中央大学

シラバスデータベース|2025年度版

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ホーム > 講義詳細:演習1

シラバス

授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科など 担当教員 教員カナ氏名 配当年次 単位数
演習1 2025 通年 木5 経済学部 青木 清隆 アオキ キヨタカ 2年次のみ 4

科目ナンバー

EC-OM2-01XS

履修条件・関連科目等

※選考方法は経済学部事務室が公開する情報をご確認ください。
<履修条件>
(1)日本の競技スポーツ文化に対して知的興味があること。
(2)授業やゼミ関連の行事・イベントに、やむを得ない事情以外では欠席しないこと。
(3)2年次~4年次までの3年間、本ゼミでの学習を継続できること。
(4)4年次に演習論文(卒業論文)を執筆すること。
(5)他のゼミ生と協力しながらゼミ活動・ゼミ運営ができること。

授業で使用する言語

日本語

授業で使用する言語(その他の言語)

授業の概要

<学位授与方針と当該授業科目の関連>
この科目は、協調性及び自己管理力(専門知識を活かせるだけでなく、チームワークの経験から学んで、他人と協調し、自己を管理することができる)の修得に関わる科目です。また、創造的思考力(総合的な学習体験に基づいて、ものごとを創造的に思考することができる)の修得に関わる科目です。
<概要>
【テーマ】日本の競技スポーツ文化の現状と未来を考える

人類固有の文化として非常に長い歴史を持つスポーツには、「競技スポーツ」・「健康/医療スポー」・「美容スポーツ」・「教養スポーツ」・「レクリエーションスポーツ」・「スポーツ教育」など多様な文化が存在し、時代や国によって変容を繰り返しながら今日の状況を迎えています。その中でも「競技スポーツ文化」は、国際大会が開催されるようになった近代以降、明確にスポーツ文化の中心をなすものとして位置付けられ、セントラルスポーツと呼ばれるようになりました。本ゼミでは、スポーツ文化全体に対する基礎的な理解を進める一方で、長らくスポーツ後進国であったがために現在独特の「競技スポーツ文化」を有する日本の状況にフォーカスし、歴史的経緯や現状の分析、問題点や課題の発見、そしてそのことに対する解決の方策について考察していきます。具体的には、競技スポーツの運営・経営、競技スポーツとメディア、競技スポーツとファン、競技スポーツの指導体制・指導法、アスリートや指導者の社会的身分・生活保障、競技スポーツにおける不平等、競技スポーツにおけるジェンダー平等、競技スポーツのメジャー・マイナー化問題、部活動文化・越境入学問題などについての学習を進めていきます。

演習1では、競技スポーツを中心としたスポーツ文化の歴史と現状の概略を、全員で分担しながら調査・発表をする学習形態を取りながら、受講生全員がそれらについて共通理解できるようにします。演習2では、演習1での学習から発展させて、それぞれが個別の課題を見つけてそれについて調査・発表することが中心となります。ここでの学習をベースとして、演習3では各自のテーマに沿った演習論文を作成することになります。

科目目的

日本の競技スポーツ文化に対して客観的かつ多角的な視点から現状分析ができるようになり、そこから問題点を発見し、最終的にはその解決を図るための私見(方策)を持てるようになることが科目としての最終的な目的です。そのために、具体的には資料や情報の収集能力、それらを分類・分析する能力、仮説を立てる能力、あるいは実証・検証する能力などの養成を図りながら展開していくことになります。また、ゼミナールの授業である以上、論理的で説得力のあるプレゼンテーションやディスカッションができるようになることも、科目としての大きな課題の一つです。

到達目標

上記の目的を達成するために、各年次の到達目標を以下のようにします。
【演習1】
  ①他の履修者に理解させ、かつ興味を持たせるような調査・発表ができるようになること。
  ②他人の発表に対して自分の考えを持ち、積極的にディスカッションに参加できるようになること。
【演習2】
  ①演習1よりも多角的な調査と分析ができるようになること。
  ②他の履修者を納得させられるような発表ができ、説得力のある意見を述べられるようになること。
【演習3】
  ①物事に対して疑問や批判的な視点を持てるようになること。
  ②卒業論文の作成を通して、論理的な思考や表現ができるようになること。

