中央大学

シラバスデータベース|2025年度版

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ホーム > 講義詳細:学校図書館論

シラバス

授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科など 担当教員 教員カナ氏名 配当年次 単位数
学校図書館論 2025 前期 木6 文学部 野村 晴美 ノムラ ハルミ 2~4年次配当 2

科目ナンバー

LE-LI2-M417

履修条件・関連科目等

授業で使用する言語

日本語

授業で使用する言語(その他の言語)

授業の概要

今、学校図書館では、期待の高まりに伴いその役割も多様化している。しかしながら理想の学校図書館像として、掲げられている目標と,様々な問題を抱える現状とは大きく異なる実態がある。学校図書館は学校の中でどのような役割を担い、教育活動をどのように支援していくことができるのか。高校図書館に学校司書として勤務する教員がその現状を紹介しながら、学校図書館のあるべき姿とはどのようなものであるのかについて検討していく。毎回の前半は講義形式、後半は実習や討議を交えながら「理想の学校図書館」づくりについて体験的に学び、考える。
ここ数年の状況も踏まえ、学校図書館でのオンラインを利用したサービスについても検討をしていく予定である。

科目目的

学校図書館が学校教育の中でどういった役割を期待されていて、現状はどうなっているのかを理解し、司書教諭、学校司書として、現場で働くことができるスキルを身につける。

到達目標

学校図書館運営に必要な基本的知識を身につける。

・選書や蔵書管理、図書館運営の方法についての基本を理解する。
・図書館運営に必要なレファレンスや読書指導に関わる基本的なスキルを身につける。
・図書委員会の指導のための知識を修得する。
・学校図書館に関わる法律や規則を理解する。
・学校図書館の現状と学校図書館の職員問題について理解する。

授業計画と内容

1.オリエンテーションおよび学校図書館の現状の概要
2.学校図書館とはなにか
3.学校図書館の現状 学校図書館職員の問題
  学校図書館の仕事とは何か 体験 学校図書館の仕事
4.学校図書館の現状 学校図書館の実態 
  演習:学校図書館の動線を考える ビデオ視聴とグループによる検討
5.学校図書館に関わる法規・基準 図書館関連法規・基準
  演習:学校図書館のレイアウト変更
6.学校図書館に関わる法規・基準 著作権法ほか周辺法 
  演習:学校図書館のサインを作ろう
7.学校図書館の運営計画 
  演習:学校図書館運営計画書の作成
8.学校図書館の歴史と現状 
  演習:メディアリテラシーツール ライブラリーナビ作成
9.学校図書館と図書委員会活動
  演習 ポップを使った広報 ポップを作ろう 
10.学校図書館の広報活動
  演習:本を紹介する工夫① 実践例紹介とブックトーク体験
11.学校図書館の選書・廃棄
  演習:本を紹介する工夫② ブックスタンドの制作
12.学校図書館のレファレンス 
  演習:ロールプレイで体験!レファレンス
13.学校図書館の情報収集活動 他館との連携
  演習:学校図書館の実務体験
14.学校図書館の課題と展望
  まとめ

神奈川県立高校の学校図書館に学校司書として勤務する教員が担当する。
現場の生の状況を報告したり、最新の実践を実演する形で紹介していく。
また、実際現場に出た時にすぐに活躍できるようできるだけ体験的に学ぶ授業としたい。

授業時間外の学修の内容

指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出/その他

授業時間外の学修の内容(その他の内容等)

・manabaに必要な資料をアップするので、事前に確認し、目を通す。
・manabaの掲示板を利用した意見や感想の書き込み、授業で実施したワークシートの提出と意見交換など簡単な振り返りを随時実施。
・体験的に学ぶための演習を毎時間取り入れているため、様々なツールを作成することが宿題となる場合がある。(ポップの作成、ブックスタンド作成など)

授業時間外の学修に必要な時間数/週

・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。

成績評価の方法・基準

種別 割合(%) 評価基準
期末試験(到達度確認) 20 最終到達度確認のために、試験あるいはレポートで評価する。
試験は発表とレポート、という形式の場合あり。
レポート 15 途中、2〜3回ほどのミニレポートを課す。内容は授業内で指示する。
平常点 30 司書教諭の仕事には特にコミュニケーションが重要と考えるので、授業での発言は重視する。またmanabaでの意見交換も評価の対象とする。
その他 35 実践的な学習が大切な授業であるので出席を重視する。
また事情により教室で参加できない場合も、オンラインなどでの参加は出席扱いとする。
なお原則として、2/3以上の出席を単位修得の必要条件とする。

成績評価の方法・基準(備考)

ワークシートの提出や授業への取組みも評価の対象とする。
最終レポート(期末試験)は単位修得の必須条件とする。
出席と、期末試験の条件をクリアし、かつその他の点数を加算して60点以上で単位修得を認める。

課題や試験のフィードバック方法

授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う

課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)

主にmanabaを活用したフィードバックを実施。必要に応じて授業内でも講評、解説を行う。

アクティブ・ラーニングの実施内容

PBL(課題解決型学習)/ディスカッション、ディベート/グループワーク/プレゼンテーション/実習、フィールドワーク

アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)

授業におけるICTの活用方法

タブレット端末

授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)

実務経験のある教員による授業

はい

【実務経験有の場合】実務経験の内容

学校司書として30年以上神奈川県の県立高校図書館に勤務。学校図書館の管理、運営、生徒図書委員会指導、読書指導など、学校図書館業務に従事。新採用学校司書の研修にも企画や講師として長年関わってきた。

【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容

科目の内容全般に渡り実務経験をそのまま活かした授業内容となっている。
また、現場で大学の授業で得た知見を活用し、またそれを大学の授業に活かすという方法で、実践、実務を重視した授業内容としている。

テキスト・参考文献等

テキスト、及び参考文献については授業の中で随時紹介する。

その他特記事項

司書教諭の基本的な資質として「コミュニケーション能力」が重要であると考えるので、授業においても「コミュニケーション」を重視し、毎回全員が発言する場面を設定する。

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