シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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情報サービス演習(1) | 2025 | 前期 | 木3 | 文学部 | 栗原 智久 | クリハラ トモヒサ | 2~4年次配当 | 2 |
科目ナンバー
LE-IM2-M409
履修条件・関連科目等
情報サービス演習(2) 情報サービス論
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
図書館における情報サービスとは。そのコアとなるレファレンスサービスとは。
演習は実地で実践力を養うものです。「情報サービス演習(1)」では、とくにレファレンスサービスについての調査は、回答は、何をどこまでどうすればよいのか、講義で考えるだけでなく演習で体得していきます。
あわせてレファレンスブック・情報源はひとつではなく複数にあたること、またできるだけルーツ(原典)にあたること、その重要性について学びます。
提出物は必須です。
科目目的
図書館には読むため・みるための本とともに、調べるための本(情報源)があります。レファレンスサービスにおいて、後者は不可欠です。この科目では、これを実際に使用・利用・活用してみるというのが目的のひとつです。中央大学図書館のどこに何があるのか、あらかじめ知っておいてください。
そして、サービスにあたり、図書館員には対人コミュニケーション力が必要不可欠です。調べておわりではなく、それをどう提供するか、カウンターロールプレイで体感してもらうというのも目的のひとつです。図書館員になったつもりで臨んでください。
到達目標
① 図書館における情報サービスの理解。
② レファレンスブック・情報源のさがし方・使い方のラーニング。
③ レファレンス回答のつくり方・回答の仕方のラーニング。
④ 自らの調べものをする際にも必ず役に立つノウハウのラーニング。
授業計画と内容
1.サービスの設計(レファレンスシートのフォーム作成から)
2.レファレンスインタビュー1(質問する側=質問者の心理)
3.レファレンスインタビュー2(質問される側=図書館員の立場)
4.レファレンスプロセス
5.質問の調査と回答の作成の方法
6.質問回答(カウンターロールプレイ)1
7.図書館における情報サービス
8.レファレンスブックの比較・評価
9.質問回答(カウンターロールプレイ)2
10.直接(的)サービスと間接(的)サービス
11.スタッフマニュアル
12.質問回答(カウンターロールプレイ)3
13.インターネット情報とルーツ(原典)
14.まとめ
授業時間外の学修の内容
その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
回答の作成には、授業時間外の調査が必要になる可能性があります。その場合、授業でやったことに基づき各自図書館などを使います。質問回答(カウンターロールプレイ)を復習材料にして、回答の作成のレベルアップをはかります。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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期末試験(到達度確認) | 30 | 授業における講義・演習をもとにした試験で到達度を確認します。 |
レポート | 40 | (複数の)レファレンス質問に対する回答調査の作成提出具合、授業時間内課題によって評価します。 |
平常点 | 30 | 授業への参加・貢献度、積極性などを基準とします。 |
成績評価の方法・基準(備考)
評価の前提条件:出席が2/3に満たない場合、提出物不足の場合は成績評価の対象外となります。
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
PBL(課題解決型学習)/ディスカッション、ディベート/グループワーク/プレゼンテーション/実習、フィールドワーク
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
はい
【実務経験有の場合】実務経験の内容
博物館図書室における図書館業務全般。
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
図書館の情報サービスとくにレファレンスサービスに関して実務経験を加味して授業します。
テキスト・参考文献等
テキスト
適時プリントを配布します。
参考文献等
①大谷康晴・齋藤泰則共編著(栗原智久著)『情報サービス演習』新訂版・日本図書館協会・ 2020年(JLA図書館情報学テキストシリーズⅢ 7)
②栗原智久著『大江戸調査網』 講談社・2007年(講談社選書メチエ380)