シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
プログラム演習Ⅵ(証券分析演習Ⅱ) | 2024 | 秋学期 | 金2 | 商学部 | 高橋 豊治 | タカハシ トヨハル | 2~4年次配当 | 2 |
科目ナンバー
CM-FN2-52XL
履修条件・関連科目等
2018年度以前入学生対象のWeb登録科目です。
フレックスplus1コースの学生で「プログラム履修宣言」をする場合は、C plusから行ってください。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
証券アナリスト協会並びにCFAのBOK(Body of Knowledge)について、以下の項目を中心に授業計画に従って学びます。
Equity Investments
A. Types of Equity Securities and their Characteristics
B. Equity Markets: Characteristics, Institutions, and Benchmarks
C. Fundamental Analysis (Sector, Industry, Company) and the Valuation of Individual Equity Securities
D. Equity Market Valuation and Return Analysis
E. Special Applications of Fundamental Analysis (Residual Earnings)
F. Equity of Hybrid Investment Vehicles
Fixed Income
A. Types of Fixed Income Securities and their Characteristics
B. Fixed Income Markets: Characteristics, Institutions, and Benchmarks
C. Fixed Income Valuation (Sector, Industry, Company) and Return Analysis
D. Term Structure Determination and Yield Spreads
E. Analysis of Interest Rate Risk
F. Analysis of Credit Risk
数学および統計学の知識が必要となる場合もありますが、それらについては、履修の前提とはせず、講義の中で詳しく解説する予定です。ただ,証券アナリストを目指している場合には、ある程度の数学的知識は必須であるということを十分に認識し、数学・統計学についても積極的に学習するようにして下さい。
なお、証券分析演習Ⅰは確率概念を必要とする内容を、証券分析演習Ⅱは必要としない内容を扱います。
科目目的
プログラム科目に設置された講義科目は、商学部アドヴァンスト科目に位置付けられていることから、資格取得や技能形成のための実践的な学習を通して、キャリアに直結する専門知識の習得を目的とします。
この講義は、証券アナリストを目指す、あるいは興味を持っている学生を対象に、証券アナリストとして身につけておく必要のある証券分析の技法について学びます。
証券アナリストを目指すには、証券アナリスト試験に合格し検定会員になるのが近道ですが、この授業は、単なる資格試験対策ではなく、将来にわたって役立つ基礎知識を身につけることを目的とします。
到達目標
証券アナリストとして最低限身に着けておく必要がある理論(基本的な考え方)を身につけることを目標にします。
授業計画と内容
※本授業はすべての授業をオンラインで開講します。Cisco Webex Meetingsを利用した同時双方向型オンライン授業を実施します。
1. イントロダクション
2. 割引率と時間価値(1) 割引率、将来価値、終価係数
3. 割引率と時間価値(2) 割引率、現在価値、現価係数
4. 複数キャッシュフローの評価と年金現価係数、年金終価係数
5. 株式評価モデル(1) 配当割引モデル
6. 株式評価モデル(2) .定率成長モデル、サステイナブル成長率
7. 債券の種類と債券評価方法
8. 債券価格と利回り(1) 単利計算
9. 債券価格と利回り(2) 複利計算
10. 裁定取引とスポット・レート、フォワード・レート、現価係数
11. 現価係数推計方法(1) ブート・ストラップ法
12. 現価係数推計方法(2) 回帰分析
13. 債券の価格変動リスク
14. 全体のまとめ(証券アナリスト試験問題等を利用して)
講義内容は、必要に応じて変更することがありますので、ご注意ください。
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
現実のデータを利用した演習を行います。毎回の配布資料を事前に確認するとともに、授業時に提示する課題に取り組んでください。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
---|---|---|
平常点 | 100 | 講義で学んだ内容を体系立てて整理し,実践的に活用できるよう理解しているか。 |
