シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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国際政治特講1 戦後ドイツの社会変動と社会運動2 | 2025 | 秋学期 | 木3 | 法学部 | 井関 正久 | イゼキ タダヒサ | 3・4年次配当 | 2 |
科目ナンバー
JU-IN3-015S
履修条件・関連科目等
春学期開講の「戦後ドイツの社会変動と社会運動1」を受講していることが望ましい。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
デタント・新冷戦期からドイツ統一までのドイツ連邦共和国(西ドイツ)およびドイツ民主共和国(東ドイツ)の外交・内政、およびそれぞれの時期における抗議運動の変遷を詳細に検討し、戦後ドイツにおける社会変動を考察する。さらに、右翼ポピュリズムの伸張をはじめ、今日のドイツ社会が抱える諸問題の根源を分析する。
科目目的
冷戦終結を決定づけたドイツ統一から35年経った今日、世界情勢はふたたび大きく変動しつつある。こうしたなか冷戦の中心にあったドイツを軸に冷戦史全体を振り返ることが改めて重要となってきている。また反原発運動をはじめ、市民がアクティヴに政治に参加するドイツ社会への関心が、日本でもますます高まっている。戦後ドイツ政治史について、東西ドイツの内政・外交の展開、市民社会の形成・発展、および社会運動の変遷を中心に検討し、抗議文化が定着していった歴史的背景を考察することが本講義の目的である。
到達目標
戦後ドイツを事例に、社会運動が政治や社会の変容において果たす役割を明らかにするとともに、戦後史・冷戦史の知識を深める。
授業計画と内容
第1回 授業の概要・方針
第2回 ポスト「68年」の東西ドイツ
第3回 ブラント時代の外交
第4回 ブラント時代の内政
第5回 シュミット時代の外交・内政
第6回 「ドイツの秋」
第7回 「新しい社会運動」
第8回 コール時代の外交・内政
第9回 緑の党の躍進
第10回 ホーネッカー時代の東ドイツ
第11回 「東欧革命」と東西ドイツ
第12回 「ベルリンの壁」崩壊
第13回 ドイツ統一とその後
第14回 まとめ
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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期末試験(到達度確認) | 80 | 論述試験 |
平常点 | 20 | 授業への参加度、授業態度 |
成績評価の方法・基準(備考)
毎回出席をとる。欠席数の多さによっては成績評価の対象外となる場合もある。
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
実施しない
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
参考書:井関正久『ルディ・ドゥチュケと戦後ドイツ』(共和国, 2024年)
その他、授業中に随時紹介する。