シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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計算基礎理論 | 2025 | 前期 | 火3 | 理工学研究科博士課程前期課程 | 今井 桂子 | イマイ ケイコ | 1年次配当 | 2 |
科目ナンバー
SG-IG5-8C11
履修条件・関連科目等
基礎となる数学的概念、基本的なデータ構造やアルゴリズムに関する知識を持っていること.
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
計算量理論の基礎的な事について講義を行なう.
基礎となる概念を習得し,NP完全やNP困難を正しく理解する.
科目目的
実社会における最適化問題の多くは,NP困難と呼ばれる難しい問題である.計算量理論の基礎を学び,NP困難な問題であるかどうかを正しく判断できるようにする.
到達目標
計算量の基本的概念を理解する.
授業計画と内容
第1回 計算量とは
第2回 NP完全の理論1:決定問題
第3回 NP完全の理論2:クラスPとNP
第4回 NP完全の理論3:多項式時間還元
第5回 SATの難しさ
第6回 代表的なNP完全問題(3SAT)
第7回 代表的なNP完全問題(3次元マッチング)
第8回 代表的なNP完全問題(頂点被覆)
第9回 代表的なNP完全問題(ハミルトン閉路)
第10回 代表的なNP完全問題(分割問題)
第11回 NP完全問題のまとめ
第12回 NP困難問題
第13回 近似アルゴリズム
第14回 難しい問題の例(プレゼンテーション)
授業時間外の学修の内容
その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
概念や証明の詳細を理解するために,各回の内容を次の回までに復習しておくこと.
NP完全問題の例を各自が調べ,最終回に発表を行うので,準備をしておくこと.
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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レポート | 60 | 計算量理論の基本的概念を理解し、論理的に正しく証明を構成することができている。 |
平常点 | 40 | 授業における参加や貢献度も評価に加える。プレゼンテーションにおいて、問題をよく理解し,他者に分かるように説明ができている。他の学生の発表に対して適切なコメントをすることができている。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
プレゼンテーション
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
その他
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
必要に応じて,Webexミーティング,Googleドライブ等を用いて双方向型の学び及び自主学習支援を実施する.具体的にはその都度指示する.
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
M. R. Garey and D. S. Johnson: Computers and Intractability
- A Guide to the Theory of NP-Completeness, W. H. Freeman and Company, 1979.