授業計画と内容

【演習1】(2年次)
<前期>
*日本を中心とした世界のスポーツ文化の歴史的発展経緯と現状の概要
第1回授業の進め方のガイダンス、自己紹介
第2回スポーツの発生過程に関するレクチャーと討論
第3回世界のスポーツ文化の変容過程に関するレクチャーと討論
第4回日本の古代から近代までにおけるスポーツ文化の変容過程に関するレクチャーと討論
第5回日本の現代社会におけるスポーツ文化の変容過程に関するレクチャーと討論
第6回文献検索と文献利用に関する講習、日本の種目別発展過程のプレゼン担当種目の決定
第7回レジュメの作成とプレゼンの内容・スキルに関する講習
第8回日本のスポーツ種目別発展過程と現状に関する発表(ゼミ生A・ゼミ生B)と討論
第9回日本のスポーツ種目別発展過程と現状に関する発表(ゼミ生C・ゼミ生D)と討論
第10回日本のスポーツ種目別発展過程と現状に関する発表(ゼミ生E・ゼミ生F)と討論
第11回日本のスポーツ種目別発展過程と現状に関する発表(ゼミ生G・ゼミ生H)と討論
第12回日本のスポーツ種目別発展過程と現状に関する発表(ゼミ生I・ゼミ生J)と討論
第13回日本のスポーツ種目別発展過程と現状に関する発表(ゼミ生K・ゼミ生L)と討論
第14回日本のスポーツ種目別発展過程と現状に関する発表(ゼミ生M・ゼミ生N・ゼミ生O)と討論

<後期>
*日本における競技スポーツ文化の歴史的経緯と現状の概要
第1回日本の近代における競技スポーツの発展過程に関するレクチャーと討論
第2回日本の現代社会における競技スポーツの変容過程に関するレクチャーと討論
第3回日本の競技スポーツ文化の現状と問題点の概要に関するレクチャーと討論
第4回日本の競技スポーツ文化の個別項目(競技スポーツの運営・経営、競技スポーツとメディア、競技スポーツとファン、競技スポーツにおける不平等問題、競技スポーツにおけるジェンダー問題、競技スポーツのメジャー・マイナー化問題、部活動文化、競技スポーツと競技人口問題)に対する調査担当の決定
第5回日本のアマチュア競技スポーツの発展過程と現状に関する討論会
第6回日本のプロ競技スポーツの発展過程と現状に関する討論会
第7回日本の競技スポーツの運営・経営に関する発表(ゼミ生A・ゼミ生B・ゼミ生C)と討論
第8回日本の競技スポーツとメディアの関係性に関する発表(ゼミ生D・ゼミ生E)と討論
第9回競技スポーツにおける不平等問題に関する発表(ゼミ生F・ゼミ生G)と討論
第10回競技スポーツにおけるジェンダー問題に関する発表(ゼミ生H・ゼミ生I)と討論
第11回日本の競技スポーツのメジャー・マイナー化問題に関する発表(ゼミ生J・ゼミ生K)と討論
第12回日本の部活動文化に関する発表(ゼミ生L・ゼミ生M)と討論
第13回日本の競技スポーツと競技人口問題に関する発表(ゼミ生N・ゼミ生O)と討論
第14回日本における競技スポーツ文化の歴史・現状・問題点についての討論会

【演習2】(3年次)
<前期>
*日本における競技スポーツ文化の現状分析と問題・課題の発見
第1回オリエンテーション
第2回日本のアマチュア競技スポーツの問題点・課題に関するレクチャーと討論
第3回日本の部活動文化の功罪に関するレクチャーと討論
第4回日本のプロ競技スポーツのマネジメントに関する問題点・課題のレクチャーと討論
第5回日本人とスポーツファンに関するレクチャーと討論
第6回演習論文作成に向けた個別テーマ(仮)の検討
第7回演習論文作成に向けた個別テーマ(仮)の決定
第8回演習論文作成に向けた個別テーマ(仮)に対する予備調査結果の発表(ゼミ生A・ゼミ生B)
第9回演習論文作成に向けた個別テーマ(仮)に対する予備調査結果の発表(ゼミ生C・ゼミ生D)
第10回演習論文作成に向けた個別テーマ(仮)に対する予備調査結果の発表(ゼミ生E・ゼミ生F)
第11回演習論文作成に向けた個別テーマ(仮)に対する予備調査結果の発表(ゼミ生G・ゼミ生H)
第12回演習論文作成に向けた個別テーマ(仮)に対する予備調査結果の発表(ゼミ生I・ゼミ生J)
第13回演習論文作成に向けた個別テーマ(仮)に対する予備調査結果の発表(ゼミ生K・ゼミ生L)
第14回演習論文作成に向けた個別テーマ(仮)に対する予備調査結果の発表(ゼミ生M・ゼミ生N・ゼミ生O)

