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シラバスデータベース|2025年度版

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ホーム > 講義詳細:基礎演習2

シラバス

授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科など 担当教員 教員カナ氏名 配当年次 単位数
基礎演習2 2025 秋学期 月3 法学部 沖川 伸夫 オキカワ ノブオ 2年次のみ 2

科目ナンバー

JU-BS2-002S

履修条件・関連科目等

 日本の近現代の流れを1つのつながりとして理解するためにも、演習と合わせて、歴史Aや政治学特講1「1940年代の日本政治をふりかえる」を今後履修することを奨めます。

授業で使用する言語

日本語

授業で使用する言語(その他の言語)

授業の概要

 敗戦から75年が経過した現在、私たちにとって、戦後はどのような時代だったのか?新型コロナの流行を機に、社会が大きく転換していく現状にあって、いまその歩みが問われています。
 そこで、このゼミでは日本近現代史を扱い、特に、地域からみた歴史にウエイトを置くことにします。ただ、高校で日本史を学んでいない学生も多いと思うので、はじめに大まかな歴史の流れをつかんでから、身近な地域を採りあげ、より一層理解を深めていく予定です。その一方で、ゼミは人間関係を学ぶ場でもあり、できるだけゼミ員同士の交流の機会を多くつくって、専門演習への橋渡しをしたいと考えています。

科目目的

 これまでの身近な地域の人びとの思いや実践をとらえ直すことで、みなさんがこれから生きていくうえでのヒントやエッセンスをつかんでいくことが、この科目の目的です。また一方で、この科目は基礎演習であることから、3年次以降の専門科目や専門演習に取り組む際の基礎的な知識や技術を習得することも、目的としています。

到達目標

 断片的な知識にとらわれず、まず歴史の流れをつかむこと。そのうえで、自ら身近な問題を発見し、関心の翼を広げ、歴史をひも解いて答えを見い出していく歴史的思考を身につけていくことが、到達目標です。ただ、それだけに止まらず、ゼミでの出会いを活かして、将来につながるかけがえのない仲間をつくることも、演習ならではの意義として重視します。人間関係を学びながら、自らの主体性・協調性を養いつつ、常日ごろから人との出会いを大切にする心がけも、身につけていってほしいと考えています。

授業計画と内容

15.映像を用いた特別授業(尾崎喜八と富士見村の人びと)
16.『小田原の文化をよみなおす』輪読1(柏木忠俊・福澤諭吉・福住正兄)
17.『小田原の文化をよみなおす』輪読2(伊藤博文・山県有朋・片岡永左衛門)
18.『小田原の文化をよみなおす』輪読3(北村透谷・北原白秋・福田正夫)
19.『小田原の文化をよみなおす』輪読4(竹内善作・石井富之助・吉川英治)
20.『小田原の文化をよみなおす』輪読5(戦後文化サークル・長谷川如是閑・岡部義一)
21.『小田原の文化をよみなおす』輪読6(北村透谷百年祭・相沢栄一・夜の会フォーラム)
22.夏休みの課題のレポート報告1(受講生A・B対象)
23.夏休みの課題のレポート報告2(受講生C・D対象)
24.夏休みの課題のレポート報告3(受講生E・F対象)
25.夏休みの課題のレポート報告4(受講生G・H対象)
26.夏休みの課題のレポート報告5(受講生I・J対象)
27.夏休みの課題のレポート報告6(受講生K・L対象)
28.まとめ(地域と人物の係わりから歴史を学ぶ意味)

 夏休みの課題として、レポートの作成を求めます。後期には、そのレポートに関するプレゼンテーションの時間を設け、その場でレポートの講評を行ないます。また、後期終了後に、課外授業としてフィールドワークを実施する予定です。ただし、上記の授業計画は、あくまでも予定であり、ゼミ員の人数や社会状況等によっては、変更の可能性があることを留意してください。 

授業時間外の学修の内容

指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出

授業時間外の学修の内容(その他の内容等)

 まず、テキストを丹念に読みこと。そのうえで、参考文献(地域史・自治体史を含む)を図書館で自主的に調べるなど、予習・復習を十分したうえで、授業に臨んでください。報告者以外のゼミ員は、報告に対する質問・感想・意見等を毎回求めます。一方、夏休みの課題であるレポート作成の際には、自分自身で斬新なテーマを決めて、対象とする地域の市町村図書館や博物館を利用するなど、新たな発見に向け、創意工夫して調査することが求められます。

授業時間外の学修に必要な時間数/週

・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。

成績評価の方法・基準

種別 割合(%) 評価基準
レポート 50  レポート執筆のルールや日本現代史に関する基礎知識を理解したうえで、自らテーマを設定し、積極的に調査した結果、先行研究を踏まえ、さまざまな観点から適確に記述されているかどうかを基準に評価します。
平常点 50  毎回の出席はもちろんのこと、ゼミ活動に対する積極的姿勢を基準に、報告・議論での発言・レポート課題の内容を総合的に評価します。

成績評価の方法・基準(備考)

 評価の前提条件:出席率が80%に満たない者、課題をクリアしていない者は、単位を取得することができません。

課題や試験のフィードバック方法

授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う

課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)

アクティブ・ラーニングの実施内容

PBL(課題解決型学習)/ディスカッション、ディベート/プレゼンテーション/実習、フィールドワーク

アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)

授業におけるICTの活用方法

その他

授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)

 もし、ゼミ員の報告に対する教員の講評が授業時間内で終わらなかった場合、授業後に講評に関する動画をアップし、manabaのコースニュースを通して配信する予定です。また、夏休みの課題のレポートは、manabaのレポート機能を使って提出してもらいます。

実務経験のある教員による授業

はい

【実務経験有の場合】実務経験の内容

・多摩市史編さん専門調査員(近現代部会 1995年5月~1999年4月)
・相模原市史近現代部会調査執筆員(2004年4月~2019年3月)
・青梅市文化財保護審議会委員(2010年4月~現在)
・八王子市史近現代部会専門調査員(2011年4月~2018年3月)
・座間市史近現代部会執筆委員(2012年8月~2014年3月)
・羽村市史第三部会員(近現代部会 2014年10月~現在)
・さいたま市史編さん専門委員(現代部会 2015年6月~現在)
・立川市史編集委員(現代部会長 2015年7月~現在)

【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容

 自治体史編さん及び文化財行政の経験をもつ教員が、地域史の捉え方や調べ方・最新の成果について解説・指導する。

テキスト・参考文献等

1.金原左門『小田原の文化をよみなおす』夢工房、1998年
 ゼミ員の人数や関心によっては、上記以外のテキストに変更する場合もあります。

その他特記事項

 ■授業の工夫■ この科目は演習なので 、日ごろのゼミ員の理解度を把握するだけでなく、主体的な学習意欲を確かめるために、毎回全員にコメントを求めます。そこで得られた回答を参考にしながら、授業を工夫していきたいと考えています。また、可能なかぎり、歴史的映像を視聴することで、当時の時代状況に関する理解をさらに深める機会を設けます。
 演習はひとつの出会いであり、その後の人生を変えるターニング・ポイントになるかもしれません。積極的に学ぶ意欲を失うことなく、さまざまな人との刺激的な交流を楽しみながら、自らのコミュニケーション能力も高めていく機会にしてほしいと思います。

参考URL

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