シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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スポーツ・ビジネス・プログラムB2(スポーツ・ビジネス・チャレンジ演習Ⅰ/SBC演習Ⅰ)明治安田生命寄付講座 | 2024 | 春学期 | 金5 | 商学部 | 関根 正敏 | セキネ マサトシ | 2~4年次のみ | 2 |
科目ナンバー
CM-OM3-01XS
履修条件・関連科目等
2019年度以降入学生対象の事前登録科目です。
スポーツ・ビジネス・チャレンジ演習・実習Ⅰ・Ⅱはセット履修科目です。
プログラム履修宣言は「SBP(スポーツ・ビジネス・プログラム)」に自動で登録されます。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
<テーマ>
スポーツによる地域活性化プロジェクトの推進
?府中市にフォーカスし、地域貢献に向けた学生企画を展開する!?
<概要>
この授業では、Project Based Learning(PBL:課題解決プロジェクトに基づく学習)という形式で、スポーツビジネスの具体的な手法について学習していきます。受講生たちが中心となり、1つのプロジェクトを実際に企画・運営しながら、スポーツやそのマネジメントの特性についての理解を深めたり、ビジネスを円滑に進める上で必要となる社会的スキルを身につけていきます。
この授業では、府中市に根付いた地域スポーツクラブ「NPO法人府中アスレティックフットボールクラブ」と連携し、共同プロジェクトを実施していきます。同クラブは、地域にしっかりとしたネットワークを張りながら事業を展開しており、着実に地域貢献を進める貴重なフィールドです。またクラブだけでなく、行政機関やNPO、民間事業者など、具体的に、受講生は、例えば、「地域の資源をフル活用した多主体協働型の地域連携プロジェクト」や「クラブの魅力を活かした中山間地域のまちづくり方策」、「府中が抱える水害問題への対策につながる防災×スポーツ」など、地域の活性化に繋げる協働プロジェクトを実施します。
プロジェクトの推進に際しては、①拠点地域や関連組織のプロファイリング(地域課題の特定)、②プロジェクトのプランニング、③拠点地域でのフィールドワーク(プロジェクト実施体制の構築)、④プロジェクトの実施、⑤プロジェクトの事後活動というステップを踏み、その過程で様々なトライアル&エラーを繰り返しながら、スポーツビジネスの実践にチャレンジしていきます。また、プロジェクトの前段階として、スポーツビジネスの基礎理論の習得や最新動向の把握といった学習も欠くことができませんので、専門書や学術論文の購読も積極的に行います。
なお、この科目は下記の4つの授業をセットで履修することが必須の科目となります。
・SBC演習Ⅰ(春学期:金曜5限)
・SBC実習Ⅰ(夏季休業:集中授業)
・SBC演習Ⅱ(秋学期:金曜5限)
・SBC実習Ⅱ(冬季・春季休業:集中授業)
※この4つの授業で、上記①?⑤の学習プロセスを実施していきます
科目目的
プログラム科目に設置されたPBL型の科目は、商学部アドヴァンスト科目に位置付けられていることから、様々な分野において、多様性を理解・尊重し、柔軟な適応力・総合的な判断力・確かな実践力を身に付け、他者と協働する力を養うことを目的とします。
プロジェクトを実際に企画・運営することを通じて、スポーツやそのマネジメントの基本的な特性についての理解を深めるとともに、ビジネスを円滑に進める上で必要となるソーシャル・スキルを培うことを目的とします。
到達目標
1.総合型地域スポーツクラブの拠点地域(府中市)や関係機関が抱える諸問題について、その問題の原因を考えることで、地域社会やスポーツプロジェクトに対する理解を促進するとともに、解決すべき課題の発見能力を養う。
2.自ら情報を収集・分析し、自由な発想に基づくアイデアを加味したうえで現実的な解決策を考案し、それを実現するためのプロセス創りを通じて、課題の解決能力を養う。
3.課題の解決に向けて、周囲の人々や状況をよく理解し、協力者を得ることができるように行動する力、および相互に協力しあう態度を養う。
授業計画と内容
【SBC演習Ⅰ:春学期金曜5限】
1.オリエンテーション:授業の概要確認/チームビルディング
2.特別講演:NPO法人府中アスレティックフットボールクラブの理念・ビジョン
3.課題提示:学生への課題の提示
4.スポーツ・ビジネスの理論研究:先行研究のレビュー/事例研究/理論の応用可能性
5.フィールドワーク:府中市での関連機関の訪問/ヒアリング/課題発見
6.クラブの経営条件・経営環境の分析:ヒアリング/資料分析/フィールドワーク
7.拠点地域のプロファイリング:ヒアリング/資料分析/フィールドワーク
8.中間報告会:授業内での報告会
9.プランニング①:理念設定/ロジックモデルの作成
10.プランニング②:プロジェクトの実施内容の検討/タスク整理
11.プランニング③:ステークホルダー分析
12.プランニング④:関係者へのヒアリング
13.プランニング⑤:プレゼンテーション資料の作成
14.春学期最終報告会(SBC演習Ⅰ)
※月1回程度で府中市内の連携機関の会議室にて授業を実施する。
【SBC実習Ⅰ:夏季集中】
1.オリエンテーション
2.SBC演習Ⅰの振り返り
3.グループ・ミーティング:フィールドワークの実施計画
4.拠点地域でのフィールドワーク①:NPO法人府中アスレティックFC
5.拠点地域でのフィールドワーク②:行政機関の担当課
6.拠点地域でのフィールドワーク③:民間の関連機関
7.拠点地域でのフィールドワーク④:まち歩き
8.中間報告会:授業内での報告会
9.プランのリファイン①:理念・達成目標・ロジックモデルの再検討
