シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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ダイバーシティと社会/ジェンダー政治論2 | 2024 | 秋学期 | 水2 | 法学部 | 飯野 由里子、岡野 八代、隠岐 さや香、釜野 さおり、谷口 洋幸、長島 佐恵子、中島 康予、羽生 有 | イイノ ユリコ、オカノ ヤヨ、オキ サヤカ、カマノ サオリ、タニグチ ヒロユキ、ナガシマ サエコ、ナカジマ ヤスヨ、ハニュウ ユウキ、バンゾノ ヒロヤ 他 | 1年次配当 | 2 |
科目ナンバー
JU-OL1-008L
履修条件・関連科目等
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
現在私たちが抱える多くの社会課題の解決には、社会における多様性(ダイバーシティ)の認識と理解、そしてその包摂及び排除と社会制度の関わりについての学びが必須となっています。
この授業では、多様な個人の人権尊重に基づいたこれからの社会のあり方を考えるために、障害、文化とエスニシティにおける多様性、ジェンダーとセクシュアリティという3つの領域を中心に、先端的な研究や実務にあたる講師がオムニバス形式で授業を行います。
科目目的
理論的な概念整理から具体的な事例紹介まで、ダイバーシティ&インクルージョンに関する重要事項を幅広く概観し、4年間の政治学・法学の学びに向けて、現代的課題について分析・検討する上で役立つ思考の基盤を築く。
到達目標
・ダイバーシティ&インクルージョンという概念を、その成り立ちを含めて理解し、それを用いて具体的事例を説明できるようになる。
・社会的公正という観点から、社会における権力関係を自らの立ち位置を含めて分析・記述する力を養う。
授業計画と内容
第1回 ガイダンス 中島康予・長島佐恵子
第2回 「ダイバーシティと人権」谷口洋幸
第3回 「障害とダイバーシティ&インクルージョン」(前半) 番園寛也
第4回 「障害とダイバーシティ&インクルージョン」(後半) 番園寛也
第5回 「ダイバーシティと多文化共生」吉田千春
第6回 「人の移動について(在日コリアンを中心に)」李里花
第7回 「婚姻平等の現在」ゲスト講師
第8回 「ジェンダーとセクシュアリティの多様性」羽生有希
第9回 「ダイバーシティ&インクルージョンと統計」釜野さおり
第10回 「企業におけるダイバーシティ&インクルージョン」東由紀
第11回 「ケアの倫理、政治学、民主主義」岡野八代
第12回 「ダイバーシティと大学教育」隠岐さや香
第13回 「インターセクショナリティとは」飯野由里子
第14回 「ダイバーシティ&インクルージョンの未来へ向けて」中島康予・長島佐恵子
ただし、スケジュールの都合により、講師やテーマが一部変更になる可能性があります。
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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期末試験(到達度確認) | 60 | ダイバーシティ&インクルージョンに関する基本的な概念理解ができているか、またそれに基づいた具体的事案の考察と論述ができるかを確認する。 |
平常点 | 40 | 各回ごとに理解度確認クイズ(小テスト)やコメントシートを使って評価する。(授業回によってコメントシートだけで評価することもある。)具体的には秋学期開講時に説明する。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
実施しない
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
その他
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
内容理解を確認するクイズや各回のフィードバック等をmanaba上で行う。
実務経験のある教員による授業
はい
【実務経験有の場合】実務経験の内容
一部講義で、企業におけるダイバーシティ&インクルージョン関係の実務経験者及び障害者支援の実務経験者を講師とする。
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
ダイバーシティ&インクルージョンに関してそれぞれの領域での実務経験を踏まえた講義を行う。
テキスト・参考文献等
授業はレジュメや担当講師による指定文献に基づいて実施される予定である。参考文献を含めた詳細は授業内で説明する。
その他特記事項
■授業の工夫■ この科目はオムニバス式の講義を中心に行うため、受講生の理解度の確認と向上を目的として、短答式の確認テストを実施し、解答と答え合わせができるようにします。また、毎回のコメントシートの内容を確認し、授業に反映させていきます。