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シラバスデータベース|2025年度版

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ホーム > 講義詳細:特別講義Ⅳ

シラバス

授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科など 担当教員 教員カナ氏名 配当年次 単位数
特別講義Ⅳ 2025 後期 水4 経済学部 多田 由彦 タダ ヨシヒコ 2年次配当 2

科目ナンバー

EC-OM2-044X

履修条件・関連科目等

ゲーム理論はミクロ経済学の一分野でもあります。基礎ミクロ経済学 [EC 102] について予め履修していることが好ましいです。

その他、中級ミクロ経済学 [EC202]、経済政策論 [EP201]、公共経済学 [PE201] などでゲーム理論が用いられることがありますので、本講義受講後に、まだ履修済みでない場合は履修を推薦します。

授業で使用する言語

日本語

授業で使用する言語(その他の言語)

授業の概要

<学位授与方針と当該授業科目の関連>
この科目は、現実把握力(経済学の専門知識及び社会・人文・自然科学の知識教養に裏付けられた広い視野に立った柔軟な知性に基づき、現実の経済現象を的確に把握することができる)の修得に関わる科目です。
<概要>
本講義はゲーム理論について学んでいきます. ゲーム理論は自分以外の経済主体がどのような行動を取るのかによって自分にとっての最適な行動が変わってしまう「ゲーム的状況」を分析する理論です. 抽象的なモデルを中心に説明しますが, 講義中に適宜具体的な応用例を提示していきます.

科目目的

ゲーム的状況を分析するために必要な知識を習得した上で, ゲーム理論の枠組みを用いて現実の経済問題やその解決方法を説明できるようになることを目的とします.

到達目標

・ゲーム理論における基礎的なモデル (完備情報静学ゲーム, 完備情報動学ゲーム, 不完備情報静学ゲーム, 不完備情報動学ゲーム) について理解を深めること.
・ゲーム理論で用いられる解概念と解の求め方を理解すること.
・近年ではビジネスパーソン向けの雑誌でゲーム理論が取り上げられるようになり, 今後ビジネスパーソンの間でゲーム理論が常識になる可能性があります. 従ってビジネスパーソンになったときに, ゲーム理論の会話についていける, もしくはゲーム理論の説明ができるようになること.

授業計画と内容

第1回 イントロダクション
第2回 ゲーム理論の概要:ゲーム理論のモデルの概観とゲーム理論の歴史
第3回 完備情報静学ゲーム (1):戦略形ゲームの定義
第4回 完備情報静学ゲーム (2):純粋戦略ナッシュ均衡の定義と求め方
第5回 完備情報静学ゲーム (3):様々なゲームでの純粋戦略ナッシュ均衡
第6回 完備情報静学ゲーム (4):混合戦略ナッシュ均衡, (相関均衡)
第7回 完備情報動学ゲーム (1):展開形ゲームの定義
第8回 完備情報動学ゲーム (2):部分ゲーム完全均衡
第9回 完備情報動学ゲーム (3):コミットメントとホールドアップ問題
第10回 完備情報動学ゲーム (4):不完全情報ゲーム
第11回 繰り返しゲーム:繰り返しゲームの定義とトリガー戦略
第12回 不完備情報静学ゲーム (1):ベイジアンゲームの定義とベイジアン=ナッシュ均衡
第13回 不完備情報静学ゲーム (2):ベイジアン=ナッシュ均衡とオークション
第14回 まとめ

※進捗状況に応じて授業内容に変更を加えることがあります。

授業時間外の学修の内容

指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出/その他

授業時間外の学修の内容(その他の内容等)

・各回でのテキストの該当範囲を事前に指定します. また授業資料も事前に manaba にアップロードします. 予習としてそれらを読んできてください.
・授業時間中に小テストなどは行いませんが, 宿題として課題を提示することがあります.
・新聞などに目を通してゲーム的状況の具体例を見つけてきてください. 具体的なゲーム的状況についての分析を課題で出すことがあります.

授業時間外の学修に必要な時間数/週

・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。

成績評価の方法・基準

種別 割合(%) 評価基準
レポート 70 授業期間に学んだことを踏まえてレポートを提出してもらいます。レポート課題の具体的な内容は授業期間中に指示します。
その他 30 中間課題を定期的に出します。

成績評価の方法・基準(備考)

出欠も兼ねた授業アンケートを出す予定です。基本的に加点対象とはしませんが、授業改善について有意義な提案を行なった場合、その分を加点することがあります。

課題や試験のフィードバック方法

その他

課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)

宿題について授業中にフィードバックする予定はありませんが、採点時にコメントを加えた上で返却します。宿題の採点結果についての異議申し立ても含めて、個別に口頭でのコメントやフィードバックが欲しい場合は、申し出があれば個別に適宜行います。

ただし、宿題の解答結果のうち、授業内で全履修者に共有すべきであると強く感じた解答がある場合は、当該履修者に対して加点を設けた上で、履修者の名前が分からない形で授業内で共有することがあります。その際、当該履修者に対しては事前にその旨は伝えませんのでご了承ください。

アクティブ・ラーニングの実施内容

実施しない

アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)

授業におけるICTの活用方法

実施しない

授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)

なお、授業資料を見るために授業時間中にパソコン、タブレットを持ち込んで使用することについては認めます。

実務経験のある教員による授業

いいえ

【実務経験有の場合】実務経験の内容

【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容

テキスト・参考文献等

【授業テキスト】
本講義ではスライドを中心として授業を行います。特定の教科書の購入を求めません。なお、推薦図書として以下の文献を参考文献として取り上げます。各自自学自習に用いてください。

【参考文献】
神戸伸輔, 2004年, 『入門 ゲーム理論と情報の経済学』, 日本評論社.
天谷研一『図解で学ぶゲーム理論入門』日本能率協会マネジメントセンター, 2011年.
土橋俊寛『ゲーム理論』日本評論社, 2018年.
ロバート・ギボンズ (訳:福岡 正夫、須田 伸一)『経済学のためのゲーム理論入門』岩波

その他特記事項

・定期的に manaba を確認してください. 授業資料は manaba に事前にアップロードします. 授業時に配布しないので, 事前にダウンロードを済ませてください.
・講義中の私語は他の受講生の迷惑になります. 絶対にしないこと. 守られなかった場合, 減点の対象にします. より悪質な場合にはその場で不合格を言い渡す場合があります.
・授業計画は実際の授業の進捗状況に応じて変更になることがあります. また休講に対する補講については, 補講期間中に実施が難しい場合はオンデマンド開催する可能性があります。

参考URL

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