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シラバスデータベース|2025年度版

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ホーム > 講義詳細:日本の歴史と現代Ⅰ

シラバス

授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科など 担当教員 教員カナ氏名 配当年次 単位数
日本の歴史と現代Ⅰ 2025 前期 月4 理工学部 尾形 弘紀 オガタ コウキ 1年次配当 2

科目ナンバー

SE-JH1-HB29

履修条件・関連科目等

授業で使用する言語

日本語

授業で使用する言語(その他の言語)

授業の概要

本授業のテーマは、日本人の「感受性」に関する歴史的考察です。
我々はしばしば敏感とか鈍感ということを口にしますが、この言葉は実のところ何を意味しているのでしょうか。これらの語に象徴される人の感受性の問題は、古く遡れば遡るほど、どこか宗教的色彩を帯びてきます。神や仏という他者、すなわち憧れかつ恐れる超越的存在との独特の交渉に関わる、この国の人々の心構えに触れることになるのです。
我々現代の人間は、そうした心の姿勢をすでにあらかた喪失しているのでしょうか、まだ心のどこかに留めているのでしょうか。この授業では、過去の日本人の感受性のありようを仔細に検討しつつ、現代に生きる我々自身の持つそれへの反省をうながすかたちで議論を深めてゆきたいと考えています。
今期では、以上の視点に立ち、古代から中世までを概観する予定です。

科目目的

この科目は、理工学部のカリキュラム上の「総合教育科目2群」に位置付けられています。
よって、この授業での学習を通じて、本学部の「学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)」のうち特に「問題解決力」と「知識獲得力」を得ることにより、多様な社会に明快かつ柔軟に対応するための〈強い〉知性を養うことを目的としています。

到達目標

この科目では、以下の目標への到達を目指します。
・日本人の「感受性」をめぐる思想の諸形態を、古代から中世まで概観することにより、この国の人々が神や仏をどのようにイメージしつつ生活してきたのかを十分に理解する。
・そして、この歴史的考察を通じて、現代における思想・倫理上の諸問題に斬り込む新たな視点を少しでも多く身に付ける。

授業計画と内容

第 1回 イントロダクション:「感受性」の学について
第 2回 カミ・オニとは何か:聖なる存在を表す語について
第 3回 空き地の聖性:聖なる存在を表す空間について
第 4回 「天地開闢神話」を読む:日本神話の世界観①
第 5回 「国生み神話」「黄泉国訪問神話」を読む:日本神話の世界観②
第 6回 「天孫降臨神話」を読む:聖なる地形について
第 7回 人と世界の密着あるいは隔たり:古代的視覚の特質
第 8回 モノとしての仏教:仏教が受けた影響
第 9回 「個」の意識の発生:仏教が与えた影響
第10回 浄土信仰の流行:仏教の世界観
第11回 脱色された美:中世的視覚の特質
第12回 世界の根源の探究:神仏習合について
第13回 「山は山か?」:禅的世界観について
第14回 まとめ:古代~中世の「感受性」の総括

授業時間外の学修の内容

指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出

授業時間外の学修の内容(その他の内容等)

授業時間外の学修に必要な時間数/週

・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。

成績評価の方法・基準

種別 割合(%) 評価基準
レポート 40 授業内容を理解した上で、自身の視点をも加味しつつ解答できるかどうかを評価します。なお、課題の詳細は後日授業内で説明する予定です。
平常点 60 出席回数や授業態度、毎週授業後に提出してもらう小レポートの内容などを考慮します。

成績評価の方法・基準(備考)

出席率が50%に満たない者、期末レポートを提出しない者はE判定とします。

課題や試験のフィードバック方法

授業時間内で講評・解説の時間を設ける/その他

課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)

随時メールにて質問を受け付け、解答する。

アクティブ・ラーニングの実施内容

実施しない

アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)

授業におけるICTの活用方法

実施しない

授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)

実務経験のある教員による授業

いいえ

【実務経験有の場合】実務経験の内容

【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容

テキスト・参考文献等

毎週レジュメを配布しますので、特定の教科書は用いません。また、参考文献については、必要があれば授業内で随時指示します。

その他特記事項

思想・哲学に関する授業は、議論がやや難解な問題に踏み込むことがあるため、話を聴きとばしてしまうと途端に議論の展開が理解しづらくなることがあるものです。なるべく遅刻や離席をせず、毎回の授業に集中して臨むようにしてください。

参考URL

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