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シラバスデータベース|2026年度版

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ホーム > 講義詳細:文化論B1

シラバス

授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科など 担当教員 教員カナ氏名 配当年次 単位数
文化論B1 2026 春学期 木2 法学部 一政 史織 イチマサ シオリ 3・4年次配当 2

科目ナンバー

JU-HO3-003L

履修条件・関連科目等

授業で使用する言語

日本語

授業で使用する言語(その他の言語)

授業の概要

本授業は、アメリカ史を文化の視点から読み解き、アメリカの社会変容や国家形成の過程を、政治・社会・経済と文化の相互関係の中で捉え直す。授業では、 歴史を単なる過去の出来事として紹介するのではなく、誰が、どのような立場から語り、何が記憶・記録され、何が不可視化されてきたのかという視点から検討する。前期は、先住民の歴史と文化から議論を始め、植民地時代から南北戦争に至るまでの時期、後期は、南北戦争後の再建期から現代までの時期を取り上げる。授業では、文化・社会史を時系列的にただ説明するのではなく、今日的な政治・文化的課題と結びつけて議論を進める。そのため、当時の社会、政治、経済的文脈だけでなく、現代を含めた様々な時代の絵画、映画、文学、博物館などの文化表象やメディアにおける歴史と文化の語られ方も分析し、歴史的事象が文化的に意味づけられてきたプロセスも批判的に検討する。

科目目的

本授業の目的は、現代のアメリカ社会が抱える諸問題や、文化・政治的対立を読み解くために、アメリカ史を文化の視点から考察することである。 授業では、支配的な物語がいかに構築されてきたのか批判的に論じ、人種、エスニシティ、ジェンダーなどから周縁化されてきた人々の経験や語りに目を向け、彼らの文化や歴史を多元的な視点から理解することを目指す。

到達目標

授業を通じて受講者は、アメリカ合衆国という国家がどのような価値観や包摂と排除の論理のもとで形成され・拡大してきたのか、また、その過程が現代社会や文化にいかなる影響を及ぼしているのかを考察できるようになることを目標とする。 さらに、歴史的事象や文化表象を批判的に読み解く力を養い、現代のアメリカが抱える諸問題について、自らの視点から論じる力を身につける。

授業計画と内容

前期授業計画
第1回:ガイダンス:アメリカ史を文化から読み解く
第2回:「コロンブスの日」と「先住民の日」論争
    ー北米先住民の歴史と文化をめぐって
第3回:ポカホンタス
    ー物語・絵画・映画から見る先住民女性像とその批判
第4回:建国の神話をめぐる現代の政治・文化戦争
    ードラマ、映画、史跡(公園)・博物館からみる建国の神話
     (ジェームズタウンとプリマスを例に)
    ー1619プロジェクト論争    
第5回:植民地時代:キリスト教共同体の理想的な女性像と「魔女」
    セーラムの魔女裁判の社会・文化背景とその後の裁判制度への影響
    現代のセーラムと歴史の記憶
第6回:アメリカ革命と啓蒙主義
    ーアメリカ合衆国憲法を読みその文化的背景や現代への影響を考える
第7回:建国期の「共和国の母」像と女子教育論
     ーコンダクト・ブックと女性らしさのイデオロギー
第8回: 孤立主義と膨張主義
     連邦共和国の成長:ルイジアナ購入・一八一二年戦争
     アメリカ国歌についての一考察     
第9回: 19世紀前半の北部・西部の経済・産業発展
     ー家内労働・賃金労働および消費を通じた文化変容
      (女性たちの布作り、裁縫、織物、服飾文化と「ローウェルの女工」)
第10回:「明白なる天命」:西漸運動・テキサス併合・米墨戦争
      絵画から見る「アメリカ」の歴史と文化表象
第11回: 奴隷制をめぐる歴史記述と抵抗の文化①
      20ドル札の人物選定をめぐる議論
      ーアンドリュー・ジャクソンからハリエット・タブマンへのデザイン変更
      映画『ハリエット』と地下鉄道
第12回: 奴隷制をめぐる歴史記述と抵抗の文化②
      ハリエット・A・ジェイコブズの自叙伝と現代における出版の意味
第13回: 奴隷制をめぐる歴史記述と抵抗の文化③
      逃亡奴隷法とマーガレット・ガーナー(Margaret Garner)の事件
      トニ・モリソン『ビラブド』(Beloved) で描かれる共同体と抵抗の文化     
第14回: 授業のまとめ

授業時間外の学修の内容

指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出

授業時間外の学修の内容(その他の内容等)

授業時間外の学修に必要な時間数/週

・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。

成績評価の方法・基準

種別 割合(%) 評価基準
レポート 40 学期末のレポート
平常点 60 授業への参加、ペアやグループワーク、発表や討論への貢献、ノートテイクや要約、リアクションペーパーなどの授業内外での取組み

成績評価の方法・基準(備考)

課題や試験のフィードバック方法

授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う

課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)

アクティブ・ラーニングの実施内容

ディスカッション、ディベート/グループワーク

アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)

授業におけるICTの活用方法

その他

授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)

インターネットを利用して、トピックや学習に関連する資料を集めたり、視聴覚教材を視聴したりします。オンラインリソースの紹介等もします。教材配布やリンク等の周知は、manabaを利用しますので、教材は事前にダウンロード(必要に応じて印刷)し、必要なリンクは開けるようにしてください。授業時のペアやグループワーク時に、Google Document等を利用して、共有ドキュメントに書き込んで協働学習をすることもあります。

実務経験のある教員による授業

いいえ

【実務経験有の場合】実務経験の内容

【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容

テキスト・参考文献等

配布資料や各種参考文献等は授業内で配布、指示します。

その他特記事項

参考URL

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