シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
アカウンタント・プログラムA2(公認会計士・監査法人の実務)有限責任あずさ監査法人寄附講座 | 2024 | 春学期 | 金4 | 商学部 | 潮 清孝 | ウシオ スミタカ | 2~4年次のみ | 2 |
科目ナンバー
CM-AU3-61XL
履修条件・関連科目等
授業で使用する言語
日本語/英語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
本講義は有限責任あずさ監査法人が提供する講師による会計実務を紹介する講座として開講いたします(全体のコーディネーターは潮が担当します)。各回それぞれの担当講師から、まずは自己紹介を兼ねてこれまで歩んできた道を話してもらったうえで、それぞれのテーマに関して自らの経験に基づく実務の話をしてもらいます。同法人は幅広い業務を行っているので、様々な立場からの実務の状況に触れることが可能です。
また、本講座では公認会計士業務のみを対象とするのではなく、会計業務全般を対象にしておりますので、公認会計士を志望している方のみならず、企業で会計業務に携わろうと考えている方、あるいは会計業務とは異なる道に進む方についても受講していただくことで、会計というビジネスツールの社会における有用性を実感してもらえるものと考えています。
科目目的
プログラム科目に設置された講義科目は、商学部アドヴァンスト科目に位置付けられていることから、資格取得や技能形成のための実践的な学習を通して、キャリアに直結する専門知識の習得を目的とします。
会計や監査といった言葉はよく目にしますが、現在、会計業務や監査業務は幅広いものになっており、なかなかイメージがつかないかもしれません。しかし、会計や監査に関する知識は、現代社会において不可欠のものとなっています。
そこで本講義では、日本を代表する監査法人の幅広い業務を受講生の皆さんに理解してもらい、それによって会計に関連するビジネスパーソンとしての将来を考えていくうえで、必要な知識を修得することを目的としています。
到達目標
会計に関連する専門的なニュースなどについて、理解し、ディスカッションできるようになる。
授業計画と内容
内容および順番は各回にご担当いただく講師によって変更となる可能性があります。詳細は初回授業にて説明します。
第1回 「監査を巡る環境変化と次世代監査の展望」
・将来のデジタル化社会においても拡大する監査法人への期待と会計士の役割について講義
第2回 「開示制度・監査制度を巡る最近の動向」
・日本と海外の制度を比較し、日本の制度の課題と最近の動向(重複開示の回避、記述情報の拡充、KAMへの対応等)について講義
第3回 「一般的な上場会社に対する監査実務」
内容および順番は各回にご担当いただく講師によって変更となる可能性があります。詳細は初回授業にて説明します。
第1回 「監査を巡る環境変化と次世代監査の展望」
・将来のデジタル化社会においても拡大する監査法人への期待と会計士の役割について講義
第2回 「開示制度・監査制度を巡る最近の動向」
・日本と海外の制度を比較し、日本の制度の課題と最近の動向(重複開示の回避、記述情報の拡充、KAMへの対応等)について講義
第3回 「一般的な上場会社に対する監査実務」
・監査実務の流れ、内部統制監査と会計監査の関係、リスクアプローチ、グループ監査等について講義
第4回 「IPOアドバイザリーの実務」
・ショートレビューから上場までの流れと各フェースにおける典型論点について講義
第5回 「アカウンティングアドバイザリー業務の概要」
・企業のCFO等が抱える課題や外部(会計)専門家へのニーズや期待、それに対するアカウンティングアドバイザリー業務の実務の概要について講義
第6回 「IFRS導入アドバイザリーの実務と主要論点の概要」
・IFRS GCSを題材に会計アドバイザリー業務の進め方とIFRSの主要論点について講義
第7回 「M&A関連アドバイザリーの実務1/2」
・PMIを題材にProcess & Informationアドバイザリーの実務について講義
第8回 「M&A関連アドバイザリーの実務2/2」
・デューデリジェンスとバリュエーション業務の実務について講義
第9回 「事業再生アドバイザリーの実務」
・事業再生実務について、会計・税務の観点から公認会計士の役割および役割期待を講義します。
第10回 「パブリックセクターの監査とアドバイザリー業務の実務」
・パブリックセクター監査の特徴と空港コンセッション導入支援など具体的事例を題材にパブリックセクターに対するアドバイザリー業務の実務について講義
第11回 「銀行業の会計や監査の特徴」
・銀行の概要とともに一般事業会社と比較しながら会計や監査の特徴について講義
第12回「保険業の会計や監査の特徴」
・保険会社の概要とともに一般事業会社と比較しながら会計や監査の特徴について講義
第13回 「金融業に対するアドバイザリーの実務」
・Fintech/Web3.0規制遵守等の金融特有のアドバイザリーの実務について講義
第14回 「まとめ講義」
・全13回の講義を振返り、社会の期待に応えるために拡大して来た監査法人・会計事務所の実務と、将来の展望について講義
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出/その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
普段から実際の企業のニュース等に着目してください。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
---|---|---|
レポート | 100 | 毎回の授業後に、授業内容の要約や質疑内容についての小レポートにより評価します。 評価基準:会計や監査についての基礎知識を理解した上で、それを現代社会のニーズとの関連から説明できるかを評価します。 質疑応答についても加味します(質問者は小レポート内で追加レポートの上加点)。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
ディスカッション、ディベート
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
その他
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
授業資料などをオンライン上で配布・配信
実務経験のある教員による授業
はい
【実務経験有の場合】実務経験の内容
講座の特性上、原則、毎回の講師全員が、会計関連実務の最前線で活躍されている専門家です。
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
講義の特性上、毎回、会計関連実務の最前線のテーマを扱います。
テキスト・参考文献等
なし
その他特記事項
特別なソフトウェアなどは使用しない。