中央大学

シラバスデータベース|2025年度版

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ホーム > 講義詳細:演習1

シラバス

授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科など 担当教員 教員カナ氏名 配当年次 単位数
演習1 2025 通年 火5 経済学部 三船 毅 ミフネ ツヨシ 2年次のみ 4

科目ナンバー

EC-OM2-01XS

履修条件・関連科目等

※選考方法は経済学部事務室が公開する情報をご確認ください。
<履修条件>(1)現代日本社会,政治に関心があることが望ましい.
(2)数学,統計学に興味のあることが望ましい.
(3)政治学概論,基礎数学,統計学などを履修していることが望ましい.
(4)学部のプレゼンテーション大会や各種学会による学生向けの研究発表大会などに積極的に
参加することが望ましい.

授業で使用する言語

日本語

授業で使用する言語(その他の言語)

授業の概要

<学位授与方針と当該授業科目の関連>
この科目は、協調性及び自己管理力(専門知識を活かせるだけでなく、チームワークの経験から学んで、他人と協調し、自己を管理することができる)の修得に関わる科目です。また、創造的思考力(総合的な学習体験に基づいて、ものごとを創造的に思考することができる)の修得に関わる科目です。
テーマ:現代日本政治の分析—理論と実証分析— 
 現代政治を分析するための理論(政党,有権者の投票行動,政策過程など)を概観し,政治を分析する重要性を理解する.授業では,政治を分析するためにパソコンを用いて,様々なデータから有権者の政治意識や政治家の政策に対する考え方を分析する方法を紹介する.さらに,履修者には現代政治に対する自らの問題意識に立脚した分析対象を設定し,分析を行ってレポートとして報告してもらう.
授業で扱うソフトウェアはR,SPSS,Mathematicaなどを予定している.

科目目的

 現代の日本政治のみならず政治という人間の営みに如何なる問題があるのか、またその問題解決のために我々は何をすべきかを考えられる能力を身につけるようにする。現代政治を分析するために必要な基礎的知識を修得することを目標とする。最終的に、自分で現代政治における問題点を見つけて、分析、考察することを到達目標とする。また,プレゼンテーション大会や各種学会が催す学生の研究発表大会への参加を通じて,論理的なコミュニケーション能力を涵養する.

到達目標

【演習1】授業における研究書購読とその概要報告を通して,学生同士での討論を行い,人前で躊躇することなく話す能力を身につける.また,社会科学の実証分析で必要な技術を習得する.
【演習2】秋学期に開催される学内プレゼンテーション大会などへの参加を通して,問題設定,実証分析,論文執筆,プレゼンテーション能力を習得する.
【演習3】演習論文の作成を通して演習2で習得した内容を,具体的に1つの論文として仕上げる.

授業計画と内容

【演習1】(2年次)
演習1では,文献購読を通して,政治学の分析対象に関わる基本的な概念の習得を目指す. 現代政治理論および現代日本政治の問題点を考える.また,実証分析に必要な統計学,多変量解析の技術を習得する.

演習1の概要
第1回:社会科学方法論:社会科学とは?
第2回:社会科学方法論 :方法論的個人主義
第3回:文献購読1 (政治過程:有権者行動の基礎)
第4回:文献購読2 (政治過程:政党間競争の基礎)
第5回:文献購読3 (政治過程:選挙の基礎)
第6回:文献購読4 (選挙:投票行動)
第7回:文献購読5 (選挙:棄権)
第8回:文献購読6 (選挙:政党)
第9回:文献購読7 (政党の類型)
第10回:文献購読8 (政党のイデオロギー)
第11回:文献購読9(有権者の政治意識)
第12回:文献購読10(有権者のイデオロギー)
第13回:文献購読11(政党間競争:ダウンズ)
第14回:文献購読12(政党間競争:ウィットマン)
第15回:文献購読13(政党間競争:交換ネットワーク)
第16回:政治の分析方法1(計量分析:検定)
第17回:政治の分析方法2(計量分析:回帰分析)
第18回:政治の分析方法3(計量分析:因子分析)
第19回:政治の分析方法1(フォーマルセオリー:ダウンズモデル)
第20回:政治の分析方法2(フォーマルセオリー:ウィットマンモデル)
第21回:政治の分析方法3(フォーマルセオリー:コールマンモデル)
第22回:課題発見1(2年次の研究テーマ探索:政党,有権者)
第23回:課題発見2(2年次の研究テーマ探索:政治過程)
第24回:課題発見3(2年次の研究テーマ探索:演繹理論)
第25回:課題への取り組み(データと分析方法の実習:検定)
第26回:課題への取り組み(データと分析方法の実習:回帰分析)
第27回:課題への取り組み(データと分析方法の実習:因子分析)
第28回:次年度への課題探索

<テキスト>
Enelow, James and Melvin Hinich. (Eds.). (1984) The Spatial Theory of Voting: An Introduction ,New York: Cambridge University Press.

Coleman,James S.(1996). The Foundations of Social Theory, Cambridge: Havard University Press.

