シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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マネジメント入門 | 2024 | 秋学期複数 | 月1,木3 | 商学部 | 久保 文克 | クボ フミカツ | 1年次配当 | 4 |
科目ナンバー
CM-MN1-01XL
履修条件・関連科目等
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
経営の知識がなくても理解できるように、最初は専門用語を使うことはせず、わかりやすい言葉で説明します。
また、トヨタ、キヤノン、キリン、パナソニック、セブンイレブンといった皆さんがよく知っている企業を例として示しながら、具体的なイメージをつかみやすいように工夫していきます。
前半の第1回~第14回では、企業それ自体について学んだうえで、競争、組織、消費者という最も基礎的な3つのマネジメントについて学んでいきます。
後半の第15回~第28回では、ヒト、モノ、カネといった企業の資源のマネジメントを学んだ後、成長と再生、イノベーション、国際化、社会的責任という重要なテーマについても学んでいきます。
科目目的
マネジメントとは、限られた企業内の資源をフルに活用して、より多くの利益を獲得するための工夫です。
そのマネジメントについて学びつつ、広く企業経営の基礎を習得することを目的とします。
マネジメント入門は、商学部の基礎となる科目の1つであり、経営学科をはじめすべての学科に関係する企業経営の基礎について学びます。
到達目標
商学部スタンダード科目すべてに共通する企業について、基本的な知識や考え方を身につけていくことが到達目標であり、商学部共通の入門科目です。
入門科目ではありますが、企業経営にとって重要となる部分が多く、2年以上の科目に役立つのみならず、社会に出てからも役立つ本質的な考え方の習得も目指します。
授業計画と内容
★毎回の講義構成
1 3回に1回程度の小テスト(10分)
2 前回小テストがあった場合:小テストの講評と質疑(10分程度)
3 前回の質問のフィードバック(5分程度)
4 今日の講義(60-70分程度)
5 今日のチェックポイント(10-15分程度)
6 講義内容についての質疑応答(希望者のみ)
【お願い】
質問に来られる場合は、マスクを着用されて質問してください。
★講義内容
1 はじめに: マネジメント入門の全体図
第1部 企業について
まず,企業とは何かを学びましょう!
2 企業についての基礎知識
3 株式会社の誕生
4 利害関係者と企業統治
5 経営ビジョンと企業文化
第2部 競争のマネジメント
競争に勝ち抜くには、企業はどうしたらよいのでしょうか?
6 競争優位を目指す基本戦略
7 社内資源を活かした戦略展開
8 ライバル企業との関係から見た戦略展開
第3部 組織のマネジメント
利益を増やすために、企業はどのような組織をとっているのでしょうか?
9 権限の集中と分散
10 組織バランスと自立経営
11 持株会社とグループ経営
第4部 消費者のマネジメント
消費者が魅力を感じるように、企業はどのような工夫をしているのでしょうか?
12 商品の魅力を高める戦略
13 目に見えないブランドの壁
14 消費者への柔軟な対応
第1部〜第4部のまとめ、中間テストに向けた質疑応答
第5部 ヒトのマネジメント
従業員にとって、働きがいのある職場とはどのようなものでしょうか?
15 動機づけと最適配置
16 日本独特の内部昇進システム
第6部 モノづくりのマネジメント
品質が良い商品は、どのように低コストで実現されるのでしょうか?
17 大量生産によるコスト削減
18 品質管理と小集団活動
第7部 カネのマネジメント
企業の財務諸表から、何が見えてくるのでしょうか?
19 財務諸表から見る企業活動
20 企業の資金調達
第8部 成長と再生のマネジメント
持続的に成長するため、企業はどのように工夫しているのでしょうか?
21 多角化戦略と買収・合併
22 失敗からの再生
第9部 イノベーションのマネジメント
魅力的な商品は、どのように誕生するのでしょうか?
23 技術・製品・製法とイノベーション
24 企業の商品開発
第10部 国際化のマネジメント
国境を越えてまで、なぜ企業は活動するのでしょうか?
25 多国籍企業の海外展開
第11部 社会的責任のマネジメント
企業の不祥事は、なぜ増えているのでしょうか?
26 社会的貢献活動の意味するもの
27 前提としての企業倫理: 長期経営の功罪
28 第5部〜第11部のまとめ、期末テストに向けた質疑応答
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
まず小テストに向けて、そして、中間テストや期末テストに向けて復習し、重要なポイントを中心に理解を深めてください。
暗記ではなく、理解・納得が大学の学びです。
そのために、授業中のノートテイクが重要となりますが、詳しくは最初の授業で説明しますので、必ず出席して聞いてください。
1回目に欠席すると損をしますし、ミスマッチングが生じます。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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中間試験 | 40 | 前半小テストの復習問題50点 その他50点(以上、予定) 小テストの内容も,出題形式は変化します。 |
期末試験(到達度確認) | 40 | 中間テストの復習問題20点 後半の小テストの復習問題40点 その他40点(以上、予定) 復習問題の内容も,出題形式は変化します。 |
平常点 | 20 | 5回程度の小テスト10点×5回 選択問題や記述問題を考えています。 |
成績評価の方法・基準(備考)
合計点数(中間100点,期末100点,小テスト50点)を100点満点に換算して、成績評価を行います。
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
前回の授業についての質問や小テストの解説への質問について,全員にフィードバックを行います。
アクティブ・ラーニングの実施内容
実施しない
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
書き込み式テキスト『経営学入門から経営史へ』第3版を毎回使用しますので、事前に購入して講義に臨んでください。
第3版はパワポも入れるなど、よりわかりやすいように、全面的に改訂されていますので、先輩から貰い受けることなく、第3版の購入をお勧めします(私の印税分は、すべて価格低下に還元)。
講義は第3版を使って進めていきますが、かつて経営史などで第2版を購入された方には,履修確認をしたうえで、パワポの箇所だけをgoogle driveからダウンロード可能にしますので、個人的にメールで申し出てください。
メールアドレス:fkubo001c@g.chuo-u.ac.jp
なお、参考文献については授業中に紹介します。
その他特記事項
★履修上の注意★
1 経営学科1年の学生さんは、春学期の月1木3を履修してください。
他学科の学生さんを含め、1年生で久保のマネジメント入門を受講するかどうかは、
今後の学生生活にとって、大きな意味を持ちますので、今年履修ください。
2 講義開始時間5分前には、着席するようにしてください。
遅刻すると講義を聞くことができず、小テストや中間・期末テストで良い点数を取る
ことができません。
3 大学とは、高い学費に見合う講義に出席し、受講することが基本です。
この点に賛同できない方は、履修しないでください。
4 ミスマッチングを回避するため、必ず第1回目の講義に最初から出席ください。
5 他の先生に比べ厳しいと当初は感じるかもしれませんが、それだけ真剣な教員だと
ご理解ください。
★久保のこだわり★
卒業式の日に、「中大商学部に入学してよかったなあ」との満足感を全員に実感していただけるよう、私も精一杯頑張りたいと思っています。
・ソフトウェアについて
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