シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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演習Ⅰ | 2024 | 春学期 | 火5 | 商学部 | 櫻井 康弘 | サクライ ヤスヒロ | 3年次のみ | 2 |
科目ナンバー
CM-IF3-11XS
履修条件・関連科目等
3年次配当の事前登録科目です。
演習Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・Ⅳ・論文はセット履修科目です。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
〔テーマ〕
会計情報システムの研究
企業会計の機能と構造を情報技術の観点から考察する領域が会計情報システム論です。近年では個人事業主や中小企業から大企業までほとんどすべてが会計業務をコンピュータで運用しており,情報技術の進展に伴って会計情報システムは企業の情報システムの中枢機能を果たすようになっています。本演習では,会計情報システムの基本的な仕組みを研究するとともに,企業におけるその運用の実態を整理し,会計情報システムの課題や方向性について研究していきます。その研究過程においては,会計ソフトや業務管理ソフト,あるいはExcelやAccessを操作して会計情報システムの理解を深めていきます。
[3年次]
会計情報システム論の分野は,多くの分野と関連します。基本的な知識がないままに研究に当たることは好ましくありません。したがって,3年次では,会計情報システム論に関連する会計学の基礎理論や情報システムについての基礎理論・技術の習得を目的とします。
[4年次]
4年次では,各自の研究テーマを設定し,研究し,卒業論文を作成します。
科目目的
● 本演習は,カリキュラム上の分野別専門科目(会計系)として位置付けられていることから,本演習の研究を通じて,学生が会計と情報システムとの関係に対する認識を深めるとともに,会計情報システムに対する基礎的な知識を習得することを目的としています。
● 具体的には,会計測定をどのように情報システムに適用するのか,実際の企業では会計分野にどのように情報技術を適用しているのか,情報技術の適用水準が会計情報システムの構築と運用にどのような影響を及ぼしているのかなどを研究することを目的としています。
● 本演習は、学生が学位授与の方針で示す「基礎知識・技能」を修得することを目的とすることはもちろんのこと,議論への参加や課題解決への取り組みなどを通じて「適応力・判断力・実践力」や「主体的学修能力」を修得することも目的とします。
到達目標
本演習では,会計と情報システムとの関係を適切に理解することに加えて,様々な活動を通じて前に踏み出す力,考え抜く力,チームで働く力を身に付けることを目標とします。具体的には,次のことができるようになることを目標とします。
● 会計情報システム論の機能と構造を説明できる。
● 会計情報システム論の今日的な課題について説明できる。
● 表計算ソフトや会計ソフトを使って会計情報を処理できる。
授業計画と内容
[3年生](春学期)
第1回 ガイダンス
第2回 企業活動と会計
第3回 企業活動と会計測定
第4回 マネジメント・サイクルと会計機能
第5回 総勘定元帳システム
第6回 取引処理システムのタイプ
第7回 取引処理システムのタイプと損益計算方法
第8回 統合型の取引処理システム
第9回 原価計算システム
第10回 予算編成システム
第11回 業績評価会計システム
第12回 意思決定支援システム
第13回 CVPシミュレーション・モデル
第14回 総括
[3年生](秋学期)
第1回 ガイダンス
第2回 会計システムモデルの設計(グループ)
第3回 会計システムモデルの構築(グループ)
第4回 会計システムモデルの運用(グループ)
第5回 会計システムモデルの報告(グループ)
第6回 会計システムモデルの設計(個人)
第7回 会計システムモデルの構築(個人)
第8回 会計システムモデルの運用(個人)
第9回 会計システムモデルの報告(個人)
第10回 会計情報システムのフレームワーク
第11回 情報技術の進展と会計情報システム
第12回 会計情報システムのタイプ
第13回 経営環境や会計基準の会計情報システムへの影響
第14回 総括
[4年次](春学期)
第1回 ガイダンス
第2回 会計情報システム論の論点整理
第3回 会計情報システムの今日的課題:情報技術
第4回 会計情報システムの今日的課題:企業の国際化
第5回 会計情報システムの今日的課題:会計基準
第6回 研究課題の検討
第7回 研究課題の報告
第8回 資料収集と内容検討
第9回 資料の考察
第10回 研究課題の中間報告
第11回 研究課題の再検討
第12回 研究課題の報告
第13回 卒業論文のテーマ検討
第14回 総括
[4年次](秋学期)
第1回 ガイダンス
第2回 論文テーマ報告
第3回 論文構成の報告
第4回 資料の収集と確認
第5回 論文内容の検討
第6回 論文内容の報告
第7回 論文内容の再検討
第8回 論文前半部分の報告
第9回 論文前半部分の再検討
第10回 論文後半部分の報告
第11回 論文後半部分の再検討
第12回 論文の最終報告
第13回 論文の最終確認
第14回 総括
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
毎回の予習と復習が必要です。
演習では,自主的かつ積極的な行動が要求されます。議論への積極的な参加はもちろんのこと,サブゼミや合宿などへの参加も要求されます。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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平常点 | 100 | ●成績評価方法 ゼミへの貢献度(発言,課題消化,課題内容)によって評価します。 ●成績評価基準・評価の配分等 発言30%,課題消化40%,課題内容30% |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
提出された課題に適宜コメントを付けて返却します。
アクティブ・ラーニングの実施内容
PBL(課題解決型学習)/ディスカッション、ディベート/グループワーク/プレゼンテーション/実習、フィールドワーク
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
その他
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
会計ソフト,業務管理ソフト,表計算ソフトを実際に操作して会計情報システムの設計と運用について理解を深めます。
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
河合久他(2021)『コンピュータ会計基礎(改訂版)』創成社
河合久他(2010)『コンピュータ会計システム入門』創成社
河合久他(2002)『会計情報システム(改訂版)』創成社
その他は随時指示します。
その他特記事項
[募集人数]
15名
[募集方法]
面接
[国外実態調査]
実施しない
[利用するソフトウェア]
PCA会計DX システムB (会計ソフト)
PCA商魂・商管DX システムB (販売管理・仕入・在庫管理ソフト)