シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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統計学 | 2025 | 後期 | 月2 | 国際情報学部 | 北原 鉄朗 | キタハラ テツロウ | 1年次配当 | 2 |
科目ナンバー
GI-SA1-IT07
履修条件・関連科目等
1年次配当「プログラミングのための数学」の内容を十分に理解していること。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
機械学習やビッグデータ分析の基礎は、大量のデータからいかに意味のある知見を抽出するかにあり、その根本的な原理は従来からの統計学に依拠している。その他、『客観的な評価をする』という場面において統計学の知識が不可欠である。統計学の基礎として、一変量・二変量の記述統計、確率と確率分布、統計的検定の考え方について学ぶ。
授業は講義形式で実施する。必要に応じて、統計検定3級の問題を用いた演習も取り上げる。また、適宜`Pythonを用いたコンピュータ実習を併用する。
科目目的
本授業では現代のビッグデータや機械学習などの情報技術の基礎として、統計学的考え方を理解することを目的とする。
到達目標
第1到達目標:代表的な統計処理を理解する
第2到達目標:実データと対応付けて統計処理を実践できるようになる
授業計画と内容
第1回 : 統計学とは何か、Google Colabの準備
第2回 : Python入門、データの読み込み・可視化
第3回 : 基本的な統計量(1変量データ)
第4回 : 基本的な統計量(2変量データ)
第5回 : 確率と確率変数
第6回 : 主要な確率分布(離散分布)
第7回 : 主要な確率分布(連続分布)
第8回 : 母数の推定(母集団と標本、不偏推定量)
第9回 : 区間推定
第10回: 仮説検定(基本的な考え方、母平均の検定)
第11回: 仮説検定(母平均の差の検定)
第12回: 総合演習(Python中心)
第13回: 総合演習(手計算中心)
第14回: まとめ(授業内試験と解説で理解を深める)
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
【事前学習】授業資料を事前に読み込み、授業内容を理解するのに必要な基礎知識を自ら学んでおくこと。
【事後学習】板書を写したものを見返したり、授業内に扱った演習問題を解き直したりすることにより、理解を深め、試験問題を解けるようにしておくこと。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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期末試験(到達度確認) | 100 | 統計学に関する各概念に関する正しい知識があり、正しい統計的判断、統計に関する計算、用語や概念の正確な説明ができるかどうかによって評価する。 |
成績評価の方法・基準(備考)
授業ごとのミニ課題などの提出状況が悪い場合は、減点の対象となる。
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
実施しない
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
その他
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
受講者が所有するPCを持参し、授業内演習に活用する。
Google Colabが動く環境であることを必須とする。
OSは問わないが、タブレットやスマートフォンは不可とする。
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
教科書:尾畑伸明、荒木由布子:Pythonで学ぶ確率統計、共立出版
(原則として初回授業までに購入すること)