シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
情報セキュリティ特論 | 2024 | 前期 | 火6 | 国際情報研究科修士課程 | 松崎 和賢 | マツザキ カズタカ | 1・2年次配当 | 2 |
科目ナンバー
IG-PI5-SC04
履修条件・関連科目等
Linux環境を使用した経験があるのが望ましい。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
本講義では、情報学、法学の知見をベースに社会デザイン、社会実装をする際に情報セキュリティをどのように考慮すべきであるかを示す。具体的には、実社会におけるサイバー攻撃の事例やサイバーセキュリティの政策、認証制度を調査しながら、技術的・組織的な要件について理解を深める。
科目目的
最先端かつ国際的な動向を踏まえ、情報セキュリティについての専門性を深化させることを目的とする。
到達目標
社会実装を念頭に置いた研究を遂行する際に考慮すべき情報セキュリティの技術・制度について判断及び理解できる。
授業計画と内容
第1回 授業ガイダンス、この授業の大学院科目としての位置づけ、授業方法、受講後の到達目標についての説明
第2回 情報セキュリティの基礎
第3回 国内外のセキュリティ政策動向
第4回 諸外国のセキュリティ政策調査
第5回 セキュリティ認証制度
第6回 諸外国のセキュリティ政策調査報告
第7回 セキュリティフレームワーク
第8回 脆弱性の管理と攻撃者の特性
第9回 セキュリティフレームワークの適用
第10回 敵対者エミュレーション 概論 / 脆弱性スコアリングシステム(1)
第11回 敵対者エミュレーション 環境構築 / 脆弱性スコアリングシステム(2)
第12回 敵対者エミュレーション インシデント対応実習(1) / 脆弱性スコアリングシステム(3)
第13回 敵対者エミュレーション インシデント対応実習(2)
第14回 総括、今後の展望
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
授業時間外の学修に必要な時間数/週
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
---|---|---|
レポート | 50 | 各回のレポート課題を評価する。 |
平常点 | 50 | 授業への参加態度(質疑、意見等)を評価する。 |
成績評価の方法・基準(備考)
原則、10回以上授業に出席しないと成績評価の対象となりません。
課題や試験のフィードバック方法
授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
実習、フィールドワーク
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
その他
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
BYOD、クラウド環境における動作検証
実務経験のある教員による授業
はい
【実務経験有の場合】実務経験の内容
(2007年4月~2019年3月 株式会社三菱総合研究所勤務、2012年6月~2014年12月 技術研究組合 制御システムセキュリティセンター出向。官公庁のサイバーセキュリティ施策の実施支援や民間企業のサイバーセキュリティ対策の実施支援に従事。)
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
第3回〜7回について、官公庁におけるサイバーセキュリティ関連の委託調査と関連性が高い。また、民間企業へのコンサルティング業務の実績あり。参照されている文献の一つであるIEC 62443-3-3等の日本語訳発行にも関与している。
テキスト・参考文献等
IEC 62443シリーズ
MITRE ATT&CK