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シラバスデータベース|2025年度版

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ホーム > 講義詳細:特殊研究Ⅰ(イスラームの法と社会)

シラバス

授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科など 担当教員 教員カナ氏名 配当年次 単位数
特殊研究Ⅰ(イスラームの法と社会) 2025 通年 木4 総合政策研究科博士課程後期課程 櫻井 秀子 サクライ ヒデコ 1年次配当 4

科目ナンバー

PG-IF6-301L

履修条件・関連科目等

特になし

授業で使用する言語

日本語

授業で使用する言語(その他の言語)

授業の概要

イスラーム法に関する基本文献の講読を行い、基礎を築いた上で、受講者各自は、政治、経済、社会等、自ら関心のある社会領域を選択し、それとイスラーム法との関係についての文献を読み進め、プレゼンテーションを行い、その内容を学期末レポートにまとめます。その際には、日本、欧米における文献に加え、希望者はアラビア語ないしはペルシア語の文献や論文を用いることも可能であり、希望者についてはそのための原典講読の指導も行います。

科目目的

イスラームの法の構造に関する基本的理解につとめ、その法が社会システムとしていかに展開し、人々の生活の規範となって1400年近く生活に根付いた法として機能してきたかについて、理論的、実践的な角度から検討することを目的とします。そのために政治、経済、経営、家族関係等の領域について、イスラーム法がいかなる規定を有し、どのような国家と社会を現代のムスリムが目指しているかについて歴史的観点も交えながら分析します。

到達目標

イスラームの法の基本的構造について理解し、その法が社会システムとしていかに展開しているかについて、理論的、実践的な角度から説明、論述すること、また政治、経済、経営、家族関係等の領域の中で、受講者が興味のある領域でイスラーム法がいかなる規定を有しているかを調査し現代のムスリムが目指している社会について分析する能力を身につけることを目標とします。

授業計画と内容

①ガイダンス:講義概要の説明と受講生による関心テーマの説明
②イスラームの世界観
③イスラーム法(シャリーア)
④イスラーム共同体
⑤存在に埋め込まれた法
⑥法と倫理の不可分性
⑦討議
⑧宗教的義務(イバダード)の法的意味
⑨イバダード
⑩シャリーアにおける公と私
⑪社会関係法(ムアマラート)
⑫私的関係法(アフワール・シャフシーア)
⑬男女の権利と義務
⑭討議
⑮イスラーム法学派の発展(スンニー派)⑴
⑯イスラーム法学派の発展(シーア派)⑵
⑰イジュティハード(法解釈)の展開
⑱ムジュタヒドの社会的役割
⑲シャリーアと統治
⑳シャリーアと経済
㉑シャリーアと社会
㉒討議
㉓」近代法とシャリーア
㉔中東北アフリカの植民地政策における法体系
㉕イラン革命とイスラーム国家
㉖『法学者の統治理論』
㉗討議
㉘総括

授業時間外の学修の内容

指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと

授業時間外の学修の内容(その他の内容等)

授業時間外の学修に必要な時間数/週

・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。

成績評価の方法・基準

種別 割合(%) 評価基準
レポート 40 学期末に学位論文にまとめていくテーマに関する論考のレポート
平常点 60 プレゼンテーション、30%
ディスカッション30%

成績評価の方法・基準(備考)

【

課題や試験のフィードバック方法

授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う

課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)

アクティブ・ラーニングの実施内容

ディスカッション、ディベート/プレゼンテーション

アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)

授業におけるICTの活用方法

実施しない

授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)

実務経験のある教員による授業

いいえ

【実務経験有の場合】実務経験の内容

【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容

テキスト・参考文献等

(基本参考文献)
ハッラーク, W. B.『イスラーム法理論の歴史』書肆心水、2011年
Hallaq, W. B., Sharia: Theory, Practice and transformation, Cambridge University Press, 2009
Hennigan, Peter, C., The Birth of a Legal Institution, Brill, 2007
ガーバー、H.『イスラームの国家・社会・法:法の歴史人類学』藤原書店、1996年
黒田壽郎『イスラームの構造:タウヒード、シャリーア、ウンマ』書肆心水、2004年 
眞田芳憲『イスラーム法の精神』中央大学出版部、2000年
その他、

その他特記事項

参考URL

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