シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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スポーツ科学(スポーツ経営学) | 2024 | 秋学期 | 月3 | 商学部 | 澤井 和彦 | サワイ カズヒコ | 1~4年次配当 | 2 |
科目ナンバー
CM-OM1-03XL
履修条件・関連科目等
2015年度~2018年度入学生対象のWeb登録科目です。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
本講義では、スポーツ中核企業であるプロスポーツクラブ、リーグ、競技団体などのスポーツ組織および、あるいはわが国独特の仕組みである学校スポーツ、大学スポーツ、企業スポーツの制度、さらにはトップアスリートのキャリアについて、経済学等の理論とデータに基づいて解説する。また、近年興隆しつつあるeスポーツについても解説する。
本講義では、まずmanabaにてテキストを配布するので、受講生は講義前にそれらを熟読し、講義までに内容に関する質問・コメントを投稿し、講師が対面で各回のテーマについての要約講義と受講生からの質問やコメントに回答しつつ、各回のテーマについてディスカッションする形式をとる。
科目目的
この科目は、カリキュラム上のリベラルアーツ科目自然科学系として位置付けられていることから、この科目での学習を通じて、学生がスポーツ経営に対する認識を深めるとともに、その基礎的な知識を習得することを目的としている。
とくに本講義では、スポーツ産業の中でも中核的な役割を果たしている、プロダクトとしての「スポーツ」を供給する「スポーツ中核産業・スポーツ中核企業」の経営の構造と特徴について、理論やエビデンスにもとづいて理解する。対象とする産業は、プロスポーツや企業スポーツ、学校スポーツ、地域スポーツといったスポーツを支える諸制度におけるスポーツ組織の経営である。また、産業の中核的な人材であるアスリートのキャリア形成や、近年勃興しつつあるeスポーツについてなど、クリティカルかつ建設的に議論するための基礎的な理論を学ぶ。
到達目標
1 プロスポーツのプロダクトの特徴と可能性、それに伴う経営課題について、理論とエビデンスにもとづいて理解する。
2 プロスポーツクラブ・球団経営の特徴と課題について、理論とエビデンスにもとづいて理解する。
3 スポーツリーグ経営がなぜ必要か、またその手法について理論とエビデンスにもとづいて理解する。
4 プロ野球やJリーグといった日本のプロスポーツ経営の特徴と課題について、理論とエビデンスにもとづいて理解する。
5 トリプルミッションモデルを用いて競技団体経営の課題解決についての議論できる。
6 大学スポーツの制度設計について理解し、論理的に議論できる。
7 企業スポーツの制度設計について理解し、論理的に議論できる。
8 人的資本理論に基づいてアスリートのキャリア形成の課題を理解し、論理的に議論できる。
9 eスポーツの経営課題について理論的に理解し、論理的に議論できる。
授業計画と内容
1.ガイダンス
2.スポーツ産業の定義と構造
・スポーツ産業とは
・参加型スポーツ産業と観戦型スポーツ産業
・スポーツ活動生産セクターの制度
3.プロスポーツの経営
・プロスポーツの定義
・プロスポーツの誕生
・プロスポーツの組織
4.スポーツリーグの経営
5.JリーグとJクラブの経営
6.プロ野球とプロ野球球団の経営
7.競技団体の経営
・サッカー協会のトリプルミッションモデル
8.学校スポーツ(運動部活動)
9.大学スポーツの経営
10.企業スポーツの経営
11.アスリートのキャリア(1)
・アマチュア・セミプロアスリートのキャリア -企業スポーツの衰退とアスナビー
・プロ野球選手とJリーガーのキャリア
12.アスリートのキャリア(2)
・人的資本理論とデュアルキャリア論
13.eスポーツの経営
14.総括・到達度確認 ースポーツ経営の可能性と課題ー
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
新聞、雑誌、テレビ、インターネットなど、スポーツの経営に関する情報収集のツールやメディアを紹介するので、日常的な情報収集を心がけること。
可能な限りスポーツ観戦し、講義で学んだことを現地で確認することをお勧めします。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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期末試験(到達度確認) | 40 | ・合格基準は40点満点中20点です。原則としてそれ以下は不合格となります。レポートをすべて提出したからかならず合格するというわけではありませんのでご了承ください。 ・試験時間は30分です。 |
レポート | 60 | ・テキストの内容を踏まえ、クリティカルな視点でスポーツビジネスについて考え、議論できるかどうかが問われます。また、テキストの内容をよく読めばわかること、ググればわかるようなことは質問しないこと。 ・言うまでもなくレポートはすべて提出すれば満点(60点)というわけではありません。 |
成績評価の方法・基準(備考)
・成績提出後によくあるクレームで、「レポートをすべて提出して試験を受けたのになぜAでないのか」というのがありますが、そういうことではありませんのであらかじめご了承ください。
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
テキストに対する質問については講義内でできるだけフィードバックする。
試験では解答用紙回収後に試験問題の解説を行う。manabaでもフィードバックする。
アクティブ・ラーニングの実施内容
実施しない
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
manabaでテキストと資料・参考文献を提示します。
その他特記事項
ソフトウェアの利用なし。
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