【演習2】(3年次)
 演習1で考えた現代日本政治・社会の問題点に関する実証研究を行う.特に秋学期の学内プレゼンテーション大会などに向けての準備をする.また,12月以降は各自次年度の卒業論文に向けての準備を開始する.
演習2の概要
第1回:プレゼンテーション大会での研究テーマの探索1(各自の素案報告)
第2回:プレゼンテーション大会での研究テーマの探索2(幾つかのグループ別にテーマ決定)
第3回:グループごとに研究のための先行研究報告:理論と仮説
第4回:グループごとに研究のための先行研究報告:データと分析方法
第5回:グループごとに研究のための先行研究概要のまとめ:理論と仮説の問題点
第6回:グループごとに研究のための先行研究概要のまとめ:分析方法の問題点
第7回:実証分析の方法の検討:理論,仮説,データ
第8回:実証分析の方法の検討:分析方法
第9回:研究経過の報告(レジュメ提出:報告)
第10回:研究経過の報告(レジュメ提出:報告に対する問題提起)
第11回:実証分析の方法の再検討(理論,仮説,データの検討)
第12回:実証分析の方法の再検討(分析方法の検討)
第13回:前期に於ける研究の中間報告(レジュメ提出:報告)
第14回:前期に於ける研究の中間報告(レジュメ提出:報告に対する問題点の確認)
8〜9月は教員と連絡をとりつつ自主ゼミで研究遂行
第15回:前期の問題点解決を確認(理論の再検討)
第16回:前期の問題点解決を確認(分析方法の再検討)
第17回:研究論文の執筆(論文の概要を確認,検討)
第18回:研究論文の執筆(論文の概要を最終確認)
第19回:学内プレゼンテーション資料の検討(論理構成)
第20回:学内プレゼンテーション資料の検討(ビジュアル)
第21回:各種学会研究会への提出論文の理論的検討
第22回:各種学会研究会への提出論文の分析方法の検討
第23回:各種学会研究会へのプレゼンテーション資料の検討(論理構成)
第24回:各種学会研究会へのプレゼンテーション資料の検討(ビジュアル)
第25回:演習論文のテーマ探索(問題意識の探求)
第26回:演習論文のテーマ探索(具体的なテーマ)
第27回:演習論文のテーマ決定(論理構成)
第28回:演習論文のテーマ決定(データと分析方法)

【演習3】(4年次)
 各自の卒業論文の報告を中心に授業を進める.各自2回程度の報告を行った後に,論文執筆し,12月に論文の報告会を行う.
第1回:演習論文の書き方について(報告順番の確定)
第2回:演習論文の研究概要1(テーマの適切性)
第3回:演習論文の研究概要2(論理構成と分析方法)
第4回:演習論文の研究経過3(理論的検討)
第5回:演習論文の研究経過4(分析方法の検討)
第6回:演習論文の研究経過5(理論的検討での注意点の修正箇所報告)
第7回:演習論文の研究経過6(分析方法の検討での注意点の修正箇所報告)
第8回:演習論文の分析と結果の検討(統計モデル,フォーマルモデルの結果から)
第9回:演習論文の分析方法の検討(論理構成の観点から)
第10回:演習論文の草稿提出(報告)
第11回:演習論文の草稿提出 (批評,討論)
第12回:演習論文の完成原稿の提出(報告)
第13回:演習論文の完成原稿の提出(批評,討論)
第14回:完成原稿の確定,提出

授業時間外の学修の内容

指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと

授業時間外の学修の内容(その他の内容等)

授業時間外の学修に必要な時間数/週

・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。

成績評価の方法・基準

種別 割合(%) 評価基準
レポート 20 レジュメなどの書き方,論理的に書けているか
平常点 80 議論に積極的に参加して,積極的に自分の意見を述べるようになることができるようになったか.

成績評価の方法・基準(備考)

【演習1】
議論に積極的に参加して,積極的に自分の意見を述べるようになることができるようになったか.(80%)
レジュメなどの書き方,論理的に書けているか(20%)
【演習2】
論理的思考能力とその表現力(50%)
議論に於ける理解力と応答能力(50%)
【演習3】
論理的思考能力とその表現力(50%)
批判的思考能力(50%)

課題や試験のフィードバック方法

授業時間内で講評・解説の時間を設ける

課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)

授業時間内で研究についての講評,解説,アドバイスをおこなう.

アクティブ・ラーニングの実施内容

PBL(課題解決型学習)/ディスカッション、ディベート/グループワーク/プレゼンテーション

アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)

演習1〜演習3に至るまで,議論,グループワーク,プレゼンテーションを行う.また,研究内容によっては現地調査,社会調査なども行う

授業におけるICTの活用方法

タブレット端末

授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)

授業においてはwebex,respon,manaba等を活用し,教員と学生のコミュニケーションを円滑に執り行う.

実務経験のある教員による授業

いいえ

【実務経験有の場合】実務経験の内容



【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容

テキスト・参考文献等

受講学生と相談の上きめる,また参考文献は適宜紹介する.

その他特記事項


演習の授業は、学生の自由闊達な議論が重要である。よって、学生諸君は臆することなく発言してもらいたい。

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