シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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ベーシック演習Ⅰ | 2024 | 春学期 | 火5 | 商学部 | 村上 研一 | ムラカミ ケンイチ | 1年次配当 | 2 |
科目ナンバー
CM-AD1-01XS
履修条件・関連科目等
1年次配当の事前登録科目です。詳細はベーシック演習要項で確認してください。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
〔テーマ〕
日本経済と私たちのくらし―格差、貧困、「ブラック企業」、少子化等の社会的課題と関連して―
格差と貧困を切り口に、現代日本の課題について考えていきます。所得格差、地域間格差、男女格差から、教育格差、健康格差まで、現代日本では、さまざまな分野で格差、そして貧困が問題になっています。受講者の生活実感や経験も踏まえ、格差と貧困についてさまざまな角度から考え、討論していきます。
(春学期/秋学期)
受講者の発表や討論、テキストの輪読などを通じて、客観的データや資料も利用して、格差と貧困の問題点、またその克服の課題について一緒に考えていきます。
科目目的
この科目は、カリキュラム上の「商学部スタンダード科目」として位置づけされています。この科目は、人文・自然・社会科学の幅広い分野にわたって設定された多様なテーマについて、討論・発表等を通じて大学生にふさわしい学修技法と研究のための基礎的能力を養うことを目的としています。
日本経済・社会が直面する問題に関して、その背景を理解するとともに、我々がそれに対してどのような思考や行動を行うことができるのかについて理解することを目的としています。
到達目標
(春学期/秋学期)
大学でのセミナー学習の基本を学びます。格差と貧困というトピックを中心に、資料やデータをまとめて報告し、討議して論点を深め、各自の問題意識に基づいた見解を発表できる能力を養います。
授業計画と内容
【春学期】
1.課題提示とオリエンテーション
2.報告の方法について、司会の役割
3.図書館利用ガイダンス
4.時事問題についての受講者の報告と討議1 貧困
5.時事問題についての受講者の報告と討議2 格差
6.時事問題についての受講者の報告と討議3 ジェンダー
7.時事問題についての受講者の報告と討議4 少子化
8.時事問題についての受講者の報告と討議5 長時間労働
9.時事問題についての受講者の報告と討議6 ハラスメント
10.テキストについての報告と討議1 「ブラック職場」と労働法
11.テキストについての報告と討議2 「ブラック職場」と就職活動
12.テキストについての報告と討議3 「やりがい搾取」
13.テキストについての報告と討議4 非正規雇用
14.まとめ
【秋学期】
15.秋学期の課題提示とオリエンテーション
16.テキストについての報告と討議5 解雇と復職
17.テキストについての報告と討議6 人事権の濫用
18.テキストについての報告と討議7 労働法規制の実際
19.テキストについての報告と討議8 労働裁判
20.テキストについての報告と討議9 労働法規制の強化
21.テキストについての報告と討議10 労働法運用の改善
22.テキストについての報告と討議11 労働組合の取り組み
23.テキストについての報告と討議12 企業・事業体の取り組み
24.テキストについての報告と討議13 労使の取り組み
25.テキストについての報告と討議14 個人の取り組み
26.テキストについての報告と討議15 国や自治体の取り組み
27.まとめ1 年間授業内容の総括
28.まとめ2 授業で学んだ内容を、今後の学びや生活にどう活かすかについての討論
※上記に掲載した内容は、2020年度の報告と討議内容です。報告内容やテキストは受講者と相談して決定しますので、変更する場合もありますのであらかじめ了解してください。
※4~9の内容については、受講者が自主的にトピックを持ち寄って報告・討議を行います。上記テーマは昨年度の内容を参考程度で示しました。
※10~13、16~26の内容は、昨年度選定したテキストの内容に従った記載です。今年度選ぶテキストによって内容は異なってきますので、参考程度に示しています。
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
(春学期/秋学期)
前回の授業で討議された内容について振り返り、テキストの該当箇所を読み直すこと。(40分)
テキストの次回の報告箇所を読み、議論する論点について自分の意見をまとめておくこと。(60分)
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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レポート | 50 | 授業内での報告の内容が、授業の到達目標に照らし、テキストの内容を正確に把握し、独自の問題点・論点の提示ができているかを評価する。 |
平常点 | 50 | 授業内での発言・質疑応答が、授業の到達目標に照らし、学習内容や問題点の認識の深化につながっるものであるかを基準とする。 |
成績評価の方法・基準(備考)
(春学期/秋学期)
授業への参加状況、報告と討議、日ごろからの学習への取り組み状況などから評価します。出席率が70%に満たない者、役割分担された発表をしない者、真剣に議論に参加しない者はE判定とします。
合格者(A~D評定)の評価基準は下記のとおりです。
A:テキストの内容を十分に理解した報告を行い、①独自の視角から論点を提示し、②常に積極的に議論に参加して学術的に有益な発言を度々行った。
B:テキストの内容を十分に理解した報告を行い、上記の①および②のいずれか一方が該当する。
C:テキストの内容を理解した報告を行い、積極的に議論に参加した。
D:テキストの内容を踏まえた報告を行い、議論に参加した。
なお、評価の点数化の基準は、報告の内容40%、議論への参加状況30%、平常点30%とします。
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
ディスカッション、ディベート/グループワーク/プレゼンテーション
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
その他
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
受講者の研究報告に活用できるように適宜指導する。
実務経験のある教員による授業
はい
【実務経験有の場合】実務経験の内容
労働や福祉の現場での実践活動のある外部講師を招へいする。
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキストで学んだ内容に関連して、労働や福祉の現場にかかわってきた実務家を外部講師として招き、学習内容のさらなる深化につなげます。
テキスト・参考文献等
(春学期/秋学期)
〔テキスト〕
受講生と相談の上、決定します。
〔参考書〕
授業内で提示します。
〔募集人数〕
18名
その他特記事項
〔課題図書〕
〔注意事項〕ソフトウェアは使用せず