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シラバスデータベース|2025年度版

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ホーム > 講義詳細:科学史2

シラバス

授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科など 担当教員 教員カナ氏名 配当年次 単位数
科学史2 2025 秋学期 月2 法学部 菊地 重秋 キクチ シゲアキ 1・2年次配当 2

科目ナンバー

JU-OS1-004L

履修条件・関連科目等

 春学期・秋学期を通して受講することを推奨します。科学・技術に関する知識は一般常識程度を前提としています。

授業で使用する言語

日本語

授業で使用する言語(その他の言語)

授業の概要

 近代科学は16世紀に誕生して以来、人類の生活改善や生産活動・経済発展に大いに貢献しており、社会に不可欠です。しかし他方で、核兵器や環境問題など様々なマイナス面も生み出しているように見えます。授業(講義形式)では、春学期・秋学期を通して、科学・技術の歴史をたどり、基本的知識を得るとともに、科学・技術の社会的役割や、科学・技術と社会との関連について考えます。
 なお、科学・技術の大まかな内容は紹介しますが、理工学的な詳しい中身には立ち入りません。また、事情に応じて、学習ペースを変更します。

科目目的

 科学・技術の歴史について基本的な知識を得ることにより、科学・技術が人類の生活改善に重要な役割を果たしてきたこと、および、様々な問題の解決には科学・技術の発展だけでなく私たちの主体的な関わりも重要であることを、理解し説明できるようになること。

到達目標

 代表的な科学者・技術者の主な業績や、科学・技術の社会的役割について、説明できるようになること。

授業計画と内容

 概ね以下の内容で14回授業を行う予定です。授業は、講義形式で進めますが、しばしば質問しますので、元気よく応答願います。

第1回)ガイダンス、産業革命(1):道具から機械へ、綿工業の発達、蒸気機関の登場、など
第2回)産業革命(2):酸アルカリ工業の発達、気体化学から近代化学の成立へ、など
第3回)産業革命(3):社会変化とシヴィル・エンジニア層の形成、技術系学会、工学教育、など
第4回)電流の発見:静電気、電池の発明、電流の作用、電信技術の開発、など
第5回)物質と科学:ファラデー(電磁誘導、電気分解)、リービヒ−(元素分析、研究者養成)、など
第6回)エネルギー保存則の発見:ジュール、マイヤー、ヘルムホルツ、など
第7回)ダーウィンの生物進化論:ビーグル号での航海・調査、品種改良、自然選択説、など
第8回)植民地の拡張とキュー植物園:薬草・植物園から戦略拠点へ、キニーネ、ゴム、サイザル麻、など
第9回)熔けた鋼(熔鋼)の時代へ:コークス高炉、吹精法・転炉法、蓄熱式平炉、トーマス法、など
第10回)化学理論の発展と染料合成工業の勃興:計画的合成の時代、アリザリン、インジゴ、など
第11回)電気の時代——電信から電力へ:弱電技術の体系、ダイナモ、強電技術の体系、など
第12回)空中窒素の固定と第1次世界大戦:化学者ハーバー、肥料、火薬、毒ガス、など
第13回)マンハッタン計画:核分裂の発見、原爆の研究・開発、日本投下、科学者の振る舞い、など
第14回)総括・まとめ

授業時間外の学修の内容

その他

授業時間外の学修の内容(その他の内容等)

【予習・復習など】
・予習・復習のためテキストを読み、要点などをマーカーでチェックすることを推奨します。授業のスライド原稿は説明用で、切り替えも速いので、「板書丸写し」には適していません。ノートをとりたい場合は要点に限ることを推奨しますが、それよりも、予習・復習でテキストにマーカーでチェックしたり書き込んだりすることを推奨します。
・期末試験の対策用のサンプル問題(プリント、または、電子ファイル)を配布しますので、予習・復習で活用して下さい。穴埋め問題の場合、「穴がどこに移動するか?」も考えながら取り組むと効果が増すはずです。

授業時間外の学修に必要な時間数/週

・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。

成績評価の方法・基準

種別 割合(%) 評価基準
期末試験(到達度確認) 70 試験対策のサンプル問題の類題を100点満点で出題します。論述問題だけでなく穴埋めや図の問題でも部分点を与えます(ミスや説明不足に応じて減点します)。
平常点 30 授業中の質問への回答や有用な発言(1回1点)、小課題の提出(5点満点・4〜5回)、ビデオ感想カードの提出(1枚5点満点・月1枚・計4枚提出可)など。

成績評価の方法・基準(備考)

・成績評価の方法・基準は予定です。希望者がいれば小レポートを追加で出題することもあります。
・期末試験では、「持ち込み」は禁止です。
・授業出席回数が不足すると、期末試験を受ける資格を失う場合があります。

課題や試験のフィードバック方法

その他

課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)

授業や配布プリントで理解できるように努めていますが、メールなどで問い合わせがあれば対応します。

アクティブ・ラーニングの実施内容

その他

アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)

・授業内容の理解のため、しばしば質問しますので、元気よく応答願います。
・「ビデオ感想カード」(1枚5点満点・月1枚・計4枚提出可)、及び、授業内容と関わりのある「小課題」(1回5点満点、4〜5回ほど出題)は、自主的に取り組む課題ですので、積極的に取り組んでください。

授業におけるICTの活用方法

実施しない

授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)

実務経験のある教員による授業

いいえ

【実務経験有の場合】実務経験の内容

【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容

テキスト・参考文献等

【テキスト】
・『科学と技術の歴史―講義ノート』、自費出版、¥1,500(+税)(中央大学生協で販売)
【参考書】
・必要に応じて授業中に紹介

その他特記事項

・ほぼ毎回プリントを配布します。その一部は、図の問題として、期末試験に利用します。
■授業の工夫■
・授業中しばしば簡単な質問を行いますので、元気よく答えて下さい。また、「小課題」や「ビデオ感想カード」の課題にも積極的に取り組んで下さい。これらは平常点の対象です。なお、小課題の調べ方が分からないときは質問して下さい。

参考URL

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