シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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公共政策特講1 マーケティングと経営戦略/法学特講1 マーケティングと経営戦略/政治経済特講1 マーケティングと経営戦略 | 2024 | 春学期 | 他 | 法学部 | 酒井 康之 | サカイ ヤスユキ | 3・4年次配当 | 2 |
科目ナンバー
JU-OL3-024S
履修条件・関連科目等
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
主に「現代企業論」を学んだ学生を対象に、マーケティングや経営戦略のより学問的な内容を中心とした、より深い学びを提供します。
前半では、現代企業が行っているマーケティング戦略についての解説を行います。マーケティングでは、企業が商品・サービスを創り上げてからどの顧客にその商品・サービスを販売するのかを考えるのではなく、先にターゲットとなる顧客を決定してからそのターゲットが望む商品・サービスを創り上げてことが重要という考え方を基本的に採用しています。講義ではその基本的な考え方をもとに、商品を開発する際には何を考えればいいのか、売る場所を決定する際には何を考えればよいのか、どのようにどんな情報を伝えればよいのか、どの価格にすればよいのかを考える際の考え方について解説していきます。
また、後半では経営戦略の基本的な考え方のうち、個々の事業の戦略を扱うでは事業戦略ポジショニングビューと、リソースベースドビュー、ゲーム論アプローチの3つの考え方、全社戦略ではプロダクトポートフォリオマネジメント(PPM)に焦点を当てて解説をします。ポジショニングビューとは企業が他社と比較してより優れた業績をあげるためにはその企業を取り巻く環境が重要だとする考え方です。また、リソースベースドビューはポジショニングビューとは逆に環境ではなく、各企業が持っている経営資源(能力など)が重要だとする考え方です。ゲーム論的アプローチは、ポジショニングビューで考えるような利益を出しやすい環境を作り出すために企業間でのやり取りが重要だとする考え方です。これらの3つの考え方をもとに、企業がより優れた業績を達成するためには何をどのように考えればよいのかについて詳しく解説していきます。また、事業部間での資源配分をどのように考えればよいのかという点をPPMのフレームワークを通じて解説していきます。
科目目的
この授業の目的は、下記の3点です。
1.マーケティングや経営戦略の用語の意味を理解する
2.マーケティングや経営戦略のロジックを体系的に学習すること
3.そのロジックを用いて経営だけでなく身の回りの日常的な出来事も分析・考察することができるようになること。
到達目標
・講義で教える専門用語の意味について理解することが単位習得に求められます。
・講義で教える専門用語の意味を理解した上で、現実の出来事をその用語を使って説明できる
・講義で教える専門用語を用いて現実の出来事を分析・問題点や改善点の指摘ができる
授業計画と内容
第1回 イントロダクション
第2回 マーケティングミックス:Product単体
第3回 マーケティングミックス:Productライン
第4回 マーケティングミックス:Place
第5回 マーケティングミックス:Promotion
第6回 マーケティングミックス:Price単体
第7回 マーケティングミックス:製品ラインを通じたPrice
第8回 セグメンテーション
第9回 経営戦略の概要
第10回 ポジショニングビュー
第11回 リソースベースドビュー
第12回 ゲーム論的アプローチ
第13回 プロダクトポートフォリオ・マネジメント(PPM)
第14回 まとめ
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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レポート | 60 | 専門用語を間違わずに使用することができているか、専門用語を正しく用いながら現実の製品・サービスを説明できているか、専門用語を用いながら現実の製品・サービスのマーケティング戦略について自分なりの意見を出せるか(問題点や改善点など)、専門用語の知識を正確に獲得しているか、現実の出来事を専門用語と結びつけることができているか。 |
平常点 | 40 | 同上 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
実施しない
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
授業で資料を配布するため、テキストの指定はしない。
講義の理解を促すための参考文献は下記の通りである。
【参考文献】
①榊原清則(2013)『経営学(第2版)上(日経文庫)』日本経済新聞社.
②沼上幹(2008)『わかりやすいマーケティング戦略(新版)』有斐閣.
③加藤俊彦(2014)『競争戦略(日経文庫)』日本経済新聞社.
④酒井康之(2021)『M&Aにおける従業員重視経営の罠:日本的経営がもたらす価格競争』中央経済社