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シラバスデータベース|2025年度版

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ホーム > 講義詳細:浮世絵学

シラバス

授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科など 担当教員 教員カナ氏名 配当年次 単位数
浮世絵学 2025 後期 月2 文学研究科博士課程前期課程 松村 真佐子 マツムラ マサコ 1年次配当 2

科目ナンバー

LG-JC5-101L

履修条件・関連科目等

特になし

授業で使用する言語

日本語

授業で使用する言語(その他の言語)

授業の概要

数多くの浮世絵作品を見ることが、浮世絵版画の多様な発展の歴史や特性を知るにはとても大切なことです。
期初は講義形式で、プロジェクターを用いて数多くの浮世絵作品を見ることで、多様に発展した浮世絵について学びます。
この講義を踏まえ、後半期は大学図書館所蔵の長谷川如是閑コレクションの浮世絵作品の調査を実施します。この実習授業では、江戸の当時の作品に触れることで、浮世絵の質感や色使いなどを体験出来る貴重な機会となります。
全5回の調査を予定しており、これらの調査で得られたデータを基に、如是閑コレクションの目録化を図ります。

科目目的

江戸から明治にかけて、庶民を需要層として広まったのが「浮世絵」です。
本講義では、浮世絵の鑑賞に必要な基礎知識を学ぶ事により、より広く深く「浮世絵」を理解することを目的とします。
また後半期に実施する作品調査を通して、「手元で鑑賞する」という浮世絵本来の特性を最大限に理解し、浮世絵版画の取り扱い方を身につけることによって、文化財を守り続けるということについても身につけることができます。

到達目標

浮世絵は、芸術品として鑑賞するだけでなく、写真のない江戸から明治という時代の生活や文化を活写しており、歴史や文学を研究する上での資料としても昨今は重く用いられています。
それらの浮世絵に描かれている事象を読み解くために、講義の授業においては、作品の背景を分析する方法を身につけます。また、作品調査の授業においては、各作品を考証するだけでなく、一つ一つの作品を単なる資料ではなく文化財の一つであるという意識のもとに、質を見極める目を身につけらるようになることを到達目標とします。

授業計画と内容

第1回  [講義]ガイダンス
第2回  [講義]浮世絵について :浮世絵と錦絵
第3回  [講義]浮世絵の画派  :代表的絵師と特徴
第4回  [講義]浮世絵の種類  :多彩なジャンルについて
第5回  [講義]浮世絵の読み解き:作品に描かれた時代・文化・風俗を読み解く
第6回  [講義/実習]作品調査の予備実習:浮世絵作品の取り扱い方と調書作成の仕方
第7回  [実習]第1回 如是閑コレクション調査「『役者絵』画帖」
第8回  [実習]第2回 如是閑コレクション調査「歌川国貞、国芳を中心に」
第9回  [講義]第1回・第2回調査の作品考察
第10回 [実習]第3回 如是閑コレクション調査「『錦絵』画帖」
第11回 [実習]第4回 如是閑コレクション調査「おもちゃ絵を中心に」
第12回 [講義]第3回・第4回調査分の作品考察
第13回 [講義]2025年度浮世絵調査についての総括
第14回 [講義]2025年度浮世絵学授業のまとめ

授業時間外の学修の内容

その他

授業時間外の学修の内容(その他の内容等)

浮世絵の概説書を読んでおくと、授業の理解が進みます。
作品調査後の調書作成にあたっては、資料などを調べる必要が生じます。

授業時間外の学修に必要な時間数/週

・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。

成績評価の方法・基準

種別 割合(%) 評価基準
平常点 50 授業への出席。
その他 50 作品調査の際の授業の取り組み方。

成績評価の方法・基準(備考)

課題や試験のフィードバック方法

授業時間内で講評・解説の時間を設ける

課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)

アクティブ・ラーニングの実施内容

実施しない

アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)

授業におけるICTの活用方法

実施しない

授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)

実務経験のある教員による授業

はい

【実務経験有の場合】実務経験の内容

浮世絵専門美術館の学芸員として、数多くの展覧会の企画運営に携わってきています。

【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容

学芸員という現場での経験から、浮世絵の基礎知識を多くの作品を示しながら、分かりやすく伝えます。
また、授業の後半部で行われる作品調査の調査に於いては、浮世絵作品の扱い方、読み解き方、鑑賞の仕方など、実地で体験しているからこそ分かる知識を学べる授業となるでしょう。

テキスト・参考文献等

参考文献:
 大久保純一『浮世絵』 岩波書店、2008年 (岩波新書 1163)
 笠間影印叢刊刊行会編『字典かな−出典明記−』 笠間書院、昭和47年
 その他、随時授業内で伝えます。

その他特記事項

参考URL

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