シラバス
| 授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| ヨーロッパ交流論B/特殊講義(現代ドイツの歴史と社会Ⅱ) | 2026 | 後期 | 火4 | 総合政策学部 | パッハー アリス | パッハー アリス | 3・4年次配当 | 2 |
科目ナンバー
PS-AT3-0004
履修条件・関連科目等
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
本授業は日本語で行われるため、ドイツ語履修者以外の履修も可能である。
特殊講義(ヨーロッパ社会文化論・前期)を履修しなくても本講義(後期)の履修は可能。
本授業「ヨーロッパ交流論」では、ドイツ語圏、とりわけオーストリア社会を中心に、ジェンダー、福祉、教育、労働、移民、宗教、文化といったテーマを取り上げながら、ドイツ・オーストリアなどの社会・文化の特徴を多角的に学ぶ。政策・制度、社会構造、文化・日常生活という三つの視点から社会を捉えることで、ヨーロッパ社会がどのように形成され、どのような課題を抱えているのかを理解することを目指す。また、日本社会との比較や相互理解の視点も取り入れ、異なる社会や価値観を相対化して考える力を養う。
科目目的
本授業の目的は、ドイツ語圏社会を事例として、社会制度や歴史的背景が人々の価値観や日常生活とどのように結びついているのかを理解することである。特に、ジェンダーや家族、福祉、労働といった身近なテーマを通じて、「当たり前」と思われがちな社会のあり方が、特定の歴史的・社会的文脈の中で形成されてきたものであることに気づくことを重視する。ヨーロッパ社会を学ぶことを通して、日本社会を相対的に捉え直し、他者や異文化に対する理解を深めることを目的とする。
また、幅広くドイツの基礎知識を学習することによって、履修者は自らドイツを対象にした研究を行えるようになることが本講義の目的です。
到達目標
・ドイツ語圏、特にオーストリア社会における主要な社会制度(福祉、教育、家族政策など)とその特徴を説明できるようになる。
・ジェンダー、労働、移民、格差といった社会的課題が、政策や社会構造とどのように結びついているかを理解し、自分の言葉で説明できるようになる。
・宗教、LGBTQ+、メディアなどをめぐる価値観や文化の違いについて、ステレオタイプに依らず批判的に考察できるようになる。
・ヨーロッパ社会と日本社会を比較しながら、社会の多様性や相対性について考える視点を身につける。
社会現象に対して「なぜそうなっているのか」と問いを立て、他者と対話しながら考える姿勢を養う。
授業計画と内容
第1回 イントロダクション
第2回 オーストリアにおけるジェンダー秩序の歴史
第3回 福祉国家・家族・ケア労働
第4回 高齢化と福祉制度
第5回 教育制度(1)義務教育
第6回 教育制度(2)大学教育
第7回 男性的社会秩序とナショナリズム(兄弟結社・男性性・国家)
第8回 労働・階級・ジェンダー
第9回 移民・エスニシティ
第10回 経済格差・地域格差
第11回 祝祭と社会規範:ドイツ語圏のクリスマス
第12回 オーストリアにおけるLGBTIQ+と法制度
第13回 メディアと日常生活(ステレオタイプと相互理解)
第14回 まとめ
授業時間外の学修の内容
授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
授業時間外の学修に必要な時間数/週
毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
| 種別 | 割合(%) | 評価基準 |
|---|---|---|
| 期末試験(到達度確認) | 40 | 講義の内容に関する試験を行います。(対面) |
| その他 | 60 | ①グループ発表。一つの講義に関係があるものについてグループ発表してもらいます。(1回のみ、10分程度)内容とプレゼン方法を評価します。 ②復習クイズの作成。一つの講義の内容に基づいて履修者向けの復習クイズを作成してもらいます。(1回のみ・グループ作業)次回の講義時間に他の履修者はクイズに答える(各講義・個人・5分程度)。 ③各講義に関する短い課題を解いてもらいます。(各講義・個人) |
成績評価の方法・基準(備考)
復習クイズの解答と課題の提出は出席確認にもなります。定めた期間内に復習クイズに答えなかったこと、あるいは課題を提出しなかった回数が4回以上の場合、E判定とします。
同じく、グループ発表に関わらなかった場合、E判定とします。
課題や試験のフィードバック方法
授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
期末レポートとプレゼンテーションに対して必ずコメントします。
アクティブ・ラーニングの実施内容
PBL(課題解決型学習)/ディスカッション、ディベート/グループワーク/プレゼンテーション
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
その他
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
Manabaにおけるグループワーク、課題提出、テスト実施。
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
授業で必要なレジュメは教室で配布、あるいはmanabaに載せる予定です。
参考文献
アンソニー ギデンズ「社会学 (改訂第3版)」1998 (而立書房) ISBN:4880592501
水野博子「戦後オーストリアにおける犠牲者ナショナリズム:戦争とナチズムの記憶をめぐって」2020 (ミネルヴァ書房) ISBN:4623088626
その他特記事項
この科目は、1コマ100分の授業を前提に14回授業を実施します。