看聞日記』永享6年6月10日~17日条の講読
第4回 『看聞日記』永享6年18日~29日条の講読
第5回 『看聞日記』永享6年7月1日~19日条の講読
第6回 『看聞日記』永享6年7月20日~8月5日条の講読
第7回 『看聞日記』永享6年8月6日~26日条の講読
第8回 『看聞日記』永享6年8月27日~9月17日条の講読
第9回 『看聞日記』永享6年9月18日~10月3日条の講読
第10回 『看聞日記』永享6年10月4日~21日条の講読
第11回 『看聞日記』永享6年10月23日~11月18日条の講読
第12回 『看聞日記』永享6年11月19日~11月30日条の講読
第13回 『看聞日記』永享6年12月1日~15日条の講読 
第14回 前期の総括

授業時間外の学修の内容

指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出

授業時間外の学修の内容(その他の内容等)

毎回の報告者を指名するので、報告者は報告レジュメを用意すること。報告者以外の参加者も事前に該当条を読んだうえで参加すること。

授業時間外の学修に必要な時間数/週

・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。

成績評価の方法・基準

種別 割合(%) 評価基準
レポート 50 授業時のレポート
平常点 50 発言の積極性、予習状況、他の受講生とのコミュニケーション

成績評価の方法・基準(備考)

課題や試験のフィードバック方法

授業時間内で講評・解説の時間を設ける

課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)

アクティブ・ラーニングの実施内容

PBL(課題解決型学習)

アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)

授業におけるICTの活用方法

実施しない

授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)

実務経験のある教員による授業

いいえ

【実務経験有の場合】実務経験の内容

【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容

テキスト・参考文献等

テキスト 『図書寮叢刊 看聞日記』

参考文献
横井清『室町時代の一皇族の生涯 『看聞日記』の世界』(講談社学術文庫)、2002年
桜井英治『室町人の精神』(講談社学術文庫)、2009年
松岡心平編『看聞日記と中世文化』 森話社、2009年
榎原雅治『室町幕府と地方社会』(岩波新書)、2016年

その他特記事項

参考URL

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