シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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ベーシック演習Ⅰ | 2024 | 春学期 | 月3 | 商学部 | 菅野 洋介 | カンノ ヨウスケ | 1年次配当 | 2 |
科目ナンバー
CM-AD1-01XS
履修条件・関連科目等
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
毎回、実際の企業活動のケース(事例)を取り挙げ、皆でディスカッションを行いながら、企業の活動や経営学に関わる理論や概念を学びます。
さらに、学んだ理論や概念をもとに、世の中のさまざまな経営学的現象について考えていきます。
また本演習では、グループで自分たちで題材となるケース(事例)を選んでもらい、そのケース(事例)についての情報を調べて整理・分析し、発表していただきます。
そして、各発表について皆でディスカッションすることで、ケース(事例)やそれにかかわる理論や概念についての理解を深めていきます。
科目目的
この科目は、カリキュラム上の「商学部スタンダード科目」として位置づけされています。この科目は、人文・自然・社会科学の幅広い分野にわたって設定された多様なテーマについて、討論・発表等を通じて大学生にふさわしい学修技法と研究のための基礎的能力を養うことを目的としています。
本演習の目的は、企業の戦略、組織、マーケティングなどに関わる事例(ケース)の研究を通じて、経営学を学ぶ面白さや意義を知ることです。
到達目標
本演習では、ケーススタディ(事例研究)を通じて、主に以下の4点を目標に学んでいきます。
①企業の活動や経営学的な現象を理解する
②経営学に関わる代表的な理論や概念を理解する
③大学生としての学びを深める基本的な姿勢やスキルを習得する
④経営学を好きになる
授業計画と内容
1.オリエンテーション:授業の目的と進め方、担当割当など
2.サントリー:マーケティングの基本概念
3.ロッテ:マーケティングミックス
4.カルビー:製品のマネジメント
5.明治:価格のマネジメント
6.P&G:広告のマネジメント
7.資生堂:チャネルのマネジメント
8.あさひ:戦略とは
9.シャープ:業界の構造分析
10.トヨタ自動車:環境分析
11.新日本プロレス:競争戦略のマネジメント①
12.スターバックス:競争戦略のマネジメント②
13.本田技研工業:製品ライフサイクル別戦略
14.アサヒビール:市場地位別戦略
15.ソニー:事業戦略①
16.富士フイルム:事業戦略②
17.ワタミ:成長戦略
18.キヤノン:多角化戦略
19.任天堂:経営資源と能力
20.サントリー:資源展開
21.本田技研工業:グローバルマネジメント
22.パナソニック:マクロ組織のマネジメント
23.未来工業:ミクロ組織のマネジメント
24.パタゴニア:組織文化
25. コマツ:企業変革
26.メルカリ:スタートアップ
27.竹中工務店:ファミリービジネス
28.まとめ:経営学を学ぶ意義を考える
※授業内容や取りあげるケースは、受講生の興味・関心や理解度に応じて変更することがあります。
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
毎回取り上げるケース(事例)を記述したテキストの資料を、必ず事前に読んできていただきます。
そのうえで、各ケース(事例)についての疑問点や皆でディスカッションしたい論点を整理してきていただきます。
発表担当のグループは、担当のケース(事例)についてのテキストはもちろん、その企業や製品・サービスについて自分たちで調べ、それを資料にまとめてきていただき、プレゼンテーションをしていただきます。
授業終了後は、毎回、その回の事例研究から得られた発見や学びについてまとめたレポートを提出していただきます。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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レポート | 30 | 毎回、授業の内容に関わるレポートを提出していただきます。レポートでは、ケーススタディを通して経営学に関わる諸理論や諸概念を理解できているか、学んだ理論・概念を基に、企業や社会で起きている現象を洞察する力が身についているのかを評価します。 |
平常点 | 70 | 授業への参加、ディスカッションへの参加と貢献、ケース発表の質(ケースの調査が、目的に適した方法で詳細に行われているか、ケース内容の分析が精緻に行われているか、発表資料が適切に作り込まれているか、他の受講者が理解できるよう発表が工夫されているか、など)などを踏まえて、総合的に評価します。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
ディスカッション、ディベート/グループワーク/プレゼンテーション
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
〔テキスト〕
ケース(事例)の資料は、演習内で適宜配布します。
〔参考書〕
井原久光・平野賢哉・菅野洋介・福地宏之(2013)『経営学入門キーコンセプト』、ミネルヴァ書房
その他特記事項
ソフトウェアの利用なし