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シラバスデータベース|2025年度版

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ホーム > 講義詳細:国際政治史2

シラバス

授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科など 担当教員 教員カナ氏名 配当年次 単位数
国際政治史2 2025 秋学期 月5 法学部 宮城 大蔵 ミヤギ タイゾウ 2年次配当 2

科目ナンバー

JU-IN2-004L,JU-IN3-004L

履修条件・関連科目等

授業で使用する言語

日本語

授業で使用する言語(その他の言語)

授業の概要

 主にヨーロッパ列強諸国の間で形成されてきた国際政治は、二度の世界大戦を経て大きく変容した。アメリカとソビエト、そして日本という従来とは異質な国家が世界秩序形成の舞台に登場し、第二次世界大戦後にはアジア・アフリカの植民地も次々と独立を果たしていく。
 本講義では、主に第二次世界大戦後の国際政治の形成と展開を扱うが、それは今日の世界を形成した「近い過去」の歴史であり、近年の国際情勢を理解する上で不可欠の知識だと言えよう。戦後の国際政治というと米ソを中心とした冷戦が主になりがちだが、本講義ではアジア・アフリカにおける脱植民地化の重要性や日本を含むアジアの国際関係、外交についても十分な目配りをする予定である。

科目目的

 本講義は、カリキュラム全体との関係でいえば「政治学的素養」(政治学の体系的理解と知識に基づき、現代社会における諸課題の背景や現状を分析できるようになる能力:DP1)と「分析と統合の能力」(歴史・制度・文化等に関する豊かな知識と分析能力をもとに、諸関係の対話と統合を促進することができる能力:DP2)とに特に深く関わる。
 歴史とは総合的な学問分野であり、本講義では国際政治の歴史的展開を追うことによって、国際秩序や外交の様々なあり方や可能性、そして戦争や平和、地域主義など現代の国際関係を理解する上で基本となる概念の理解を涵養することが目的となる。

到達目標

 第二次世界大戦後、今日に至る国際政治の主要な出来事やその背景に存在していた力学を理解することが本講義の目的である。冷戦とはいかなる力学に基づくもので、それが今日の世界にどのような影響を残しているのか。脱植民地化とアジア・アフリカの新興諸国の登場がいかなるインパクトを戦後の国際秩序に及ぼしたのか。その一方で主権国家を広く包含する地域主義も西欧などで広がりを見せるようになったのはなぜか。
 このような事象について、基本的な知識とその力学を理解することが本講義における到達目標となる。上記のような到達目標を満たすことによって、現代の国際関係におけるさまざまな問題について、奥行きをもって立体的に理解することが可能になると考えられる。

授業計画と内容

1.イントロダクション ー冷戦・脱植民地化・地域統合
2.戦後初期のアジア① -中国内戦、朝鮮戦争
3.戦後初期のアジア② -東南アジアの独立、印パの分離独立
4.キューバ危機から米ソの「平和共存」へ
5.東西両陣営の多極化
6.アメリカの覇権のゆらぎ ー二つの「ニクソン・ショック」と石油危機
7.新興独立国の動向 -バンドン会議から「南北問題」へ
8.ソ連の改革から解体、冷戦の終結
9.ヨーロッパ統合 -その起源と展開
10.アジアの変貌 -停滞と貧困から成長センターへ
11.冷戦後の展開
12.日本の対外関係A
13.日本の対外関係B
14.まとめ

授業時間外の学修の内容

指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと

授業時間外の学修の内容(その他の内容等)

授業時間外の学修に必要な時間数/週

・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。

成績評価の方法・基準

種別 割合(%) 評価基準
期末試験(到達度確認) 90 期末試験によって到達度を確認する。
その他 10 授業に関連するテーマで、かつ受講者全体と共有することが相応しいと思われる問題についてリサーチを行い、授業内で発表をした場合には加点をする。また、リアクションペーパーを課すことがある。

成績評価の方法・基準(備考)

課題や試験のフィードバック方法

授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う

課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)

アクティブ・ラーニングの実施内容

プレゼンテーション

アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)

授業におけるICTの活用方法

実施しない

授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)

実務経験のある教員による授業

いいえ

【実務経験有の場合】実務経験の内容

【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容

テキスト・参考文献等

授業ではレジュメを使用し、テキストは用いない。

参考文献①
著者名:小川浩之、板橋拓己、青野利彦
書名:『国際政治史』
出版社・出版年:有斐閣、2018年

参考文献②
著者名:石井修
書名:『国際政治史としての20世紀』
出版社・出版年:有信堂、2000年

その他特記事項

参考URL

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