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シラバスデータベース|2025年度版

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ホーム > 講義詳細:国際政治学1

シラバス

授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科など 担当教員 教員カナ氏名 配当年次 単位数
国際政治学1 2025 春学期 木4 法学部 玉置 敦彦 タマキ ノブヒコ 2年次配当 2

科目ナンバー

JU-IN2-001L,JU-IN3-001L

履修条件・関連科目等

①受講者は、高校卒業程度の世界史、とりわけ17世紀以降のヨーロッパ近代史と現代史に関して一定の知識を有していることが望ましい。

②また、後期の国際政治学2を合わせて受講することを想定している。

③出席点はとらない(感染対策の必要がある場合はその限りで出席確認をすることがある)。ただし、大学の講義は自ら学ぶ意欲のある履修者に学修の機会と専門的知見を提供する場であり、履修者が全ての授業に出席することを前提としていることには留意すること。

授業で使用する言語

日本語

授業で使用する言語(その他の言語)

授業の概要

本講義は国際政治学の入門講義である。国際政治学は多様な学問分野から刺激を受けて形成されてきたために、全体像を把握することは容易ではない。本講義では、「同盟」と「帝国」という二つの概念を中心に、国際政治に対して異なる理解を提示してきた代表的な考え方を、その起源に遡って検討することで、国際政治学を理論的かつ歴史的に概観する。前期の国際政治学1では、「国際政治」という現象が誕生した近代ヨーロッパから冷戦終結までを取り上げる。なお、進度や国際情勢の変化によっては、内容に変更を加えることがある。

科目目的

日米同盟、中国の台頭、北朝鮮問題といったニュース等で日常的に触れる国際政治の諸問題に関して、学問的な思考方法に基づいて考えるための基礎を紹介する。

到達目標

国際政治を理解するための基礎的な概念と考え方を理解し、時事問題に関しても専門的な見地を踏まえて考えることができるようになることが本講義の目標である。

授業計画と内容

1 「国際政治」の誕生―帝国の否定と分割された世界
2 力の均衡と権力政治―近代欧州国際政治の光と影
3 自由主義の批判―経済的相互依存・国際法・国内体制
4 ウィーンの平和―フランス革命と欧州協調
5 復習と確認①―近代欧州国際政治の世界 *確認テスト①
6 アメリカの孤立主義と帝国主義の理論
7 第一次世界大戦への道―ナショナリズム、帝国主義、権力政治の変容
8 復習と確認②―国際社会の外側で *確認テスト②
9 国際政治学の誕生―理想主義・大陸主義・危機の二十年
10 リアリズムと抑止―抑止論の基礎と限界
11 復習と確認③―国際政治学とリアリズム *確認テスト③
12 アメリカの膨張と衰退―冷戦史学リヴィジョニズムと覇権安定論
13 リベラリズムの理論―国際協調・国境を越える共同体・国際政治経済学 *確認テスト④
14 おわりに

*これまでの履修者からのヒアリングを踏まえて、数回に1回程度、ある程度内容のまとまりがついた段階で、「復習と確認」のための時間を確保している。この回には、オンラインによる確認テストを実施する。選択問題であるが、内容の理解が不十分であった箇所などを振り返るために活用してほしい。それまでの授業内容をよく復習して臨むこと。

授業時間外の学修の内容

指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと

授業時間外の学修の内容(その他の内容等)

高校卒業レベルの世界史の知識があることが望ましいので、各自、復習して臨むこと。また、時事問題についても言及することがあるので、日ごろから、新聞、ニュース等に積極的に目を通すこと。講義では、適宜参考文献を紹介するので、関心を抱いた論文や書籍を読むことを推奨する。

授業時間外の学修に必要な時間数/週

・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。

成績評価の方法・基準

種別 割合(%) 評価基準
期末試験(到達度確認) 100 ①論理性、②実証性、③学術的水準の3点で評価する。詳細は授業初回、あるいは配布資料で説明する。

成績評価の方法・基準(備考)

全4回のオンライン確認テストを実施する。点数を直接成績に反映することはしないが、未受験の場合は期末テストの点数から一回当たり3点の減点とする(最大12点の減点)。

課題や試験のフィードバック方法

授業時間内で講評・解説の時間を設ける

課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)

アクティブ・ラーニングの実施内容

実施しない

アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)

授業におけるICTの活用方法

その他

授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)

manabaを利用してレジュメ等をアップロードし、また確認テストの実施等を行う。

実務経験のある教員による授業

いいえ

【実務経験有の場合】実務経験の内容

【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容

テキスト・参考文献等

Wordファイル形式の資料・レジュメを、事前にmanabaを通じて配布する。参考文献については、適宜レジュメに記載し、あるいはmanabaを通じて配布する。

その他特記事項

本講義は国際政治学をはじめて学ぶ履修者を対象としている。ただし、学問の特性上、論理的な内容を体系的に理解する必要がある。この点に注意して講義に臨んでもらいたい。

なお、レジュメは詳細なものを作成している。これは復習、そして何よりも合理的配慮を要する学生を想定したものであるので、あらかじめご了承いただきたい。

参考URL

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