シラバス
| 授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| グローバル社会と移民 | 2026 | 後期 | 木2 | 三浦 純子 | ミウラ ジュンコ | 3・4年次配当 | 2 |
科目ナンバー
PS-SC3-0002
履修条件・関連科目等
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
本講義では、「グローバル社会」と「移民」をキーワードに、人の移動に焦点を当てて学びます。人はなぜ移動するのでしょうか。また、なぜ移動せざるを得ないのでしょうか。人の移動によって、世界の人々は異文化と接触する機会が増え、「ウチ」と「ソト」を区別したり、アイデンティティについて考えたりするようになります。また、グローバルな越境状況においては、重要な社会問題が国際的な要素を帯びるようになり、一国だけで解決することが難しくなっています。その代表例が、送り出し国と受け入れ国の状況が相互に影響し合う難民や移民の問題です。
講義は三部構成となっており、第1部では、人の移動によって変化してきた「文化」の捉え方について理解を深めます。第2部では、人の移動の歴史やメカニズム、文化人類学における「動」の視点など、理論的な学びを通して理解を深めます。第3部では、国内外の移民に関する具体的な事例を取り上げ、文化の壁を越えた「共生」について考え、身近な課題として理解を深めます。
科目目的
本講義では、人の移動による文化の接触について、グローバル社会、「ウチ」と「ソト」、アイデンティティ、多文化共生、多文化主義などのキーワードと関連づけながら理解を深めるとともに、人はなぜ移動するのか、またなぜ移動せざるを得ないのかを問い、人の移動の歴史やメカニズム、さらに文化人類学において「動」がどのように捉えられているのかという理論的視点を踏まえて理解を深め、加えて、「より良い生活」あるいは人間の安全保障を守るために移動を決意した人々の具体的な事例―イタリアにおけるフィリピン移民や日本の多文化共生の取り組みなど―を通して、移民問題を身近な課題として学び、考察を深めることを目的とする。
到達目標
1)人の移動による文化の接触について、グローバル社会、「ウチ」と「ソト」、アイデンティティなどのキーワードを用いて説明できるようになること。また、多文化共生や多文化主義とは何かについて答えられるようになること。
2)人はなぜ移動するのか、また移民や難民が発生する要因について理論的に説明できるようになること。さらに、人類学の視点から人の移動がどのように捉えられているのかを説明できるようになること。
3)日本国内ではどのような多文化共生の取り組みが行われているのかについて答えられるようになること。また、講義での学びを通して、多文化共生とは何かについて自分の考えを述べられるようになること。
授業計画と内容
第1回 オリエンテーション:「人の移動がもたらした世界」
第2回【文化と移民】グローバル社会とは:「異文化へのまなざし」
第3回 【文化と移民】多文化共生と多文化主義
第4回【移動の理論】移民とは:人はなぜ移動するのか
第5回【移動の理論】文化人類学の「動」の捉え方:移動文化「考」
第6回【移動の理論】人が国境を跨ぐ権利と仕組み:パスポートと移動
第7回【移動の理論】難民と移民の境界線
第8回 【応用と事例】国際労働労働:海外ビジネスと帰国子女
第9回 【応用と事例(海外編1)】国際労働労働:途上国から先進国を目指して
第10回【応用と事例(海外編2)】イタリアのフィリピン移民:ミラノの家事労働者
第11回【応用と事例(海外編3)】移民の受け入れと英国・ロンドン
第12回【応用と事例(国内編1)】多文化共生:日本とイスラーム文化・在日ムスリム
第13回【応用と事例(国内編2)】多文化共生:静岡県、浜松市の取り組み・在日ブラジル人
第14回 統括・到達度確認
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
授業時間外の学修に必要な時間数/週
成績評価の方法・基準
| 種別 | 割合(%) | 評価基準 |
|---|---|---|
| 期末試験(到達度確認) | 50 | 最終授業の時に到達度確認を実施します。 |
| 平常点 | 50 | 出席及び授業内課題。 毎回授業の最後に提出されたリアクションペーパーを評価に反映させます。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
グループワーク
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
タブレット端末
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
【テキスト】なし。教科書は使用せず、授業内でレジュメを配布します。
【参考文献】
※ 下記以外の参考文献は、適宜授業内で提示します。
Stephen Castles .2013. The Age of Migration: International Population Movements in the Modern World. Red Globe Press.