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シラバスデータベース|2025年度版

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ホーム > 講義詳細:特殊研究Ⅱ(スポーツ文化諸相の研究)

シラバス

授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科など 担当教員 教員カナ氏名 配当年次 単位数
特殊研究Ⅱ(スポーツ文化諸相の研究) 2025 通年 金6 総合政策研究科博士課程後期課程 小林 勉 コバヤシ ツトム 2年次配当 4

科目ナンバー

PG-IF6-302L

履修条件・関連科目等

①特殊研究Ⅰを履修済みであること。また授業は特段の事情を除き全ての回に出席することを原則とします。授業においては特定の研究テーマに関する発表及びその内容に基づくディスカッションによって構成されるため、受身ではなく積極的に議論に参加することが求められます。またスポーツ文化諸相について広範な議論を展開しますので前期課程科目の「開発におけるスポーツ」の履修しておくことを勧めます。②文化事象のひとつとしてスポーツを捉えながら政策レベルにおけるスポーツの活用可能性について関心を抱いている学生にとって適切な科目です。

授業で使用する言語

日本語

授業で使用する言語(その他の言語)

授業の概要

近年、国連をはじめとする各国際機関でスポーツを貧困削減へ向けた、いわゆる「開発」のプロセスの中で活用していこうとする「開発を後押しするためのスポーツ:Sport for development and Peace(以下 SDP と表記)」の潮流が台頭してきた。ただ、日本での援助や国際開発の議論に目を向けると、SDP への活動や議論への関心が世界で高まりをみせているのとは対照的に、スポーツがその領域にいかなる接点を持ちえてきたのかということが十分に議論されることは少なかった。この授業では、日本でこれまで大きく見過ごされてきたそうしたSDPの展開を焦点化し、近年のスポーツ援助をめぐる国際的な動向と課題について明らかにすることを目的とする。具体的には、スポーツを通じた社会開発の活動の変遷とスポーツ援助に関する議論の系譜を跡付けながら、開発の現場でスポーツに対する見方がいかに変化してきたのかについて検討する。

科目目的

特殊研究Ⅰ(スポーツ文化諸相の研究)で習得した知見をもとに、スポーツ文化の諸相について思索を深めていきます。特に本講義では、近年のスポーツ援助をめぐる国際的な動向と課題を理解することを目的とする。

到達目標

特に本講義では、近年のスポーツ援助をめぐる国際的な動向と課題について検討し、開発のコンテクストにおけるスポーツの活用可能性に対して、先行研究を踏まえた研究ができるようになることが到達目標です。

授業計画と内容

※コロナ禍の状況によりますが、原則として対面授業となります。

第1回:授業全体について説明するオリエンテーション授業
第2回:台頭するSDPの潮流(1): 20世紀末までの動向
第3回:台頭するSDPの潮流(2): 21世紀初頭における動向
第4回:台頭するSDPの潮流(3): 2010年代における動向
第5回:Sport for Tomorrowプログラムの開始
第6回:Sport for Tomorrowプログラムの誕生の背景
第7回:インターナショナル・インスピレーション・プログラムとは?
第8回:スポーツによる援助協力の歴史的変遷
第9回:トランスナショナルなスポーツへの期待

第10回:FIFAによる途上国支援
第11回:ミレニアム開発目標の設定とスポーツ
第12回:相次ぐSDP文書の発刊:その概要と問題点
第13回:SDPの主要なアクター(1):国連組織の事例から
第14回:SDPの主要なアクター(2):NGOの事例から
第15回:SDPの主要なアクター(3):SDPに関する国連事務局
第16回:SDPのの主要なアクター(4):アフリカにおけるアクター
第17回:SDPの主要なアクター(5):南米におけるアクター
第18回:世界で展開されるSDPの実践事例(1):ケニアの事例から
第19回:世界で展開されるSDPの実践事例(2):欧米の事例から
第20回:世界で展開されるSDPの実践事例(3):アジアの事例から
第21回:日本で開始されたSDPへの取り組み(1):政策的経緯
第22回:日本で開始されたSDPへの取り組み(2):直面する課題
第23回:SDPの具体的な実践コンテンツ(1):アフリカでの取り組みから
第24回:SDPの具体的な実践コンテンツ(2):ヨーロッパでの取り組みから
第25回:SDPの具体的な実践コンテンツ(3):アジアでの取り組みから
第26回:変容する途上国のスポーツ振興体制
第27回:先進国が主導する途上国のスポーツ振興
第28回:講義のまとめ:SDPはどこへ行くのか?

授業時間外の学修の内容

指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出

授業時間外の学修の内容(その他の内容等)

本領域における研究動向の理解を促進するため、適宜、関連文献を紹介する。

授業時間外の学修に必要な時間数/週

・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。

成績評価の方法・基準

種別 割合(%) 評価基準
レポート 40 到達目標をりかいしているかを判定
平常点 60 出席および議論への貢献度

成績評価の方法・基準(備考)

課題や試験のフィードバック方法

授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う

課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)

アクティブ・ラーニングの実施内容

ディスカッション、ディベート/プレゼンテーション

アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)

授業におけるICTの活用方法

タブレット端末

授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)

実務経験のある教員による授業

いいえ

【実務経験有の場合】実務経験の内容

【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容

テキスト・参考文献等

小林勉(2016)スポーツで挑む社会貢献、創文企画
小林勉(2013)地域活性化のポリティクス、中央大学出版部

その他の参考文献については適宜紹介する。

その他特記事項

特になし。

参考URL

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