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シラバスデータベース|2025年度版

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ホーム > 講義詳細:法思想史2

シラバス

授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科など 担当教員 教員カナ氏名 配当年次 単位数
法思想史2 2025 秋学期 水3 法学部 西村 清貴 ニシムラ キヨタカ 2・3年次配当 2

科目ナンバー

JU-BL2-004L

履修条件・関連科目等

法思想史1を受講しておくことが望ましい(必須ではない)。

授業で使用する言語

日本語

授業で使用する言語(その他の言語)

授業の概要

本講義は、19世紀以降のドイツを中心とした法思想史の講義である。
今日における我々の法に対する理解や捉え方の背景には、当時における法の理解が反映されている。これらの法学者の議論について本講義では確認していく。

科目目的

19世紀以降のドイツにおける代表的な法学者によるを辿り、現代の法に関する諸理論の背景に存在する思想的背景を理解することを通じてとりわけDP1「基礎的な法的知見」およびDP3「批判的・創造的態度」を獲得することを目的とする。

到達目標

(1)ドイツ法思想史における基本的概念である法学的実証主義、制定法実証主義、自然主義としての法実証主義等の意義について理解し、説明できること
(2)現代の法学においても用いられる法学的実証主義、制定法実証主義、自然主義としての法実証主義といった用語がいかなる思想的背景を有しているかを理解し、説明できること
上記を通じて、とりわけDP1「基礎的な法的知見」およびDP3「批判的・創造的態度」を獲得することを到達目標とする。

授業計画と内容

1 講義の進め方および概要
2 歴史法学の法思想: F・C・v・サヴィニーの法思想を見る
3 ヴィントシャイトと概念法学?:ドイツ民法典に強い影響を与えたヴィントシャイトの議論について見る
4 自由法運動の登場:歴史法学派を批判したオイゲン・エールリッヒらの議論について見る
5 国法学における歴史法学の展開:C・F・v・ゲルバーやパウル・ラーバントの議論について見る
6 法実証主義とはなにか(1):自然主義としての法実証主義について見る
7 法実証主義とはなにか(2):法学的実証主義および制定法実証主義について見る
8 質疑応答と振り返り
9 ナチス・ドイツと再生自然法論:ナチス政権下における法実務と戦後の再生自然法論について見る
10 ラートブルフの法思想(1):第二次世界大戦以前のグスタフ・ラートブルフの法思想について見る
11 ラートブルフの法思想(2):第二次世界大戦以後のグスタフ・ラートブルフの法思想について見る
12 ケルゼンの法思想:ハンス・ケルゼンの法思想について見る
13 シュミットの法思想:カール・シュミットの法思想について見る
14 質疑応答と振り返り

授業時間外の学修の内容

指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと

授業時間外の学修の内容(その他の内容等)

テキスト(教科書)以外のより専門的な文献については講義において示す

授業時間外の学修に必要な時間数/週

・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。

成績評価の方法・基準

種別 割合(%) 評価基準
期末試験(到達度確認) 90 法思想史における基本的な用語や講義で取り上げた思想家の考えを理解し、みずからの言葉で説明できるかを確認する
その他 10 学期中、数回程度提出してもらうリアクションペーパーによって、講義の理解度を確認する

成績評価の方法・基準(備考)

課題や試験のフィードバック方法

授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う

課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)

アクティブ・ラーニングの実施内容

実施しない

アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)

授業におけるICTの活用方法

実施しない

授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)

実務経験のある教員による授業

いいえ

【実務経験有の場合】実務経験の内容

【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容

テキスト・参考文献等

テキスト(教科書)は使用しない。manabeを通じてレジュメを配布する。

参考文献
三島淑臣『新版 法思想史』(青林書院、1993年)
森村進編『法思想の水脈』(法律文化社、2016年)
中山竜一/浅野有紀/松島裕一/近藤圭介『法思想史』(有斐閣、2019年)
戒能通弘/神原和宏/鈴木康文『法思想史を読み解く』(法律文化社、2020年)
西村清貴『法思想史入門』(成文堂、2020年)
※上記は法思想史に関する通史的教科書である。より専門的な文献については講義で紹介する。

西村清貴『近代ドイツの法と国制』(成文堂、2017年)
西村清貴『ラートブルフ・テーゼ』(成文堂、2022年)
※上記は担当教員による本講義に関係する著作である。

その他特記事項

■資料の配付について■
本科目では、manabaを通じてレジュメを配布する。
PC、タブレット、スマートフォン、印刷等の手段を用いて、レジュメを確認していただきたい。

■授業の工夫■
受講者の理解度の確認を目的として、リアクションペーパーをmanaba上で提出してもらい、適宜、講義内で応答を行う。

■教員との連絡方法について■
上記オフィスアワー欄に記載したメールアドレスを利用していただきたい。

参考URL

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