中央大学

シラバスデータベース|2025年度版

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ホーム > 講義詳細:倫理学1

シラバス

授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科など 担当教員 教員カナ氏名 配当年次 単位数
倫理学1 2025 春学期 木3 法学部 黒崎 剛 クロサキ ツヨシ 1・2年次配当 2

科目ナンバー

JU-PE1-003L

履修条件・関連科目等

授業で使用する言語

日本語

授業で使用する言語(その他の言語)

授業の概要

前期では生命倫理の問題のうち、「自己決定権」をキーワードとする3つのテーマを設定した。「患者の自己決定権」、「安楽死と尊厳死」、そして「人工妊娠中絶」である。どれも個人の人生の在り方に関わることであり、そこでは自己決定権が保証されることこそ重要なのであるが、それにもかかわらず自己決定権を尊重すれば丸く収まるというわけでもない。なにが問題になるのか、この3つの話題を通して考察する。

科目目的

人間的な自由の拡大とその結果としての最近半世紀の科学知識と技術の爆発的な発展、特に生命と医療の分野におけるその展開に伴って、これまでの人間の生活には有り得なかったような事態が現実のものとなっており、そこから従来の我々の常識や倫理観では処理しきれず、対策や適応をせまられるような問題が次々に起こってきている。それらの問題は人間の生命に関わるだけに、すべての人の利害に関わり、また人間存在そのものの根本に触れる問題であり、たとえ暫定的なものであっても、早急な解決を必要としている。この講義ではそれらの問題のなかから現状と論点を提示し、考えてもらうことにする。

到達目標

課題とされているそれぞれの問題について、自分なりの主張が持てるようにする。

授業計画と内容

第1回:オリエンテーション
第2回:生命倫理で何が問題となっているのか――全体の見通し
第3回:インフォームド・コンセントと自己決定権の思想(1)――その歴史的由来
第4回:インフォームド・コンセントと自己決定権の思想(2)――新旧の医療倫理
第5回: インフォームド・コンセントと自己決定権の思想(3)――その思想
第6回:インフォームド・コンセントと自己決定権の思想(4)――その利点と問題点
第7回: 安楽死・尊厳死(1)――安楽死の定義
第8回:安楽死・尊厳死(2)――海外の安楽死事情
第9回:安楽死・尊厳死(3)――日本における安楽死をめぐる判例(日本の場合)
第10回:安楽死・尊厳死(4)――尊厳死の思想
第11回:人工妊娠中絶の議論(1)――女性の自己決定論との関わりで
第12回:人工妊娠中絶の議論(2)――生命の尊厳との関係
第13回:人工妊娠中絶の議論(3)――その賛否両論
第14回:まとめ――生命倫理における自己決定権

授業時間外の学修の内容

指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと

授業時間外の学修の内容(その他の内容等)

事前に教科書に目を通しておき、当日の話の要点がどこにあるのか、見通しをつけておくことを勧める。興味をもった対象については、授業の後で関連する図書や新聞記事、判例などを探し、読んでみること。

授業時間外の学修に必要な時間数/週

・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。

成績評価の方法・基準

種別 割合(%) 評価基準
期末試験(到達度確認) 70 当該問題について獲得した知識と自分なりの解答が書けているか。
平常点 30 出席(音声授業聴取回数)と受講態度

成績評価の方法・基準(備考)

課題や試験のフィードバック方法

授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う

課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)

アクティブ・ラーニングの実施内容

実施しない

アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)

授業におけるICTの活用方法

実施しない

授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)

PC等は、オンライン授業になった場合にのみ使用する。

実務経験のある教員による授業

いいえ

【実務経験有の場合】実務経験の内容

【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容

テキスト・参考文献等

黒崎剛・吉川栄省編著、小島優子・竹村香織・金澤秀嗣 著
『生命倫理の教科書』[第2版] ミネルヴァ書房 2022年
*生協以外で買う場合、まちがって初版を注文しないように注意して下さい。

その他特記事項

本年度は私(黒崎)が後期に海外出張のため「倫理学2」は担当しないが、「倫理学2」は同じ教科書を使って他の方が受け継ぐので、継続して受講することをお勧めしたいと思います。

参考URL

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