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シラバスデータベース|2025年度版

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ホーム > 講義詳細:特殊研究3(ローマ法)

シラバス

授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科など 担当教員 教員カナ氏名 配当年次 単位数
特殊研究3(ローマ法) 2025 前期 木3 法学研究科博士課程後期課程 森 光 モリ ヒカル 2年次配当 2

科目ナンバー

JG-OL6-106L

履修条件・関連科目等

民法の学習を一通り終えていること。また民法の授業とあわせて受講することが望ましい。

授業で使用する言語

日本語

授業で使用する言語(その他の言語)

授業の概要

法は歴史的経験の産物である。古代から連綿と続く知的営為の中で、法の概念や方法が形成されてきた。以上の認識の下、本講義では、ローマ法大全、特に学説彙纂(Digesta)の釈義を中心におく。学説彙纂の釈義(Digestenexegese)は、私法分析の伝統的手法であり、この作業を通し、ローマ法の概念や思考の正確な把握を目指す。その上で、さらに進んで現行法との比較、各国の制度との比較もまた行う。

科目目的

まずはローマのカズイスティークと格闘することを通し、ローマ法上の諸制度を正確に理解することを目指す。その上で、日本法をはじめとする現代法とローマ法の相違を把握する。以上の学修を前提にした上で、現代の法学上の議論を批判的に摂取する。

到達目標

まずはローマのカズイスティークと格闘することを通し、ローマ法上の諸制度を正確に理解することを目指す。その上で、日本法をはじめとする現代法とローマ法の相違を把握する。以上の学修を前提にした上で、現代の法学上の議論を批判的に摂取する。

授業計画と内容


この講義では、Iのように特定のテーマに焦点をあてるのではなく、ローマ私法の全体の理解を深めることを目指し、広く集めて分析することにする。

テキストは、M. Fuhrmann/ D. Liebs, Exempla iuris Romani. Römische Rechtstexte, München 1988を使う。

第1回 法と法律(1) D. 1, 1, 1 pr-1 Ulp. 1 inst.
第2回 法と法律(2) D. 1, 2, 2, 4/35/38/47 Pomp. l. s. enchirid.
第3回 婚姻法 (1) D. 23, 1, 11 Iul. 16 dig.; D. 23, 2, 22 Cels. 15 dig.
第4回 婚姻法 (2) D. 24, 1, 1 Ulp. 32 ad Sab.; D. 24, 1, 64 Iav. 6 ex post. Labeonis.
第5回 婚姻法(3) D. 23, 4, 27 Pap. 1 def.
第6回 奴隷関係法(1) Augustinus, ed. cit. 24
第7回 奴隷関係法(2) D. 49, 15, 12 Tryph. 4 disp.; D. 1, 6, 2 Ulp. 8 de off. procons.; D. 40, 5, 20 Pomp. 7 epist.
第8回 相続法(1) D. 36, 1, 83 Paul. 1 imp. sent. In c.p.; C. 6, 25, 5 Valer./Gallien. AA. Maximae.
第9回 相続法(2) D. 50, 16, 220 Call. 2 quaest.; D. 32, 29 pr Lab. 2 post. a Iav. epit.
第10回 所有権法(1) 所有権の取得 (1) Gai. inst. 1, 119-121
第11回 所有権法(2) 所有権の取得 (2) D. 41, 1, 44 Ulp. 19 ad ed.; D. 41, 1, 56 Proc. 8 epist.
第12回 所有権法(3) 所有物返還請求 D. 6, 1, 38 Cels. 3 dig.
第13回 所有権法(4) 相隣関係(1) D. 8, 2, 13 pr Proc. 2 epist.
第14回 前期のまとめ

授業時間外の学修の内容

指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと

授業時間外の学修の内容(その他の内容等)

事前に指定された資料に目を通しておくこと。

授業時間外の学修に必要な時間数/週

・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。

成績評価の方法・基準

種別 割合(%) 評価基準
レポート 30 授業内容を踏まえた上で独自の考察を行っているか。
平常点 70 毎回予習の上で参加し、積極的に議論に参加しているか。

成績評価の方法・基準(備考)

課題や試験のフィードバック方法

授業時間内で講評・解説の時間を設ける

課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)

アクティブ・ラーニングの実施内容

PBL(課題解決型学習)

アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)

授業におけるICTの活用方法

実施しない

授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)

実務経験のある教員による授業

いいえ

【実務経験有の場合】実務経験の内容

【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容

テキスト・参考文献等

森光『ローマの法学と居住の保護』中央大学出版部2017年

その他特記事項

参考URL

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