シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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解析概論 | 2025 | 前期複数 | 月3,金2 | 理工学部 | 稲沢 良夫 | イナサワ ヨシオ | 2年次配当 | 4 |
科目ナンバー
SE-AN2-5A09
履修条件・関連科目等
1年次の「数学A」、「数学B」、「線形代数」の内容を修得していること。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
応用数学は、理工学の多くの分野において極めて重要である。この科目では、複素関数論、フーリエ解析、ラプラス変換など、応用数学の基礎について講義する。
科目目的
複素関数論、フーリエ級数、フーリエ変換、ラプラス変換の基礎を習得することを目的とする。
到達目標
この科目で学習する数学は、3・4年次の専門科目を履修するうえで重要な基礎となるものである。是非とも全ての内容を修得してほしい。
授業計画と内容
1.複素関数論(第1回~第17回)
第1回 複素数と複素平面
第2回 数列と級数
第3回 複素関数の極限と微分
第4回 コーシー・リーマンの関係式
第5回 等角写像
第6回 べき関数
第7回 初等関数
第8回 複素積分
第9回 コーシーの積分定理
第10回 コーシーの積分公式
第11回 関数項級数
第12回 テイラー展開
第13回 ローラン展開
第14回 零点と特異点
第15回 解析接続
第16回 留数の定理
第17回 定積分の計算
2.フーリエ級数とフーリエ変換(第18回~第25回)
第18回 フーリエ級数
第19回 フーリエ余弦級数、フーリエ正弦級数、複素フーリエ級数
第20回 フーリエ級数展開の例
第21回 フーリエ級数からフーリエ積分へ
第22回 フーリエ変換
第23回 フーリエ変換の例
第24回 フーリエ変換の性質
第25回 フーリエ級数とフーリエ変換の応用
3.ラプラス変換(第26回~第28回)
第26回 ラプラス変換の定義と性質
第27回 ラプラス逆変換
第28回 ラプラス変換の応用
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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中間試験 | 50 | 「複素関数論」に関する到達度確認 |
期末試験(到達度確認) | 50 | 「フーリエ級数」「フーリエ変換」「ラプラス変換」に関する到達度確認 |
成績評価の方法・基準(備考)
中間試験、期末試験の結果により成績を評価する。なお授業への出席が60%以上必要です。
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
実施しない
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
テキスト:
白井 宏 「応用解析学入門 - 複素関数論・フーリエ解析・ラプラス変換 -」 コロナ社、1993年発行
ISBN 978-4-339-06066-9
参考書:
特に必要としない。必要があれば紹介する。