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シラバスデータベース|2025年度版

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ホーム > 講義詳細:専門演習A1/専門演習B1

シラバス

授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科など 担当教員 教員カナ氏名 配当年次 単位数
専門演習A1/専門演習B1 2025 春学期 月4 法学部 酒井 由美子 サカイ ユミコ 3・4年次配当 2

科目ナンバー

JU-OL3-015S

履修条件・関連科目等

*国際政治のなかで、とくに発展途上世界の諸問題に関心がある学生を歓迎します。

*原則として、2023年10~11月の試験における合格者のみが履修者となります。

*本演習は、1年間で完結しますが、翌年度に論文執筆を希望する人がいれば、改めて翌年度に持ち上がりの専門演習Bを開講します。詳細は秋学期に指示します。

*国際政治学、国際政治史、発展途上世界の政治(第三世界論)、平和学、国際法、国際開発論、国際協力論、地域研究などの関連科目を、可能な限りあわせて履修することを勧めます。

授業で使用する言語

日本語

授業で使用する言語(その他の言語)

授業の概要

発展途上世界(第三世界とほぼ同義)とは、先進工業諸国に比べ、政治や経済の近代化に遅れて着手した地域をさす広範で多様な世界です。また、先進国内部にも「内なる第三世界」があります。グローバルサウスという概念もほぼ同義として使われています。

本ゼミでは、それらが具体的にどんな地域・世界なのか、グローバル化をはじめ国際政治経済状況が発展途上世界にいかなる諸問題をもたらしているのか、さらに、こうした発展途上世界の政治・経済・社会を捉えるために有効な理論・概念は何かについて、テキストを熟読しつつ議論、考察し、理解を深めていきます。

ゼミのスタイルは、冒頭15 分の小グループでのニュース・プレゼンテーションに続いて、テキストについて報告者によるプレゼンテーションの後、ディスカッション(小グループ/全体)を行うのを基本とします。ニュースプレゼンテーションでは、小グループで直近の国際ニュースについて簡潔に報告しあい、議論します。

春学期は英文のテキストを使用し、発展途上世界の政治の理解に不可欠である重要な概念や理論を検討していきます。英文のテキストを使用する理由は、理論的テキストが日本語文献ではまだ少なく、また、英文で読むことにより、より論理的に明晰に思考するトレーニングになるからです。

秋学期は、具体的な地域として東南アジアをとりあげ、日本語のテキストを使用して、この地域の歴史的背景に親しみ、現代の各国民国家レベルにおける政治の特徴をとらえ、移住労働や人身売買など国境を越えた取り組みが必要な課題、ASEANをふくむ国際関係について批判的に検討し、理解を進めていきます。

春、秋学期を通じて、リサーチと報告はグループワークで行います。1年間のゼミを通じて、ともに発展途上世界への想像力をひろげていきましょう。

科目目的


1)国際政治の中で、特に、発展途上世界の視座から、理論的、歴史的に一定の理解を深める。
2)報告や議論をつうじて、リサーチとプレゼンテーションのスキルを向上させる。

到達目標

発展途上世界、第三世界、グローバルサウスと呼ばれる地域の政治の理解に不可欠な概念と理論を把握すること。

授業計画と内容

第1回 オリエンテーション
第2回 英文テキスト第1章:発展途上諸国における「開発」と「政治」
第3回 第2章:植民地主義とその遺産
第4回 第3章:エスニシティと国民建設
第5回 第4章:権威と民主主義
第6回 第5章:貧困と開発の政治経済
第7回 第6章:援助、影響力と開発
第8回 第7章:経済の構造化と貿易関係
第9回 第8章:ワシントンコンセンサスと北京コンセンサス
第10回 第9章:政軍関係
第11回 第10章:民主化について
第12回 第11章:政治移行の時期と経過
第13回 第12章:主権と戦略的諸関係
第14回 第13章:発展途上諸国の政治にかんする批判的省察、春学期のまとめと到達度確認


授業時間外の学修の内容

指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出/その他

授業時間外の学修の内容(その他の内容等)

毎週、国際関係のニュース記事を1つ選び、ニュースプレゼンテーションの準備をする(詳細は第1回ゼミで指示する)。

授業時間外の学修に必要な時間数/週

・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。

成績評価の方法・基準

種別 割合(%) 評価基準
レポート 30 毎回の授業後、manabaの掲示板に約600字のリアクションコメントを投稿する。
平常点 50 授業への責任ある参加、誠実な議論、積極的な問題提起、および、報告担当回の役割を誠実に果たすこと。
その他 20 ニュースプレゼンテーションの準備とそのファイルをmanabaの掲示板へ投稿すること。

成績評価の方法・基準(備考)

課題や試験のフィードバック方法

授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う

課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)

アクティブ・ラーニングの実施内容

ディスカッション、ディベート/グループワーク/プレゼンテーション

アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)

授業におけるICTの活用方法

その他

授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)

manabaの活用(資料やレジュメの事前・事後の共有、および、掲示板へのリアクションコメント投稿によるディスカッションの補足など)

実務経験のある教員による授業

いいえ

【実務経験有の場合】実務経験の内容

【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容

テキスト・参考文献等

<テキスト>
Damien Kingsbury (2019), Politics in Developing Countries, Routledge.
ISBN: 978-1-138-29721-0

<参考文献>
授業中に指示する。

その他特記事項

発展途上世界に関心をもち、自発的にリサーチし、積極的に議論に参加する意思のあ
る学生の応募を希望する。

参考URL

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