シラバス
| 授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 古文教材研究 | 2026 | 前期 | 火4 | 文学研究科博士課程前期課程 | 吉野 朋美 | ヨシノ トモミ | 1年次配当 | 2 |
科目ナンバー
LG-JN5-103L
履修条件・関連科目等
特に条件はありません。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
この授業は、受講者が高等学校の古典に関する授業を担当することを想定し、作品を「読む」ということ、また作品をどのように教材として「教える」かについて考えていきます。
今年度の授業では、受講者が選んだ教科書掲載の作品について、皆であらためてじっくり読んでみたいと思います。担当者は、まずその文学史的位置づけ、作品における掲載箇所の位置づけについて調査します。ついで、表現の特質やねらいをきちんと把握しながら精緻に読み、作品や当該箇所についての理解を深めます。その過程では、自分で注釈・現代語訳を施す作業もおこないます。また、その作品や当該箇所について、先行研究の把握や関連作品や後世の受容の様相を含めて多角的に調査・考察もしていきます。これらの作業は、生徒たちに古典の面白さを伝える際必要となる「知」の蓄積のための重要な基礎作業です。
その上で、その作品について、どのようにしたら「教材」としての読みを深めることができるか、生徒の興味関心を刺激するような授業が展開できるかを受講者全員で考えてみたいと思います。さらに、教科書の掲載箇所にこだわらず、その作品に関連する発展的な学習の方法、現在の教育現場で求められている主体的で深い学びを実現できるようなアクティブラーニング型の授業のアイディアを受講生で考え、実践してみたいと思います。
科目目的
古典の面白さを体感できるようにすることをまず目的とします。自分が面白いと思わないと、生徒にも古典の面白さは伝えられないからです。そのために、表現の特質やねらいをきちんと把握しながら精緻に読み、作品や当該箇所についての理解を深めるための「知」を蓄積していけるようにしたいと思います。最終的には、現代語訳を暗記すればいい、と思われないような授業を展開できるような力がつくことを目的とします。
到達目標
〇作品をとりまく文化状況、作品のもつ歴史的役割を理解し、大きな視点で作品の本質を捉えられるようになること。
〇作品読解の能力を高め、古典作品の面白さを伝えられるようになること。
〇豊かな過去の遺産に生徒が触れられるように、さまざまな作品を教材化する能力を持つこと。
授業計画と内容
1、ガイダンス―授業の進め方、資料についての説明
2、『平家物語』について(調査)
3、「壇ノ浦合戦」読解(演習)
4、アクティブラーニング型授業を考える
5、『伊勢物語』について(調査)
6、「小野の雪」(演習)
7、アクティブラーニング型授業を考える
8、『古今著聞集』について(調査)
9、「能は歌詠み」(演習)
10、アクティブラーニング型授業を考える
11、『六百番歌合』について(調査)
12、「夕恋」題について(演習)
13、アクティブラーニング型授業を考える
14、総括
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
受講者全員、あらかじめ授業で取り上げる作品の全体を読んでおいて下さい。各回で取り上げる部分については、とりわけ丹念に予習して臨んで下さい。また、授業で解決できなかったことについても各自で調べを進め、その成果を後に報告してください。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
| 種別 | 割合(%) | 評価基準 |
|---|---|---|
| レポート | 50 | 発表内容(質疑や補足も含む)、発表資料によって評価します。 |
| 平常点 | 50 | 各回の事前・事後課題への取り組みの充実度、授業時の討議への参加状況で評価します。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
ディスカッション、ディベート/プレゼンテーション
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
東京書籍『精選古典探究』(古文編)をもとにする予定です。適宜プリントもしくはmanabaで配布します。
その他特記事項
おもに国語科専修免許取得希望者を対象にしていますが、教職志望者以外でも、教科書に出て来るような、有名な古典作品について広く学び、知識を深めることを目指す方を歓迎します。