<後期>
*演習論文作成に向けた個別テーマ・内容の決定と調査
第1回演習論文作成に向けた個別テーマの検討
第2回演習論文作成に向けた個別テーマの決定
第3回研究方法やデータの収集方法に関する学習
第4回先行研究の取集や利用に関する学習
第5回目次の構成に関する学習
第6回「はじめに」の内容に関する学習
第7回演習論文作成に向けた個別テーマに対する調査内容の発表(ゼミ生A・ゼミ生B)
第8回演習論文作成に向けた個別テーマに対する調査内容の発表(ゼミ生C・ゼミ生D)
第9回演習論文作成に向けた個別テーマに対する調査内容の発表(ゼミ生E・ゼミ生F)
第10回演習論文作成に向けた個別テーマに対する調査内容の発表(ゼミ生G・ゼミ生H)
第11回演習論文作成に向けた個別テーマに対する調査内容の発表(ゼミ生I・ゼミ生J)
第12回演習論文作成に向けた個別テーマに対する調査内容の発表(ゼミ生K・ゼミ生L)
第13回演習論文作成に向けた個別テーマに対する調査内容の発表(ゼミ生M・ゼミ生N・ゼミ生O)
第14回経済学部所定の演習論文の書き方についての学習

【演習3】
<前期>
*ひと月に1回程度の顔合わせと、論文作成指導

<後期>
*演習論文の執筆
第1回演習論文の書き方についての講習
第2回ゼミ生A・B・C・D・Eの報告(テーマ、目次構成、はじめに)
第3回ゼミ生F・G・H・I・Jの報告(テーマ、目次構成、はじめに)
第4回ゼミ生K・L・M・N・Oの報告(テーマ、目次構成、はじめに)
第5回ゼミ生A・B・C・D・Eの報告(各章の要旨と草稿箇所)
第6回ゼミ生F・G・H・I・Jの報告(各章の要旨と草稿箇所)
第7回ゼミ生K・L・M・N・Oの報告(各章の要旨と草稿箇所)
第8回ゼミ生A・B・C・D・Eの報告(草稿箇所)
第9回ゼミ生F・G・H・I・Jの報告(草稿箇所)
第10回ゼミ生K・L・M・N・Oの報告(草稿箇所)
第11回ゼミ生A・B・C・D・Eの報告(完成原稿)
第12回ゼミ生F・G・H・I・Jの報告(完成原稿)
第13回ゼミ生K・L・M・N・Oの報告(完成原稿)
第14回日本における競技スポーツ文化についての最終討論会


授業時間外の学修の内容

指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/その他

授業時間外の学修の内容(その他の内容等)

学外イベントへの参加、合宿、懇親会などを考えていますが、授業開講以降に履修生と相談をしながら決定します。

授業時間外の学修に必要な時間数/週

・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。

成績評価の方法・基準

種別 割合(%) 評価基準
平常点 30 授業への取り組みやゼミ運営への取り組みなど。
その他 70 レジュメの作成内容、プレゼン内容、ディスカッション内容、レポートや演習論文の内容など。

成績評価の方法・基準(備考)

【演習1】
*項目ごとに整理をして発表することができるようになったか(40%)
*積極的に討論へ参加できるようになったか(30%)
*平常点(30%)
【演習2】
*多方面からの調査ができるようになったか(40%)
*論理的な発表や討論ができるようになったか(30%)
*平常点(30%)
【演習3】
*批判的な視点を持てるようになったか(30%)
*論理的な思考力が身についたか(40%)
*平常点(30%)

課題や試験のフィードバック方法

授業時間内で講評・解説の時間を設ける

課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)

アクティブ・ラーニングの実施内容

ディスカッション、ディベート/グループワーク/プレゼンテーション/実習、フィールドワーク

アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)

授業におけるICTの活用方法

タブレット端末

授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)

実務経験のある教員による授業

いいえ

【実務経験有の場合】実務経験の内容

【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容

テキスト・参考文献等

授業の開講以降、必要に応じて受講生とも相談しながら指示をします。

その他特記事項

*イベントへの参加、合宿、懇親会などを考えていますが、開講以降に相談をしながら決定します。
*演習(ゼミ)は他の講義科目とは異なり、受講生(ゼミ生)の自主的かつ積極的な授業への取り組みによって成立しますので、やむを得ない状況以外では欠席をしないようにしてください。また、どうしても欠席をしなければならない場合は、事前に必ず担当教員へ連絡をしてください。

参考URL

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