中央大学

シラバスデータベース|2025年度版

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ホーム > 講義詳細:ネットワーク情報法特論

シラバス

授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科など 担当教員 教員カナ氏名 配当年次 単位数
ネットワーク情報法特論 2025 後期 木6 国際情報研究科修士課程 小向 太郎 コムカイ タロウ 1・2年次配当 2

科目ナンバー

IG-NF5-IL05

履修条件・関連科目等

授業で使用する言語

日本語

授業で使用する言語(その他の言語)

ただし、資料は英語文献を使用する場合がある

授業の概要

 デジタル・ネットワークの急速な普及は、人々のコミュニケーションを大きく変え続けている。多くの人にとって、インターネットやスマートホンがない生活はもはや考えられない。こうした変化は、我々に大きな恩恵をもたらすとともに、新たな問題も生じている。ネットを使った 詐欺、誹謗中傷、著作権侵害、青少年有害情報、個人情報の不適切な利用、サイバー攻撃など、以前にはあまりみられなかった問題も深刻になっている。ネットが社会の分断を生み出したり、民主主義の根幹を揺るがすのではないかという指摘もある。情報は容易に国境を超えるため、問題の検討にグローバルな視点も不可欠になっている。 この授業では、こうしたデジタル・ネットワークに関する法的課題を広く取り上げ、具体的な問題について議論・検討する。基本的事項と最近のトピックについて説明とディスカッションを行ったあと、情報法に関する裁判例について、受講者が分担して報告を行い、それを基に全員で議論する。これらを通じて、情報法に関する理解を深め、具体的な論点や具体的な事例を論ずることができるようになることを目指す。

科目目的

 デジタル・ネットワークと法律・制度に関する問題を広く取り上げて、学生と教員との対話型講義を行うことで、具体的な問題への情報法的アプローチに関する理解を深めることを目的とする。

到達目標

 デジタル・ネットワークと法律・制度についての理解を深め、デジタル・ネットワークの発展によって生じている法的諸問題について論ずるための基礎的素養を身につけることを目指す。

授業計画と内容

第1回:授業の進め方:デジタル・ネットワークと法律・制度
第2回:事例研究の進め方
第3回:【事例研究】デジタル・ネットワークと媒介者責任
第4回:【事例研究】デジタル・ネットワークと人格権侵害
第5回:【事例研究】デジタル・ネットワークと著作権侵害
第6回:【事例研究】デジタル・ネットワークとプラットフォーム
第7回:【事例研究】デジタル・ネットワークと個人情報保護
第8回:【事例研究】プログラム開発者と法的責任
第9回:【事例研究】個人情報漏洩と法的責任
第10回:【事例研究】権利侵害情報と発信者情報開示請求
第11回:【事例研究】有害情報に対する規制
第12回:【事例研究】国境を超える情報と法適用
第13回:【事例研究】デジタル・ネットワークと犯罪捜査
第14回:総括・まとめ:デジタル・ネットワークと情報法

授業時間外の学修の内容

その他

授業時間外の学修の内容(その他の内容等)

自分の報告については、的確な報告を行うための十分な準備を行う。その他の各回テーマについても、ディスカッションに積極的に参加するために、テーマに関する考文献等の資料を読み論点を理解しておく。

授業時間外の学修に必要な時間数/週

成績評価の方法・基準

種別 割合(%) 評価基準
平常点 100 自分の報告について、十分な準備をして的確な報告を行ったか。ディスカッションにおいて、テーマについて事前学習として考文献等の資料を読み十分に理解した上で、積極的に議論に参加したか。

成績評価の方法・基準(備考)

原則、10回以上授業に出席しないと成績評価の対象となりません。

課題や試験のフィードバック方法

授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う

課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)

アクティブ・ラーニングの実施内容

ディスカッション、ディベート

アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)

授業におけるICTの活用方法

その他

授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)

BYOD機器を用い、manabaやresponなどが提供するインタラクティブ機能を必要に応じて使用する。

実務経験のある教員による授業

はい

【実務経験有の場合】実務経験の内容

情報通信分野のシンクタンクで法制度研究や政策提言に携わった実務経験(1991年1月~2016年3月、株式会社情報通信総合研究所勤務)がある。

【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容

実務経験を踏まえて、デジタル化・ネットワーク化・グローバル化の観点から、情報法の現実的な課題を具体的に提示し、体系的な理解と問題意識を醸成する。

テキスト・参考文献等

【テキスト】
小向太郎『情報法入門(第7版)』NTT出版(2025年)
長谷部恭男・山口いつ子・宍戸常寿『メディア判例百選』有斐閣(2018年)
【参考文献】
授業内で適宜指示する。

その他特記事項

参考URL

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