シラバス
| 授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| ジェンダー・セクシャリティと文化Ⅱ/特殊講義(ジェンダー・セクシャリティと文化Ⅱ) | 2026 | 前期 | 木4 | 総合政策学部 | パッハー アリス | パッハー アリス | 3・4年次配当 | 2 |
科目ナンバー
PS-GN3-0001
履修条件・関連科目等
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
本授業では、ジェンダーおよびセクシュアリティを社会的・文化的な視点から捉え、日本社会と他国、とりわけドイツ語圏諸国との比較を通じて理解を深める。日常生活における性別規範、身体やファッション、恋愛や家族、ライフ・ワークバランスといった身近なテーマから出発し、フェミニズムやインターセクショナリティなどの理論的枠組み、さらには性教育やセクシュアリティ研究の歴史、日本におけるセックスレス現象といった現代的課題まで幅広く扱う。文化や社会制度の違いに注目することで、ジェンダーやセクシュアリティが「当たり前」ではなく、社会的に形成されてきたものであることを学び、自文化を相対化する視点を養うことを目的とする。
科目目的
本授業は、ジェンダーおよびセクシュアリティを「個人の性格や嗜好」ではなく、社会的・文化的に形成されてきた規範として捉えることを目的とする。
学生が日常生活や社会の中で「当たり前」と感じている性別役割、身体観、恋愛や家族のあり方が、歴史や文化、社会制度によって構築されてきたものであることを理解し、それらに対して主体的に問いを立てる視点を養う。
また、日本社会と他国、とくにドイツ語圏社会との比較を通じて、ジェンダーやセクシュアリティの多様なあり方を学び、自身が生きる社会を相対化しながら考察する力を育成する。
到達目標
1.ジェンダーおよびセクシュアリティに関する基本概念を理解し、社会に存在する性別規範や価値観が「自然なもの」ではなく、社会的・文化的に構築されてきたものであることを説明できる。
2.日常生活、メディア、教育、恋愛や家族、労働などの具体的事例を通じて、ジェンダーおよびセクシュアリティの規範が個人の生き方や選択にどのような影響を与えているかを考察できる。
3.日本社会と他国(特にドイツ語圏)におけるジェンダー・セクシュアリティをめぐる文化や制度を比較し、その違いや共通点について自ら問いを立て、説明できる。
4.授業で扱った理論や事例をもとに、自身が社会で生きる中で直面するジェンダーやセクシュアリティに関する「当たり前」に疑問を持ち、根拠を示しながら自分の考えを表現できる。
授業計画と内容
第1回 ガイダンス(授業の説明)、ジェンダー・セクシュアリティとは
第2回 ジェンダーの視点から日常生活(社会)を考える
第3回 ジェンダーと多様性
第4回 男らしさ、女らしさ①(絵本、言語など)
第5回 男らしさ、女らしさ②(性別分業など)
第6回 身体・ファッション・メイク(ルッキズム)
第7回 恋愛・カップル文化
第8回 ジェンダー化された家族・育児
第9回 ライフワークバランスを考える
第10回 フェミニズム運動、インターセクショナリティ
第11回 海外(ドイツ語圏の)性教育
第12回 セクシュアリティ研究の歴史
第13回 日本のセックスレス現象
第14回 まとめ
*履修者の理解度により、順番が入れ替わったり、内容が多少変わる場合がある。
授業時間外の学修の内容
授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
毎回、授業の資料をmanabaに載せるので、授業の後に資料や参考書を読み復習すること。普段の生活からジェンダーの視点を意識することで、どのように物の見方が変わるのかを体感する。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
成績評価の方法・基準
| 種別 | 割合(%) | 評価基準 |
|---|---|---|
| 期末試験(到達度確認) | 40 | 講義の内容に関する試験を行います。(対面) |
| レポート | 30 | 講義内容をコメントシートとしてmanabaに提出する。 |
| その他 | 30 | この授業は講義形式であるが、グループディスカッションやグループ発表(1回のみ、10分)を取り組んでいるので、履修者には積極的に参加することを望む。 |
成績評価の方法・基準(備考)
・「その他」にはグループディスカッションおよびグループ発表(1回のみ、10分)と記載しましたが、履修者数に応じて変更する可能性があります。
・無断欠席が4回以上の場合は、成績評価の対象外となります。
・当たり前ですが、授業中のスマートフォン(教員の指示がある場合は除く)、居眠り、おしゃべり、食事は禁止します。
・以上の関して、教員が注意しても繰り返される場合には、授業への参加意欲がないと見なし、欠席扱いする場合もあります。
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
PBL(課題解決型学習)/ディスカッション、ディベート/プレゼンテーション
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
その他
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
Manabaにおけるグループワーク、課題提出、テスト実施。
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
授業で必要なレジュメはmanabaに載せる予定です。
参考文献
山口みどり、弓削尚子、後藤絵美 「論点・ジェンダー史学」 2023(ミネルヴァ書房)ISBN : 4623093506
池田緑「ジェンダーの考え方:権力とポジショナリティから考える入門書」2024 (青弓社)ISBN: 9784787235497
伊藤公雄、牟田和恵、丸山里美 「ジェンダーで学社会学(第4版)」2025(世界思想社)ISBN: 4790717968
その他特記事項
この科目は、1コマ100分の授業を前提に14回授業を実施します。
本講義では、ジェンダー・セクシュアリティを社会学を中心とした学術的観点から取り上げます。個人的な経験を話す必要はありませんが、自分自身のジェンダー観やセクシュアリティ観について考えるきっかけになればと考えています。また、特定のテーマについて、個人的な理由などから受講が難しい場合は、遠慮なく私にお知らせください。