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シラバスデータベース|2025年度版

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ホーム > 講義詳細:専門演習A1/専門演習B1

シラバス

授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科など 担当教員 教員カナ氏名 配当年次 単位数
専門演習A1/専門演習B1 2025 春学期 火5 法学部 中北 浩爾 ナカキタ コウジ 3・4年次配当 2

科目ナンバー

JU-OL3-015S

履修条件・関連科目等

政治学を履修済みであることに加え、この専門演習と並行して政治史Aを履修することが望ましいでしょう。留学などの特殊条件がある場合を除き、3年生と4年生の2年間、本演習を連続して履修するようにしてください。

授業で使用する言語

日本語

授業で使用する言語(その他の言語)

授業の概要

日本政治(現代日本政治論および日本政治史)の専門演習です。日本政治を表層的な政局として捉えるのではなく、歴史・制度・比較などを手掛かりとして、多角的かつ構造的に捉えられるようになることを目指します。

文献講読が中心になりますがが、たんに知識を摂取するだけでなく、批判的に読み込み、グループおよび全体で討論を行います。活発なディスカッションが行われるゼミにしたいと思います。文献講読を通じて自らのテーマを見出し、レポートや卒業論文を作成していきます。

受講者が希望すれば、ゼミ合宿のほか、他大学との合同ゼミ、国会・政党や新聞社・テレビ局の見学、国会議員やジャーナリストなどとの意見交換の機会も設けたいと思います。文献講読だけでは、政治をリアルに捉えることができないという考えからです。

科目目的

日本の政党を中心とする民主主義、すなわち政党デモクラシーは時代とともに大きく変容してきました。自由民権運動を受けてスタートした日本の政党政治は、明治憲法の制定を経て発展を続け、男子普通選挙を伴う政党内閣制が成立するに至りますが、テロとクーデタが発生するなかで後退していきます。第二次世界大戦後、男女普通選挙制が確立するとともに、日本国憲法の制定によって議院内閣制が導入され、政党は政治の主役の座を確固たるものにします。55年体制と呼ばれる38年間もの自民党政権が崩壊した後、選挙制度や政治資金制度、官邸など行政機構に関わる政治改革が断続的に実施され、二度の政権交代が起きましたが、いずれも失敗に終わり、現在、自民党が公明党と連立を組み、安定した政権を作っています。しかし、政党政治の基盤は弱まり、欧米諸国に比べて明確ではないとはいえ、ポピュリズム現象もみられます。

受講生は3年生でレポート、4年生では卒業論文を執筆してもらいます。テーマは、政党、政治家、利益団体、官僚制、政治的事件・事象など、日本政治に関するものであれば構いません。春学期の文献講読では、日本の政党の歴史と現状、国会や国会議員について学んでいきます。それを踏まえて、レポート・卒業論文のテーマを選定し、執筆の準備を行っていきます。

到達目標

日本政治についての理解を深めること以外にも、いくつかの到達目標を設定します。第一に、文献の読解力を高め、論理的に思考したり、書いたりする能力を養うことです。第二に、プレゼンテーションやディスカッションの能力を身に着けることです。第三に、問題を多角的に考察し、他者とは異なる意見を提示できるようになることです。これらの能力は、大学を卒業した後も役立つでしょう。

授業計画と内容

1.イントロダクション
2.戦前から戦後へ① 前半
3.戦前から戦後へ② 後半
4.政治改革とその後① 前半
5.政治改革とその後② 後半
6.政治とカネ① 前半
7.政治とカネ②:後半
8.レポート・卒業論文のテーマ選定
9.日本の国会議員① 前半
10.日本の国会議員② 後半
11.日本の国会① 前半
12.日本の国会② 後半
13.レポート・卒業論文のテーマ報告① 前半
14.レポート・卒業論文のテーマ報告② 後半

授業時間外の学修の内容

指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/その他

授業時間外の学修の内容(その他の内容等)

合宿や訪問などを行う可能性があります。その際には、準備も必要になります。

授業時間外の学修に必要な時間数/週

・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。

成績評価の方法・基準

種別 割合(%) 評価基準
平常点 100 報告や発言などを総合的に評価します。

成績評価の方法・基準(備考)

課題や試験のフィードバック方法

授業時間内で講評・解説の時間を設ける

課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)

アクティブ・ラーニングの実施内容

ディスカッション、ディベート/グループワーク/プレゼンテーション/実習、フィールドワーク

アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)

授業におけるICTの活用方法

タブレット端末

授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)

実務経験のある教員による授業

いいえ

【実務経験有の場合】実務経験の内容

【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容

テキスト・参考文献等

具体的なテキストについては、開講時に受講者と相談の上、決定しますが、以下のものを考えています。
・季武嘉也・武田知己編『日本政党史』吉川弘文館、2011年。
・清水真人『平成デモクラシー史』筑摩書房、2018年。
・大山礼子『日本の国会』岩波新書、2011年。
・濱本真輔『日本の国会議員』中公新書、2022年。
・上脇博之『検証 政治とカネ』岩波新書、2024年。




その他特記事項

時々ですが、6限に少し食い込むことがありますので、その時間帯には授業を履修しないでください。

参考URL

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