シラバス
| 授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 特殊講義(規範の政策学) | 2026 | 後期 | 木3 | 総合政策学部 | 堤 和通、横山 陸 | ツツミ カズミチ、ヨコヤマ リク | 3年次配当 | 2 |
科目ナンバー
PS-IF3-0004
履修条件・関連科目等
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
政策と文化の融合という視点に立った社会問題の発見と解決に向けて、「規範」に着目するアプローチを提示する。具体的な政策課題としては、サイバー空間が重要な位置を占めるに至った現代社会で、組織犯罪規制の法政策とプライヴァシーの保護策をどのように講じるのが正しいのかを検討する。前者では匿名流動型犯罪の台頭を前に組織犯罪をどのように定義づけるのか、後者では秘匿性が高い通信技術を前提としたプライヴァシー保障をどのような衡量をはたらかせて設計するのかが問われる。こうした問いは、前者では法的責任を負う主体がだれであり、どこにあるのか、後者ではプライヴァシー保障を要求する自由の原理の根拠と諸相に関する問いからの検討が求められる。いずれのトピックでも、社会変容に対応する実定法という規範に関する問いにとって、行為の責任や自由の要求をはじめとする規範に関する哲学の問いが重要であることを学ぶ。
科目目的
実定法と規範の関連に目を向け、関連の規範に関する哲学の問いを考察することで、規範が法秩序にとってどのような重要性を持つのか、その重要性を正しく把握する。社会の変容可能性を規範の観点から考察することで、政策と文化の融合に向けた視座を得る。
到達目標
社会変容を捉え、関連する哲学の問いが、実定法の理解、批判と再設計に重要である
ことを学び、実定法とそれに関連する規範を批判的・建設的に考察する視点とアプローチを
知る。
授業計画と内容
1 ガイダンス:法の制度と政策・文化
2 法的責任を負うのはだれか? トクリュウ問題
3 サイバー空間での組織犯罪➀:米国の法執行例(RICO法)から
4 サイバー空間がある社会➀:インターネットのインフラとしての特徴
5 法文化(日独米)➀:犯罪の概念
6 行為概念の諸相と展開
7 法的責任の変容可能性
8 「城の法理」と近代社会
9 サイバー空間での組織犯罪➁:EncroChat、ANOMの事例から
10 サイバー空間がある社会➁:注目経済にみる行動(変容)
11 法文化➁(日独米):プライヴァシー保護策
12 プライヴァシー概念
13 保護策の変容可能性
14 まとめ
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
授業時間外の学修に必要な時間数/週
成績評価の方法・基準
| 種別 | 割合(%) | 評価基準 |
|---|---|---|
| 中間試験 | 100 | 授業で取り上げる社会課題の複眼的・横断的な視点を把握出ているかを問う。 考察の前提となる、社会問題と複眼的視点の基礎の把握があれば合格(単位取得)とし、複眼的視点からの考察が特に優れているものをS評価とし、その間をA、B、Cとする。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
ディスカッション、ディベート
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
授業で案内する文献を参考文献とする。インターネットで取得できるものを案内し、そうでない場合には、授業での配付を行う。