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シラバスデータベース|2026年度版

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ホーム > 講義詳細:専門演習Ⅱ

シラバス

授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科など 担当教員 教員カナ氏名 配当年次 単位数
専門演習Ⅱ 2026 後期 水2 総合政策学部 横山 陸 ヨコヤマ リク 2年次配当 2

科目ナンバー

PS-IF2-SM02

履修条件・関連科目等

以下を履修の条件とします。
1.講義「入門・社会倫理学」「入門・哲学」「社会倫理学」「社会思想」をすでに履修済みであるか、並行して履修していること。
2.毎回の課題(20〜30ページの輪読箇所の要約作成)および学期末の課題(レポート)を必ず提出できること。
3.アルバイト・サークル・就職活動などよりも、ゼミおよび課外活動(春のプレゼミ・夏の合宿等)を優先できること。課外活動については日程調整も配慮しますが、基本的にゼミを最優先としてください。

授業で使用する言語

日本語

授業で使用する言語(その他の言語)

授業の概要

このゼミでは、哲学・倫理学・社会思想の観点から、現代社会の諸問題について考えます。2026年度の2年次「専門演習」では、ドイツの哲学者・社会学者エーリッヒ・フロム(1900–1980)の思想から、人間個人の「孤独」や「愛」と政治・社会との関係について考察します。ユダヤ系ドイツ人のフロムはナチスに迫害されアメリカに亡命し、亡命先で刊行した著書『自由からの逃走』において、自由の「孤独」に耐えられない人々が権威主義や全体主義に迎合する心理プロセスを分析しました。さらに著書『愛するということ』では、孤独を乗り越えるための「愛」について論じています。フロムの議論は、現代社会における孤独やポピュリズム、排外主義を考える上でも有意義です。

ゼミでは前期はフロムの『自由からの逃走』を、後期は『愛するということ』とフロイトの『精神分析入門』(抜粋)を輪読します。また、夏合宿ではウェーバーの社会学やミルの自由論など関連テクストも扱います。毎回、事前に20ページ程度を読み要約を作成し、授業で議論を通じて理解を深めます。ゼミ生には、文章を読む・書く・自分で考えることが求められます。

なお、例年の参加は6〜8名程度で、FLPとの掛け持ちも認めています。また、3・4年次「事例研究・卒業研究」では、さらに専門的なテキストを輪読したり、各自で研究テーマを決めて、毎学期の個人発表とレポート執筆を通じて、最終的に卒業論文を完成させます。

科目目的

総合政策学部のディプロマ・ポリシーに基づき、社会・文化政策とその問題点を思想・哲学の観点から考察することを通じて、「さまざまな観点から社会現象を解明する能力」と「多様な異文化を理解・受容できる包容力」の習得をめざします。

到達目標

科目の目的に基づいて、以下の二点を到達目標とします。
(1)哲学・思想に関する抽象的な理論を(批判的に)理解できる。
(2)理論を応用して、社会・文化政策とその問題を分析できる。

授業計画と内容

ゼミ形式の授業ですので、参加者の人数、理解度、興味関心に応じて、授業計画は変更することがあります。

●前期 フロム『自由からの逃走』の輪読
第01回 オリエンテーション
第02回 自由とは何か? 
第03回 個人と自由
第04回 宗教と自由
第05回 ウェーバーの議論との比較
第06回 近代における自由の二面性
第07回 小括(自由の議論のまとめ)
第08回 逃避のメカニズム:権威主義
第09回 逃避のメカニズム:破壊性
第10回 逃避のメカニズム:機械的画一性
第11回 小括(逃避のメカニズムのまとめ)
第12回 全体主義・ナチズムの心理
第13回 個性の幻影
第14回 自由と自発生

●後期 
(1)フロム『愛するということ』の輪読
第01回 愛は技術か?
第02回 愛と実存
第03回 親子の愛
第04回 友愛・母性愛・恋愛
第05回 自己愛
第06回 神への愛
第07回 小括(愛の種類に関するまとめ)
第08回 愛の崩壊
第09回 愛の習練
第10回 小括(フロムの愛の理論のまとめ)

(2)フロイト『精神分析入門』(抜粋)の輪読
第11回 セクシャリティについて 
第12回 欲動の発達
第13回 欲動と病因論
第14回 欲動とナルシズム(自己愛)

授業時間外の学修の内容

指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出/その他

授業時間外の学修の内容(その他の内容等)

毎回、授業で輪読するテクスト(20〜30ページ)について、授業時間外に簡単な要約と問題提起(A4で1〜2枚程度)を作成し、授業前日の21時までにmanabaで提出することを義務づけます。

なお、夏休み・春休みに数日の課外活動(合宿・プレゼミ)を行います。日時や実施形態については、学生の意見を聞きながら決めたいと思いますが、履修条件にも挙げたように、サークル・アルバイト・就活よりも優先してください。

授業時間外の学修に必要な時間数/週

毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。

成績評価の方法・基準

種別 割合(%) 評価基準
レポート 50 ①授業で扱ったテクストの内容が理解できているか、②自分のテーマ・問題関心が掘り下げられているか、③論理的な文章となっているか、という観点から総合的に評価します。
平常点 50 ①ゼミ形式の授業ですので、ディスカッションへの参加姿勢を重視します。それに加えて、②毎回提出する小レポートの内容を評価対象とします。

成績評価の方法・基準(備考)

ゼミ形式の授業ですので、以下の場合には(他の評点のいかんに関わらず)E判定(不可)とします。①出席が不良の場合(3回以上の欠席)、②課題物の提出が不良の場合、③期末レポートが未提出の場合。

課題や試験のフィードバック方法

授業時間内で講評・解説の時間を設ける

課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)

アクティブ・ラーニングの実施内容

ディスカッション、ディベート/グループワーク

アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)

授業におけるICTの活用方法

実施しない

授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)

実務経験のある教員による授業

いいえ

【実務経験有の場合】実務経験の内容

【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容

テキスト・参考文献等

【テキスト】
前期:フロム『自由からの逃走』(新版)日高六郎、東京創元社、1952年(ISBN:4488006515)
後期:フロム『愛するということ』鈴木晶訳、紀伊国屋書店、2020年(ISBN:4314011777)
*その他に、夏合宿・プレゼミなどで輪読するテキストを購入する必要があります。

その他特記事項

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