中央大学

シラバスデータベース|2025年度版

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ホーム > 講義詳細:調査研究デザイン/特殊講義(研究デザイン入門)

シラバス

授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科など 担当教員 教員カナ氏名 配当年次 単位数
調査研究デザイン/特殊講義(研究デザイン入門) 2025 後期 木3 総合政策学部 荒井 紀一郎 アライ キイチロウ 2年次配当 2

科目ナンバー

PS-IF2-0001

履修条件・関連科目等

統計と社会を履修ずみであることを前提とする。

授業で使用する言語

日本語

授業で使用する言語(その他の言語)

授業の概要

2024年度以降の入学者向けカリキュラムでの科目名:調査研究デザイン
2023年度以前の入学者向けカリキュラムでの科目名:特講(研究デザイン入門)


実証研究におけるリサーチデザインの基礎を解説する。調査(survey)、実験、計量分析、比較事例研究など実証の手法には様々あるが、科学的に妥当な推論をおこなうためにはすべての手法に共通するルール、法則が存在する。講義ではまずそうした共通ルール、共通法則および実証研究によって生み出されるイノベーションのパターンについて解説した上で、調査(意識調査、社会調査、世論調査等)、実験、インタビューといった人を対象とする研究を実施するための方法を重点的に扱う。具体的にはサンプリング、調査モード、調査票の設計、無作為割り当てといった技術的な事項に加えて、研究倫理上の留意事項についても解説していく。

科目目的

リサーチデザインの基本を理解することで、タームペーパーや卒業論文などの学術論文を執筆する際に陥りがちな推論上の誤りを犯さないためのスキルを身につけること。

到達目標

1.科学的な推論に必要な条件について理解すること
2.自身のリサーチクエスチョンに沿って適切な調査、実験計画が設計できるようになること
3.人を対象とした研究において留意しなければならない倫理的な事項について理解すること

授業計画と内容

第1部 科学的推論の基本
第01講 実証研究の種類、科学的推論、イノベーションのパターン
第02講 記述的推論と因果的推論、操作化と変数
第03講 因果関係、反証可能性、単位同質性

第2部 調査(survey)の方法
第04講 “ダメ調査”から学ぶ
第05講 サンプリング:誰に尋ねるべきか?
第06講 調査モード:どう尋ねるべきか?
第07講 質問の種類:何を尋ねるべきか?
第08講 選択肢の種類と特徴
第09講 公開データの二次分析

第3部 実験の方法
第10講 相関研究と実験研究
第11講 実験の種類
第12講 実習

第4部 総括
第13講 研究倫理
第14講 研究計画発表

授業時間外の学修の内容

指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと

授業時間外の学修の内容(その他の内容等)

授業時間外の学修に必要な時間数/週

毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。

成績評価の方法・基準

種別 割合(%) 評価基準
平常点 20 確認テストを2回ほど実施する
その他 80 学期末にタームペーパーを提出してもらう。

成績評価の方法・基準(備考)

・学期中に2回ほど確認テストを実施する
・学期末にタームペーパーを作成してもらう。タームペーパーは下記1から3のいずれかとする。
  1) 調査または実験の計画書
  2) 調査、実験を実施し分析結果をまとめた論文
  3) 公開データを用いた二次分析を実施して結果をまとめた論文

課題や試験のフィードバック方法

授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う

課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)

アクティブ・ラーニングの実施内容

ディスカッション、ディベート/グループワーク/プレゼンテーション

アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)

授業におけるICTの活用方法

その他

授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)

履修者の計画に応じて調査票の設計や計量分析をおこなう場合には、PCを用いる可能性がある。

実務経験のある教員による授業

いいえ

【実務経験有の場合】実務経験の内容

【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容

テキスト・参考文献等

■科学的推論に関する参考書
 1.久米郁男.2013.『原因を推論する-政治分析方法論のすすめ-』有斐閣(1,890円)
 2.松林哲也.2021.『政治学と因果推論 (シリーズソーシャル・サイエンス)』岩波書店

1は科学的推論の基礎について、豊富な具体例とともに丁寧に解説されている。2は、1の内容をあらかじめ理解している人向けで、政治学、社会科学の最先端で使われる手法について様々な研究例とともに紹介されている。

■社会調査・意識調査に関する参考書
 1. 森岡清志.2007.『ガイドブック社会調査 第2版』日本評論社(978-4535582460)
 2. 豊田秀樹.2015.『紙を使わないアンケート調査入門 』東京図書(978-4489022104)

その他特記事項

■障害者差別解消法に基づく合理的配慮を希望する場合には、履修登録期間中に本学が定める正式な手続きによって申請すること。学期後半での申請、あるいは担当教員や他の受講生にとって過大な負担となるような申請には応じない。
■大学設置基準では授業への出席を単位認定の前提している。したがって、いかなる理由、事情においても授業の欠席に対しては一切の配慮を行わない。
■本科目の履修者は、このシラバスを熟読し、理解した上で履修登録を行っているものとみなす。

参考URL

担当教員ウェブサイト https://www.arai.fps-chuo-univ.jp/

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