シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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スポーツ科学(栄養学とスポーツの科学) | 2024 | 秋学期 | 月2 | 商学部 | 石川 三知 | イシカワ ミチ | 1~4年次配当 | 2 |
科目ナンバー
CM-HS1-75XL
履修条件・関連科目等
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
この講義では、体の仕組みと栄養素・食べ物の関係について学びます。
具体的には、日常の食生活の整え方(食事や食材の選び方)、運動(一般運動・競技スポーツ)時の栄養摂取などを講義します。
昨今、食事の仕方や内容、各種サプリメントの摂取など、幾多の情報があふれています。
その中で、どう考え、何を選ぶべきか迷ったり、試してみたものの思うような結果を体感できない場合もあるのではないかと推測します。
体の原理原則(仕組み)を理解し、栄養素が確実に体内で働く食べ方や調理方法、サプリメントの考え方や選択方法を学ぶことによって
受講生の皆さんが、自分にとって何が最善なのかを判断できるように、この講義が一助となれば幸いです。
科目目的
リベラルアーツ科目として位置付けられている、本科目(栄養学とスポーツの科学)では
本授業の受講を完了した後に、自らがより良い食生活を整えられるようになり
健康運動、または競技スポーツのトレーニングなどの結果に繋がる、考え方や知識の習得を目的とします。
到達目標
その時の自分にとって、何をどのように食べることが良いのか選択・判断ができるようになること。
食事メニューの組み合わせなどを考えられるようになること。
その結果として、より、自分の能力が発揮できる心身を整えられるようになること。
これらに必要な知識の習得が到達目標です。
授業計画と内容
第1回 ガイダンス・「食べる」意味について
第2回 体の部位と栄養素の関係・骨
第3回 体の部位と栄養素の関係・筋肉
第4回 体の部位と栄養素の関係・血液
第5回 体の部位と栄養素の関係・神経
第6回 体の仕組みと栄養素の関係・消化吸収、代謝
第7回 体の仕組みと栄養素の関係・睡眠、脳
第8回 栄養素について・たんぱく質、炭水化物
第9回 栄養素について・ビタミン、ミネラル
第10回 栄養素について・油脂、フィトケミカル
第11回 運動と栄養の関係・運動直前、運動中、運動直後の栄養摂取
第12回 運動と栄養の関係・トレーニングに合わせた栄養摂取(筋力、持久力、スピード)
第13回 運動と栄養の関係・トレーニングに合わせた栄養摂取(体重・体脂肪の増減、試合時)
第14回 講義総括、レポート(課題)の解説
授業時間外の学修の内容
その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
本授業で学ぶ内容は、日常生活に直結する内容です。
また、学んだことを実施することで、各自の体(健康度・競技力)を高めていく目的があります。
各自、日常生活のリズムの整え方や食事方法、運動(トレーニング)に合わせた栄養摂取を試みることが、習熟度を深めます。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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レポート | 20 | 下記を参照して下さい |
平常点 | 80 | 下記を参照してください |
成績評価の方法・基準(備考)
本授業は平常点を重視します。
授業内での小テストを実施します(80%)ので、授業への参加のみではなく、講義内容の理解が重要になります。
また、レポートは期末に近い時点で実施します。これは講義を通じて学んだことをもとに、出されたテーマ(課題)についての作成と提出を課します。
これらを点数化し、中央大学の基準に沿って成績を判定します。
詳細については、初回ガイダンス時にお伝えを致します。
課題や試験のフィードバック方法
授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
実習、フィールドワーク
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
はい
【実務経験有の場合】実務経験の内容
トップアスリート(五輪や世界選手権の日本代表選手・プロ選手)を多種目に渡りサポートの経験があります。
主なサポート内容は
体組成や血液検査の結果や、トレーニング内容に合わせた食事と栄養指導です。
海外合宿や試合に帯同する際は、実際に、現地で食材調達と調理をして食環境を整えます。
その他、スポーツ整形外科の栄養管理部門として、一般健康運動の継続を目指す方への栄養指導も行っています。
現在は、J1プロサッカーチームのスタッフとしても活動中です。
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
現時点で、トップアスリートに対して行っている栄養指導、献立作成のもととなる考え方をもとに
本授業を進めていきます。
実務経験者(フィールドワーカー)の特徴として
今も進化しつつある、運動や栄養、食事について、同じフィールドで働く他の専門職(医師・理学療法士・トレーナー・心理学者・指導者・選手)と意見交換をしたり、学び会える店があります。
机上論ではなく、実際に行っていること、行ってきたことを授業内で伝えます。
現代を健康的に生活するための工夫と知恵を学んでください。
実際に、私自身が海外など不便な環境で食材調達や調理を行なってきたので
そのスキル、アイデアは学生の皆さんの実際の生活に役立つと思われます。
テキスト・参考文献等
テキスト購入の必要はありません。
必要に応じて、レジュメその他の資料配布、参考書籍の紹介を実施します。
その他特記事項
ソフトウエアの使用はありません