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シラバスデータベース|2025年度版

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ホーム > 講義詳細:材料加工学Ⅱ

シラバス

授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科など 担当教員 教員カナ氏名 配当年次 単位数
材料加工学Ⅱ 2025 後期 火4 理工学部 鈴木 教和 スズキ ノリカズ 2年次配当 2

科目ナンバー

SE-MM2-4C13

履修条件・関連科目等

 数学、物理、化学などの基礎科目と材料加工学Ⅰを履修してあること、並びに、精密機械材料Ⅰ、精密機械材料Ⅱ、材料力学Ⅰについては履修してあることが望ましい。

授業で使用する言語

日本語

授業で使用する言語(その他の言語)

授業の概要

我々の日常を便利にしてくれる機械は,様々な部品によって構成されています.例えば,スマートフォンやタブレットを手に取ってみると,ケース,カメラ,液晶ディスプレイ,電子部品,ボタンなどから構成されているのが分かります.こうした部品を早く正確に安く作る技術が要求されています.本講義では,ものづくり産業の基盤となる精密な加工技術について解説します.ものづくり技術に携わる技術者や研究者に必須の内容となっています.

科目目的

この科目は,カリキュラム上の「材料・加工」科目として位置づけられます.加工技術によって材料に所望の機能を与えることができます.原子レベルから航空機レベルのサイズに至るまで,ものづくりの目的に応じて適切な加工技術を選択する必要があります.加工する素材は,軟質なプラスチックや高硬度なダイヤモンドなど,様々です.適切な加工技術を選択して利用するには,その理論を知る必要があります.本授業では,主要な加工技術を取り上げて,そのメカニズムを解説します.加工技術は職人の技能の世界では決してありません.単に知識として学ぶのではなく,その理論を理解することで,各加工技術の本質をとらえることを目的とします.

到達目標

この科目では,以下を到達目標とします.
・切削加工の様式と基本原理,切削力モデルを理解し,理論を他者に説明できるようになること.
・砥粒加工の様式と基本原理,材料除去モデルを理解し,理論を他者に説明できるようになること.
・母性原理および浮動原理が成立する加工技術の特性を理解し,目的に応じて適切な加工方法を提案できるようになること.
・様々な加工技術を包括的に理解し,その本質的なメカニズムに基づいて,未知の素材や形状の加工に対して妥当な加工技術を提案できるようになること.

授業計画と内容

 毎回の授業内容は以下の通りです.responを利⽤した授業テストを毎回⾏います.
第1回 ガイダンス
第2回 ものづくり産業と材料加工
第3回 切削の理論
第4回 被削性と工具寿命
第5回 研削の理論
第6回 研磨の理論
第7回 工作機械
第8回 硬脆材料の脆性破壊と延性モード加工
第9回 半導体プロセス
第10回 付加加工(3Dプリンティング)
第11回 振動を利用する加工技術
第12回 加工シミュレーション
第13回 材料加工の最前線
第14回 材料加工技術の総括・まとめ

授業時間外の学修の内容

指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出

授業時間外の学修の内容(その他の内容等)

予習;全学授業支援システムmanabaから資料をダウンロードして,読んできてください.
復習;課題を締め切り期限までにmanabaで実施するようにしてください.

授業時間外の学修に必要な時間数/週

・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。

成績評価の方法・基準

種別 割合(%) 評価基準
期末試験(到達度確認) 40 材料加工に関わる基本的な原理や関連技術を理解し,達成基準に記載した項目が理解できているかを評価します.
レポート 40 毎回の授業で学んだ知識を適切に理解し,その概要を説明できるかを評価します.
平常点 20 授業への参加,受講態度の状況を評価します.

成績評価の方法・基準(備考)

評価方法; 講義中に行うテストおよびレポートと平常点を60%、期末試験(指定用紙持込み可)を40%で評価します.
達成基準;本講義で解説する各種加工技術のメカニズムと理論に関する正しい理解に基づき,説明を求める問題において,必要に応じて式を交えながら的確に説明できる必要があります.

課題や試験のフィードバック方法

授業時間内で講評・解説の時間を設ける

課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)

課題やテストについては,授業時間内に解説します.

アクティブ・ラーニングの実施内容

実施しない

アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)

授業におけるICTの活用方法

その他

授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)

授業中にmanabaの機能を使い,即時に学生の反応を把握しながら授業を進めます.

実務経験のある教員による授業

はい

【実務経験有の場合】実務経験の内容

2000年4月~2002年10月,株式会社 日立製作所 生産技術研究所勤務

【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容

ものづくり産業において実務経験を有する担当教員が,実際に利用されている材料加工技術を厳選し,実用化の観点も交えて講義する.

テキスト・参考文献等

全学授業支援システムmanabaからダウンロードするレジュメを用います.

必要に応じて以下の参考文献を利用して下さい.
杉田 忠彰ほか「基礎切削加工学」共立出版,1984年,ISBN 978-4-320-08031-7
小坂田宏造ほか「基礎生産加工学」朝倉書店,2001年,ISBN 978-4-254-23733-7 C3353

その他特記事項

 授業中にmanaba 内のresponを利用した授業テストを実施しますから、responのインストールと初期設定をしてください。また、授業時間外の質問にmanaba 内のスレッドが利用できます。

参考URL

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