10.プランのリファイン②:実施内容の確定
11.プランのリファイン③:実施体制・協力組織との調整
12.プランのリファイン④:関係者へのヒアリング&調整活動
13.プランのリファイン⑤:事業計画・広報計画・資金計画・評価計画
14.夏季休業最終報告会(SBC実習Ⅰ)
※フィールドワークを基本に進める。また府中市内の連携機関の会議室等で授業を実施することもある。
【SBC演習Ⅱ:秋学期金曜5限】
1.オリエンテーション
2.SBC実習Ⅰの振り返り
3.プランの最終確定①:理念・達成目標
4.プランの最終確定②:実施内容
5.プランの最終確定③:実施体制・協力組織
6.プランの最終確定④:事業計画
7.プランの最終確定⑤:広報計画
8.プランの最終確定⑥:資金計画
9.プランの最終確定⑦:評価計画
10.プランの最終確定⑧:関係者へのプレゼンテーション
11.プロジェクト実施準備①:資料作成
12.プロジェクト実施準備②:広報素材の準備
13.プロジェクト実施準備③:実施体制・協力組織との調整
14.秋学期最終報告会(SBC演習Ⅱ)
※月1回程度で府中市内の連携機関の会議室にて授業を実施する。
【SBC実習Ⅱ:冬季・春季集中(+秋学期の土日)】
1.オリエンテーション
2.SBC演習Ⅱの振り返り
3.拠点地域での実習①:広報活動/参加者募集/参加者対応
4.拠点地域での実習②:プロジェクト運営(準備)
5.拠点地域での実習③:プロジェクト運営(実際に運営)
6.拠点地域での実習④:プロジェクト運営(振り返り)
7.拠点地域での実習⑤:参加者アンケートの配布・回収
8.事後活動①:成果と課題の分析
9.事後活動②:報告レポートの作成
10.事後活動③:関係機関への報告
11.事後活動④:次年度の受講生の募集
12.事後活動⑤:引き継ぎ資料の作成
13.事後活動⑥:次年度の受講生への引き継ぎ
14.最終報告会
※秋学期の週末や冬季・春季休業を活用して授業を実施する。
授業時間外の学修の内容
その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
授業時間外での情報収集や文献講読に加えて、グループごとのサブゼミ、学外でのフィールドワークなどの活動が必須です。
また受講生は、定期的に開催する府中市内での関係機関とのミーティングに出席することが求められます。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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レポート | 20 | 期末レポートを課します。スポーツにまつわるプロジェクトを推進する現場で求められる社会的スキルの重要性に気づき、その涵養に向けて計画的に自己の研鑽に取り組んだか、そうした視点から評価します。 |
平常点 | 60 | 「ディスカッションやフィールドワークでの実施状況」や「情報収集や資料作成のクオリティ」、「報告・連絡・相談など適切なコミュニケーション」など、グループワークへの参加状況によって評価をします。 |
その他 | 20 | 企画プレゼンテーションを課します。連携先のクラブや拠点地域が置かれたコンテクストを理解しながら、スポーツの持つ特性を活かしたプランが企画できているか、という視点から評価をします。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
その他
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
授業時間内で講評・解説するとともに、定期的に実施するサブゼミのミーティングのなかで、適宜、フィードバックを行う
アクティブ・ラーニングの実施内容
PBL(課題解決型学習)
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
その他
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
SlackやGoogleドライブ、Zoomなどを活用し、リモート環境下でも円滑なコミュニケーションを図りますので、そうした共同作業に短時間で適応することが必要です。
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
〔テキスト〕〔参考書〕
授業内で適宜、案内をします。
その他特記事項
〔募集人数〕
30名
〔募集方法〕
〇レポート
〇面接試験
[注意事項]
〇受講者をいくつかのグループに分け、PBL(課題解決型学習)形式のアクティブ・ラーニングとして実施します。受講者は受け身の姿勢で臨むことはできず、チームのタスクに対して積極的に関わることが求められます。
〇授業時間外の学習として、学術的・実務的な図書の講読や、地域社会の現状・課題に関するリサーチ、班別の企画ミーティングなど、自ら進んで学習を進めることになります。
〇SlackやGoogleドライブ、Zoomなどを活用し、リモート環境下でも円滑なコミュニケーションを図りますので、そうした共同作業に短時間で適応することが必要です。
〇SBC実習Ⅰ・Ⅱの実習については、長期休業中だけでなく秋学期の週末等に実施する場合が想定されます。不安な点がありましたら、教員まで相談ください。
[ソフトウェア]
ソフトウェアの利用なし
参考URL
【SBC演習関根ゼミナール】
〇公式ホームページ:https://fuchu-planet.jp/organizations/588
<佐久穂プロジェクトSNS>
Twitter:https://twitter.com/fuchu394chuo
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