中央大学

シラバスデータベース|2025年度版

テキストサイズ

  • 小
  • 中
  • 大
  • フリーワード検索
  • 条件指定検索
  • シラバスデータベース(学部・大学院)
  • ビジネススクール(MBA)
  • ビジネススクール(DBA)
  • 研究者情報データベース

ホーム > 講義詳細:社会保障論

シラバス

授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科など 担当教員 教員カナ氏名 配当年次 単位数
社会保障論 2025 前期複数 月3,木1 経済学部 宮本 悟 ミヤモト サトル 3年次配当 4

科目ナンバー

EC-SL3-26XX

履修条件・関連科目等

【関連科目】社会政策、社会福祉論、労使関係論、ジェンダーと労働

授業で使用する言語

日本語

授業で使用する言語(その他の言語)

授業の概要

<学位授与方針と当該授業科目の関連>
この科目は、現実把握力(経済学の専門知識及び社会・人文・自然科学の知識教養に裏付けられた広い視野に立った柔軟な知性に基づき、現実の経済現象を的確に把握することができる)の修得に関わる科目です。
<概要>
 社会保障は、生存権の保障という本来的な目的・機能からみても、またそれに要する費用・予算規模の面からみても、現代の資本主義社会における最も重要な社会装置の1つといえます。「少子・高齢化」が進行しつつあるわが国では、年金保険・医療保険・雇用保険・労災保険などの社会保険やその他諸制度について一連の「改革」が検討・断行されています。このような状況のもと社会保障をめぐる国民各層の関心は年々高まってきているものの、その一方で、わが国の社会保障教育は未だに立ち遅れたまま放置された状態です。
 本講義では、前半を社会保障論の基礎固めと位置づけ、資本制社会保障の歴史的展開を検討したうえで、社会保障理論の学問的蓄積を紹介します。後半では、歴史的・理論的視点から、わが国の社会保障政策・制度について、その特質と課題を考察していきます。

科目目的

資本主義社会における社会保障問題について理論的視点から理解を深めることを目的とします。

到達目標

わが国の社会保障政策に対する批判的分析能力の向上を目指します。

授業計画と内容

1.イントロダクション
2.社会保障とは何か
3.社会保障論の方法的視点と理論的課題
4.生活自己責任原則とは何か
5.「自助」の物的条件としての賃金保障
6.共済・救貧の時代
7.社会保険の成立
8.社会保険の本質と限界
9.社会保険から社会保障へ① ―イギリス―
10.社会保険から社会保障へ② ―ドイツ―
11.戦時における社会保障への始動
12.社会保障の政策目的
13.社会保障の制度化原則
14.社会保障の財政原則
15.社会保障財政の在り方
16.中間まとめ
17.戦前日本における社会的生活支援策
18.戦後日本における社会保障の展開
19.日本の社会保障計画
20.医療保険① ―その歴史的展開―
21.医療保険② ―現状と問題点―
22.年金保険① ―その歴史的展開―
23.年金保険② ―現状と問題点―
24.雇用保険① ―その歴史的展開―
25.雇用保険② ―現状と問題点―
26.労災保険① ―その歴史的展開―
27.労災保険② ―現状と問題点―
28.まとめ

授業時間外の学修の内容

指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出

授業時間外の学修の内容(その他の内容等)

<事前学習>
 manabaからパワポ資料を入手し、事前に読み込んでおいて下さい。また、関連情報を調べておいて下さい。

<事後学習>
 講義内容を整理した上で、responの小課題に取り組んで下さい。

授業時間外の学修に必要な時間数/週

・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。

成績評価の方法・基準

種別 割合(%) 評価基準
期末試験(到達度確認) 85 社会保障政策・制度の歴史・現状について、理論的視点から説明できるかどうかを評価します。
平常点 15 授業への参加・理解度を基準とします。

成績評価の方法・基準(備考)

評価の前提条件:responにより受講状況を確認します。responの提出率(出席率)が8割に満たない場合はE判定とします。

課題や試験のフィードバック方法

授業時間内で講評・解説の時間を設ける

課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)

アクティブ・ラーニングの実施内容

その他

アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)

毎回の授業中・後に、responの小課題に取り組んでもらいます。その後の授業中に、一部の受講生の見解を紹介し教員がそれに対してリプライをすることで、部分的に双方向の授業を行います。

授業におけるICTの活用方法

その他

授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)

responを活用し、部分的に双方向型の授業を実施します。

実務経験のある教員による授業

いいえ

【実務経験有の場合】実務経験の内容

【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容

テキスト・参考文献等

【テキスト】
 特に指定しません。毎回、manabaを通じて講義資料を配信します。

【参考文献】
 ①工藤恒夫『資本制社会保障の一般理論』新日本出版社、2003年(ISBN : 978-4-406-02966-7)
 ②芝田英昭『社会保障のあゆみと協同』自治体研究者、2022年(ISBN : 978-4880377421)
 ③宮本悟『フランス家族手当の史的研究』御茶の水書房、2017年(ISBN : 978-4-275-02078-9)

 上記以外の参考文献については、講義中に適宜紹介します。

その他特記事項

皆勤を原則とします。特に初回は、履修上の注意事項を説明するので、必ず出席して下さい。

参考URL

検索結果に戻る

  • フリーワード検索
  • 条件指定検索

TOP

  • プライバシーポリシー
  • サイトポリシー
  • 中央大学公式サイト
Copyright (c) Chuo University All Rights Reserved.