成績評価の方法・基準(備考)
平常点(授業への参加状況および授業中の演習問題の結果など)をもとに評価します。manabaで毎回の授業にかかわる「レポート」「小テスト」「ドリル」等を課した場合には、その内容も評価の対象にします。
授業の性格から、すべての授業に出席することが単位取得のための必要条件です。やむを得ない事情で授業に出席できない場合は、原則として事前に担当教員に電子メールで連絡し、指示に従ってください。1度でも連絡のない欠席がある場合は、評価対象外(「評価不能」として不合格)とします。
体連諸君の「公欠届」も、必ず事前に担当者に直接提出してください。授業終了後の提出や直接提出しないものは、配慮の対象外とします。
評価に際しては,最終的に全体の講義内容を理解できているかを評価基準としますので,毎回の小テストやドリルの成績に一喜一憂することなく,間違えた点を中心に復習することで毎回の講義内容の理解を図ってください。
以上の詳細については、初回の授業時に説明します。
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
PBL(課題解決型学習)
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
クリッカー/その他
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
Excelを利用したデータ分析演習
実務経験のある教員による授業
はい
【実務経験有の場合】実務経験の内容
シグマベイスキャピタル株式会社での取締役研究開発部長(1991年9月~1996年3月)としての(ポートフォリオ構築や債券分析、デリバティブ管理などの)システム開発,(Tokyo Swap Reference Rateに代表される)データ提供。
実務家向けの証券アナリスト試験に対する研修。
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
上記システム開発や実務家向けの証券アナリスト試験に対する研修の経験から、学生時代に学んでおくことが望ましい内容について、授業時に重点的に扱います。
テキスト・参考文献等
【テキスト】
テキストは利用しませんが,講義に必要な資料は、授業計画とともに授業のwebsite(URLは参考URLに表示)に掲載しますので、各自確認して授業に臨んでください。
【参考書】
Jerald E. Pinto, Elaine Henry,, Thomas R. Robinson, John D. Stowe, Equity Asset Valuation Workbook, 2nd Edition Wiley 2010 ISBN: 978-0-470-57143-9
Frank J. Fabozzi, Fixed Income Analysis, 2nd Edition Wiley 2007 ISBN: 978-0470052211
日本証券アナリスト協会 編『新・証券投資論I』 日本経済新聞社 ISBN:4532133726
日本証券アナリスト協会 編『新・証券投資論II』 日本経済新聞社 ISBN:4532133734
日本証券アナリスト協会 編『証券アナリストのための企業分析(第3版)』 東洋経済新報社 ISBN:4492731857
藤林・岡村・河内『Excelで学ぶファイナンス(2) 証券投資分析 改訂版』 きんざい ISBN:4322222218
金子誠一 『証券アナリストのための数学再入門』ときわ総合サービス ISBN:4887860137
証券アナリスト研究会 『証券アナリスト 1次試験過去問題集 証券分析』 TAC出版 ISBN:4813299342
証券アナリスト研究会 『証券アナリスト 2次試験過去問題集 証券分析』 TAC出版 ISBN:4813299407
この他,必要に応じて授業時に紹介します。
その他特記事項
* 詳細な講義内容と成績評価などについては、初回の講義時に説明しますので、受講希望者は必ず出席してください。初回講義を欠席すると、さまざまな不利益をこうむることになりますが、その責任は本人にあることを十分自覚してください。
* 講義資料は 授業のwebsite(URLは参考URLに表示) からダウンロードできるよう準備しますので、各自事前に確認・準備して、授業に持参するようにしてください。
* いかなる理由であっても、授業に出席できなかった人へのフォローは、授業のwebsite およびその関連website以外では行いません。
* 授業についての質問(講義内容、成績評価方法などすべてについて)は、原則として、授業時間中またはオフィスアワーのみで受け付けます。ただし、全学メールアドレスからのルールに従ったメールでの質問に限り、例外として受け付けます(詳細はガイダンス資料を参照してください)。
* 証券アナリスト試験を受験するためには、証券アナリスト協会が実施する通信講座の受講が必要です。詳細は担当者まで問い合わせてください。
[ソフトウエアの利用]
Microsoft 365、オンライン授業参加に必要なCISCO Webex アプリ 以外の特別なソフトウェアは利用しません。
参考URL
https://toyohal.r.chuo-u.ac.jp/FAM/CMA2/